社員プロフィール

「話しやすい!初めて会った気がしない」といわれる、店長の小原巧です。

「初めて会った人に、友達感覚で話せるって、すごい強みだよね」と笑顔になっていただけると、うれしいです。
そのために、いつでも気軽に相談してもらえるように心がけています。

なぜ、わたしが「思いやり」を使命として掲げているのか、
聴いていただけますか?

「ばあちゃん、そっちにいくから」

わたしは、両親が共働きで、毎日一人で留守番をしていました。

小学一年のある日、学童保育から帰って一人で留守番をしていると、鹿児島のばあちゃんから、電話がかかってきました。

さびしかったわたしは、思わず泣き出してしまいました。

すると、
「ばあちゃん、そっちいくから」
といってくれました。

その後、ばあちゃんは、鹿児島から東京に引っ越してきてくれたのです。

アパートの二階が、我が家。一階が、ばあちゃんの家。学校から一目散に帰ると、ばあちゃんの家に行きました。ばあちゃんと一緒に時代劇を見ることが楽しみでした。

「お父さんのバイク姿、かっこいい」

お父さんは、優しくて、かっこよくて、チカラ持ち。あまりしゃべらず、ほとんど怒られたことがありません。

友だちからも
「たくみのお父さん、かっこいいなぁ」
と言われる父親です。

会社に行くとき、バイクに乗っているお父さんの姿が、「かっこいい!」と思っていました。

「自分も乗りたいなぁ」と強く思ったのです。

お父さんは、車やバイクに詳しくて、よく一緒に雑誌を見ていました。わたしが、駐車場に並んでいる車の名前を一台一台、「これ、なんていう車?」と聞くと丁寧に答えてくれる。お父さんに車の名前を教えてもらいながら覚える時間がとても楽しかったのです。

「今は大人しいけど、人って急に変わるから」

小学校4年生のとき、東京の小平市から埼玉県の朝霞市に転校しました。そのころから、自分から話しかけられなくなったのです。

人見知りで、恥ずかしがり屋。なかなか友だちも作れない。クラスが変わったりしても、自分からは話しかけられない。

「もう少し自分から話せたら楽しいんだろうなぁ。」

友だちの楽しそうな輪を見ながら、一人で思っていました。

それでも、中学の塾の先生が親子面談のときに話してくれた言葉に、とても勇気づけられたのです。

「今は大人しいけど、人って、急に変わるからねぇ。心配しなくても大丈夫ですよ。」

その後、18歳で職につきました。話すのが苦手だったので、話をしなくてもいい倉庫でのバイトを選びました。その後、23歳のときに車が好きだったので、トラックの運転手になりました。

ところが、ある日、コンビニ寄ったとき、自分から店員の男の子にいろいろ話しかけていたのです。

「あれ? 話せるなぁ...なんか、すごいしゃべれるなぁ。」

自分でも、しゃべれた自分に驚いていました。そして、「塾の先生がいってたこと、本当だった」とうれしくなったのです。

「初めてのお客さん。まったく、しゃべれなかった」

トラック運転手のときケガをして、2ケ月ほど休んでいるときがありました。将来にも不安があり、タウンページを見て職を探していました。そのとき、今の会社がふと目に留まったのです。車が好きだったので、「車屋もいいかな」と。

両親に話をすると、「話すの苦手なんだから、やめた方がいいんじゃないか」と言われました。わたしは、しゃべれるようになったことで、「接客もいいかもしれない」と思うようになっていたのです。

両親の反対はあったのですが、「やってみないと、わからない」という気持ちで、今のラインアップに入社しました。

入社後、店長から「ちょっとお客さんの対応やって。」と言われました。初めての接客。初めてのお客さん。まったく、しゃべれず、終始無言。まったく仕事は決まらず、社長からも「なんで決まらないんだ」といわれ、つらい日々が続きました。

また、26歳で店長に抜擢され、人を育てることでも一人で悩んでいました。部下がなかなかいうことを聴いてくれなかったり、商談が立て込んだとき、ついつい冷たい、そっけない態度をとってしまうことがありました。

自分は、人一倍、冷たくされたりそっけない態度をされることがいやなのに...

「なぜ、わたしが『思いやり』を使命と掲げているのか?

32歳のとき、先輩の営業マンを見て、「お客さんと打ち解けるのがうまいなぁ」と感心していました。よく見ると、お客さんに気づかいをして、合わせているのです。お客さんが興味のあることやお子さんのことなど、ずけずけと聞いていました。

お客さんに合わせたかと思うと、自分のこともあけすけに話す。そのことで、客さんがしゃべりやすい雰囲気を作っていました。

そんな先輩の姿を見ると、しゃべるのが苦手だと、自分のことばかり考えている自分に気がつきました。

「まじめなのは元々だけど、堅いなぁ...」

わたしは、先輩営業マンのように、お客さんへの気づかいや思いやりの気持ちが欠けていたのです。

わたしがさびしい気持ちを察して、「そっち行くから」と言ってくれた、ばあちゃんのやさしい思いやり。

「これ、なんていう車?」というわたしの質問に、丁寧に答えてくれたお父さんの人への思いやり。

そんな思いやりが欠けていることに気づきました。

そこから、わたしは、「思いやり」を使命と掲げることにしました。

「思いやり」を使命と掲げることで、お客さんとの関係も少しずつ変わっていきました。

お客さんがしゃべりやすい話はなにか?と探るようにしたり、自分自身のこともオープンに話すようにしました。特に、お客さんとわたしの共通点を見つけて話しをすると、お客さんも打ち解けてくれるのです。

「いろいろ教えてもらって、『優しいな』と思ったんですよね。」

「一日で決めるつもりなかったんですけど、小原さんの対応に安心しきってしまって。」

「話しやすいっていうのが一番だよね。初めて会った人に友達感覚で話せるって、すごい強みだよね。」

このように言われることで、自分らしさを出していけばいい、という自信もついてきました。

お客さんとの関係が変わると、部下との関係も変わってきました。部下に対してそっけない態度を取ったりしたことを、「申し訳なかったな...」と思うようになったのです。部下に対しても、「思いやり」を持って話を聴こうと思いました。すると、部下の方から話しかけてくれるようになったのです。

そして、社長から「小原くんに任せているから。」と初めて言われたときは、とてもうれしかったです。これで、一人前の店長になれた、と。

これからは、「初めまして」のときから納車した後でも、お客さんが安心できるように、「思いやり」を持って、しっかりサポートしていきます。

そして、今までやってきたこと、教わってきたことを、お客さんや部下の人たちに”恩返し”していきたいと思います。

ばあちゃん、
「ぼくも、どんなことでも受け止められる、でっかい人間になるからね。
ありがとう。」

小原巧

「なぜわたしがこの仕事をしているのか?」社員の【使命の物語】をお聴きいただけますか?