ミニバンユーザーにレーダー探知機は必須である3つの理由

みなさんこんにちは。

埼玉県入間郡三芳町にある格安中古車専門店、㈱ラインアップ代表の野瀬です。

ミニバンといえばその大きなボディは重く、それでいて日本のように起伏が激しい地形でも自在に走れるよう、十分なエンジンパワーを持っています。

つまり平らな道路ではソコソコ「飛ばせる」わけで、ドライバーの性格だけでなく、同乗者の事情などもあって「ちょっと急ぐ」場合もあるでしょう。そんな時に頼りになるのがレーダー探知機です。

何ぴとたりとも、俺の前は!!

昔はいわゆる「特殊なドライブ集団」で大活躍したこともあるFさん(仮名・43歳)、運転にはちょっと自信がある、というよりも、並の人よりスピード感覚が養われているので、運転する時のペースはちょっと速めです。

2歳年下の奥さんと結婚したのも、若い頃に「ワタシ、速い人が好き」という理由で交際したのが縁でしたから、それほどとがめられたこともありません。

さすがに15歳の長女と12歳の長男が生まれて間もない頃は母性本能でアレコレと言われたものの、いつしか子供も含めて一家はFさんのスピード感に慣れていったのでした。

その日も、アウトドア大好きFさん一家が得意とする”某所でのバーベキュー”を終え、埼玉県川越市の自宅目指して、関越道をちょっとばかりハイペースで流していた、その時。

「パパ、ちょっとちょっと。」

すっかり寝付いていた子供を起こすまいと、後席にいた奥さんが耳元に近づき、何やらヒソヒソと話しかけてきます。

「実は、次のパーキング(サービスエリア)寄ってもらえると嬉しいんだけど…」

モゾモゾ具合から察するに、バーベキューの肉に何か問題があったのでしょうか。

「ん?結構急ぐ?」

「割と」

とはいえ、すぐにアクセルを踏み込まないFさんに、奥さんもちょっとばかり焦れてきます。

「いや、ちょっと割と本当に急いでもらった方が…」

その時、Fさん一家のオデッセイ運転席頭上に据えられた装置が、警報を鳴らしました。

まだ免許取り立ての世間知らずな頃、オービスに撮影されて罰金や一発免停で痛い思いをしたFさんでしたから、そのへんの備えは万全なのです。

「これよこれ、Hシステム過ぎてから…よっしゃ、これ過ぎたら、上里(サービスエリア)まで、何ぴとたりとも、俺の前は走らせねぇ!」

どうせなら駒寄(パーキングエリア)の前で言ってくれたら、そんな急がなくても良かったんだけどな~と思いつつアクセルを踏み込み、オデッセイのVTECエンジンをうならせるFさんなのでした…。

ドライブに行くなら装備しておきたいレーダー探知機、その3つの理由!

皆さんお気づきの方も多いと思いますが、Fさんのオデッセイで警報を鳴らした装置はいわゆる「レーダー探知機」

昔から愛車に装着している人は多いので、自分で持っていなくても見たことはある、という人は多いでしょう。

基本的にはスピード違反取締り装置のレーダー波をキャッチして警報を鳴らすので「レーダー」と呼ばれることも多く、技術の進歩によってそれ以外の方法で警報を鳴らすようになっても、昔ながらの呼び方をされています。

飛ばし屋でなくてもつけている人が多いのですが、ミニバンユーザーならではの「レーダー探知機があった方がいい!3つの理由」を紹介しましょう。

1.ミニバンユーザーは旅行で知らない場所に行く事が多い!

ミニバン ドライブ レーダー探知機

よく車に乗る人なら、「自分の家の近くでは、ここでオービス(固定式の取締り装置)があって、あそこでよくネズミ取り(警察による待ち伏せ式の取締り)をしている」など、何となく覚えるでしょう。

しかし、ミニバンを使ってどこかに旅行に出かけることが多い家族、ということになると、今まで知らない場所に行くことも増えてきます。

それでもオービスならインターネットなどで最新情報を仕入れておけますが、警察がネズミ取りをやりやすい場所など、知るわけもありません。

そうした「未知の取締り」に備えようと思えば、レーダー探知機はかなり助かる存在です。

2.家族との会話に気を取られて、一撃!

家族 ミニバン レーダー探知機

もし、自分がよく知っている場所、オービスの場所もネズミ取りをよくやっている場所も知っているとしても、ミニバンユーザーの場合は取り締まられてしまう可能性が上がるケースも。。

それが同乗している家族との会話などで、1人で乗っているより2人の方が、2人より3人の方がと、同乗している人が多いほど、ドライバーが会話に加わる確率は高くなります。

「パパにアメちゃんのおすそわけ~♪」

など、子供にアーンしてを迫られている時、オービスやネズミ取りの存在を一瞬忘れてしまいはしませんか?

そこでカワイイ我が子にアメをもらう幸せが一転、「なぜか警察の服を着た人が赤い旗を振って愛車の行く手を遮る」という現実に引き戻されたとしても、そこで我が子を怒っちゃいけないのです。

嗚呼、そこでレーダー探知機をつけておけば、警報が鳴って知らせてくれたのに!

3.同乗者に「ちょっと急いで」と言われる確率も高い!

冒頭のFさんのように、家族から先を急ぐようお願いされることもあります。

あるいはそれが緊急を要するようなこともあるでしょう。

そして、それが子供の場合は「いやーちょっと待ってね、パパちょっと免許の点数少ないから…」と言ってる場合じゃないことも。

というより、そもそも普段の運転で取り締まられて、免許の点数を減らしているだけでパパの面目台無しです。

それでもとにかく、トイレだったりお腹がすいたと泣かれる中で、多少は急いでいい道と、そうでない道がある程度わかるレーダー探知機があるか無いかでドライバーの余裕も変わるもの。

その余裕が無いばかりに「無理だって言ってんだろ~!」とパパが家族を怒鳴りつけ、せっかくのドライブを台無しにする前に、素直にレーダー探知機をつけてしまいましょう。

敵はレーダーばかりにあらず!オービスやネズミ取りの種類

ちなみに、スピード違反の取り締まりといってもいろんな種類があります。

大雑把に分けると、スピード計測器が道路に固定された「オービス」と、警察が臨時にスピード計測を行う「ネズミ取り」に分かれるのですが、計測や撮影方式は以下。

・レーダー式
プロ野球のスピードガンと基本的には同じで、レーダー電波で車のスピードを計測するタイプ。
LHシステム

オービスでもネズミ取りでも使われますが、中にはハイエースのような1BOX車の荷台にレーダーとカメラを乗せた「移動オービス」なるものもあるほか、最近は設置や撤去が簡単にできる小型~中型の「移動式オービス」まであります。

電波を出す以上はレーダー探知機で見つけるのが容易なのですが、ネズミ取りの場合は警官が目視でギリギリに近づくまでレーダー波を出さないようにしている「ステルス」というレーダーもあり。

レーダー探知機メーカーも警官が隠している微弱電波を捉える「ステルス対応機種」を出したりして、メーカーと警察の攻防がもっとも激しく繰り広げられる方式です。

・ループコイル式
道路にコイルと呼ばれる電線を2本埋め込んでおき、車がその上を通ると電流が乱れるのを利用して、2本のコイル間の通過時間から速度を割り出す装置。
ループコイル式

レーダーと違って電波を出さないので、レーダー探知機では探知不能という厄介な代物ではありますが、何しろ道路に埋め込むので固定式のオービスでしか使えず、一度場所を把握すれば対処は容易。

最近のレーダー探知機では、GPS連動で記録されたループコイル式オービスに近づくと警報を鳴らすパターンが一般的です。

・光電管式
レーザーなど光を放ち、反射鏡で跳ね返った光を検知する「光電センサー」を道路の2箇所に設置、光電センサーと反射鏡の間を車が通ったタイミングで作動、あとはループコイルのように2点間の通過時間から速度を割り出します。
光電管式 ネズミ捕り
装置は簡素なためネズミ取りで多用され、ループコイルのように探知もできず、レーダー探知機へも「よくネズミ取りが行われる場所」としか記録できません。

ただし、対向車がいる時などは正確な計測ができないので、中央分離帯などで片側車線が明確に区切られたところでないと、効果的な計測がしにくいという弱点も。

それでも、首都圏なら環八のトンネルの中など電波の反射でレーダーを使えないからネズミ取りは無いだろうという場所でも神出鬼没に取り締まるので、そういう油断を誘っては取り締まるのに最も向いている方式かもしれません。

普通のオービスとHシステムの違い

固定式のオービスで「Hシステム」と呼ばれるものがあります。

もともと阪神高速で始まったのが「H」の由来と呼ばれるこのシステム、撮影時に画像を送信してしまうので、基本的にフィルム切れが無いという非常に面倒な方式。

逆に言えば、昔ながらの「道路の脇に箱に入ったカメラが立っている」というオービスは、撮影されてもフィルム切れで助かる可能性は皆無ではありません。

ただし、ドライバーからフィルムの有無などわかりようも無く、それを利用して「本当は撮影していないけど、カメラを見せることでスピード違反の抑止効果を狙ったダミーオービス」もあるようです。

こうした旧式のオービスは今ではほとんど無くなり、多くはレーダー式のHシステムか、ループコイル式、またはレーダーとループコイル混合式の「LHシステム」に変わっています。

ちなみに、Fさんのレーダー探知機が反応した前橋IC手前のオービスはレーダー式のHシステムです。

埼玉県は新型移動式オービスのメッカ!
埼玉県 オービス取り締まり

最近急増しているのが小型~中型の移動式オービスで、これまで容易にオービスを設置できなかった狭い一般道や首都高でも、数時間単位で臨時に設置が可能になっています。

特に埼玉県は各種移動式オービスの実験場と化しているため、ほかの都道府県と比較して「こんなところにオービスが?!」というケースが増えており、インターネットで最新情報を仕入れたり、レーダー探知機の情報を更新しても、事前予測は難しくなりました。

高速道路のオービス対策は事前の情報収集と探知機で容易

ここまでの解説でわかるように、高速道路のオービス対策は、固定式に限ればかなり容易です。

何しろ固定式ですから、レーダー探知機無しでも事前にインターネットで情報を把握しておくだけでもある程度は位置がわかりますし、スピード違反による重大事故抑止が最大の目的なので、オービスの手前には大抵、それを知らせる標識が固定されています。

その位置をインプットしてGPSにより警告してくれるレーダー探知機が作動していれば、よほど設置されてホヤホヤでも無い限り、まず撮影されることは無いでしょう。

それよりは、今ではクラウンが使われることが多い覆面パトカーや、埼玉県を中心に急増中の移動式オービスに注意した方がいいと思います。

一般道のネズミ取りや可搬式オービスは、地形から推測

一般道でも固定式のオービスなら対策は高速道路と同じですが、問題はネズミ取りや移動式オービスという「やっていたりいなかったり」という取り締まりです。

ただ、これも「いつでもどこでも神出鬼没」というわけではありません。

ネズミ取りの場合は「スピード違反を行ったその場で止めて切符を切る」という都合上、違反車を誘導して止めさせ、さらにドライバーを下ろして違反切符にサインさせるための場所が必要です。

そのため、「見通しが良く道も単純でスピードが出やすいわりに、民家が点在して速度制限が厳しい場所」で、「警察が取締拠点を開きやすい広場や脇道のある場所」が、ネズミ取りには最適。

初めて行った場所ではそれがわからないので、レーダー探知機があっても闇雲にスピードを出さないのが最大のコツということになりますが、「なんでこんな道で40km/h制限なんだろう?」と思うような場所はまず疑うことです。

対向車がパッシングやクラクションを鳴らした時も、何か理由があると思ったほうが良いのですが、「ケンカを売られた」と勘違いするトラブルもあって、最近はその種のドライバー同士のコミュニケーションは昔より少なくなりました。

また、Fさんの住む埼玉県も含め、首都圏に多い「ゾーン30」と呼ばれる生活道路に設置と撤去が容易な移動式オービスが置かれることも増えたので、住宅地などを走る時は、そこがゾーン30かどうかなど、走りやすさよりも速度規制に注意した方がいいでしょう。

参考までに、スピード違反の点数や反則金

一般道と高速道路では、取り締まりを受けた際の点数や反則金が異なります。

また、「青キップ」と言われる通常の違反では点数の追加と反則金という扱いですが、「赤キップ」では悪質な違反とされて、簡易裁判所への出頭と略式裁判による罰金を申し渡されてしまうので、その違いにも注意!

・一般道の青キップ
15km未満:1点+9,000円
15km以上~20km未満:1点+ 12,000円
20km以上~25km未満:2点+ 15,000円
25km以上~30km未満:3点+ 18,000円

・一般道の赤キップ
30km以上~50km未満:6点
50km以上~:12点

・高速道路の青キップ
15km未満:1点+9,000円
15km以上~20km未満:1点+ 12,000円
20km以上~25km未満:2点+ 15,000円
25km以上~30km未満:3点+ 18,000円
30km以上~35km未満:3点+ 25,000円
35km以上~40km未満:3点+ 35,000円

・高速道路の赤キップ
40km以上~50km未満:6点
50km以上~:12点

なお、赤キップの罰金はおよそ6~8万円ですが、60km以上の超過など、より悪質とみなされれば、最大で「6ヶ月以下の懲役または10万円以下の罰金」が待っています。

さらに赤キップでは最低でも最短30日の一発免停となってしまい、ほかの違反による点数も加わったり、前歴(1年間無事故無違反でリセットされるが、リセットされないと最大3年まで累積)があると免停期間が延びたり、免許取り消しになることも。

もし、自分以外の家族が誰も運転できない場合は「なんでウチには運転できる人もいないのに車があるの?」と、子供から無邪気な質問が飛んできたりして?

まとめ・最近はカーナビやドラレコ一体式のレーダー探知機もアリ!
ネズミ捕り スピード取り締まり

いろいろと怖い話を今回は紹介してしまいましたが、レーダー探知機があるだけで、怖い話や悲しいお話はかなり回避できます!

今は「レーダー探知機」と言っても多機能化が進んでおり、どのみちGPS連動で地図からオービスなどの警報を出すからと、ポータブルナビ一体型になっている商品が多くなりました。

また、ドライブレコーダーとも一体型になっていたり、電源を供給する端子がついている機種も多くなっていますから、ポータブルナビやドライブレコーダーの購入を検討する際に、レーダー探知機をまず検討、その追加機能として考えた方がいいかもしれません。

GPSだけではなく、OBDという車のあらゆるデータをコンピューターから吸い上げる端子を持ち、オービスなどに差し掛かると、その速度から警報を出してくれるレーダー探知機もあるほどです。

せっかく家族で出かけたドライブをスピード違反の取り締まりのため台無しにしたり、その後の家族関係などもギクシャクしたりしないよう、ミニバンユーザーにはレーダー探知機は必須アイテムと言えます!

 

今回の記事はいかがでしたでしょうか?

この記事があなたの車選びに少しでもお役に立てば嬉しく思います。

 

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野瀬貴士

代表取締役プロフィール
大学卒業後、大手中古車ディーラー勤務を経て30歳でミニバン専門店㈱ラインアップを設立。現在43歳。2児の父。この業界の裏も表も知り尽くしているプロならではの視点から、悪徳中古車屋の巧妙な罠に引っ掛かってほしくないという強い想いのもと、ユーザーに正しい情報を発信し、賢い中古車選びが出来るよう情熱を持って記事を書いています。
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