中古車は買った後が大事!簡単なメンテナンス方法で長持ちさせよう!

みなさんこんにちは。

埼玉県入間郡三芳町にある、ミニバン・ワンボックスカーの格安中古車専門店、㈱ラインアップ代表の野瀬です。

国産車の品質が上がり、昔ならば「かなり古い」と言われたような15年、20年選手の車がまだ走っているのをよく見かけます。

しかし、それらの車が元気に走っているように見えるのは普段のメンテナンスのたまもの。

簡単なメンテナンスを行うからこそ、大きなトラブルも無く走れるのは新しい車でも変わり無く、中古車であればなおさらです。

中古車の程度はさまざま!買ってからが大事です!


中古車販売店の店頭に並ぶ中古車の程度は、たとえ同じ車種、年式、走行距離、さらには同じ価格だったとて、一律にこうだ!とは言えません。

その車が新車だった時から、あなたと出会うまでの「車歴」は1台ごとに異なるからです。

中古車展示場

新車から荒っぽく乗られ、何人もの手で走ってきながらロクなメンテナンスも受けずにきたような、オーナーに恵まれなかった車もあるでしょう。

あるいは、車検のみならず法定点検を真面目に受けてその記録簿も残り、日常的な点検やちょっとした不具合の修理をすぐに受け、最初のオーナー1人から長く愛された車もあるでしょう。

しかし、あなたが購入したその時点ではその中古車がどんな車歴を重ねてきたか、正確にはわかりません。

もちろん店頭に並べるだけのクオリティは保っていますが、「たぶん大事に乗っていたのだろう」、「国産車は優秀だから大したメンテも無く走るだろう」と思い込むのは禁物です。

どんな中古車であれ、日頃の簡単なメンテナンスをしていれば、それまで荒く乗られていた車でも調子良く、あるいは不具合を早めに発見し、元々程度の良い車もそのコンディションをさらに長く保てるもの。

今回は、ミニバンを中古車で初めて買う若いパパや、機械に慣れないママ向けに「日常的なメンテナンス方法」を簡単にご紹介しましょう。

メンテナンスなんてわからない!大丈夫、全部自分でやらなくてもいいんです


まず「日常的なメンテナンス方法」ですが、運転免許を取る時に自動車学校で簡単に習ったような気はする、そんな程度の人がほとんどでは?

そうだよ!だからメンテナンスなんて言われてもわからないよ!それにちゃんと走ってるし、特に意識しなくてもいいじゃん!

そう言いたくなる気持ちもわかりますし、実際大抵の車はそれで走ってしまいますから、まあ大体合ってます。

しかしそこでメンテナンスをさぼっていると、どこかで何か点検してもらうたび「ここがおかしい」「これを直さないと大変なことに!」と指摘された時、どうでしょうか?

普段から「メンテナンスなんてしなくても大丈夫だよー!」と言っている人に限って怖くなり、何となくお金を出してしまうものですが、軽く知識をつけるだけでちょっと変わってくるものです。

関連記事▶ディーラーの点検や修理の費用ってどうして割高なの?

ここで肝心なのは、”軽く知識はつけた方がいいけど、全部自分でやらなくてもいい”ということ。

生まれつき機械イジリが好きで得意な人、あるいはたまたまプロですという人以外は、むしろ触らない方がいい部分も多いですから、軽く知識だけつけて”自分でできる部分”と”プロに頼む部分”はザックリと分けておきましょう。

プロに任せた方がいい部分はココ


プロ整備士

まずメンテナンスをプロに任せた方がいいケースですが、ザックリ言えば以下。

①何らかの警告灯が点灯したまま。

 

エンジン始動(システム起動)時、一度全部点灯するのが警告灯ですが、走り出してもずっと消えないのは、燃料が足りない時の警告灯くらいです。

パーキングブレーキの戻し忘れやシートベルトのつけ忘れもありますが、正常に操作をしている限り消えないことはありません。

エンジンチェックランプ 警告灯

エスティマ50系 エンジンチェックランプ

これらの点灯は、どこかの不具合からコンピューターに「ちゃんとプロのメンテナンスを受けた方がいいよ!」と訴えられているのです。

何となく走れてはいても実際には危険な場合もあるので、販売店やディーラー、整備工場に電話して引き取りに来てもらうのがベスト。

最悪なのは「イチかバチか帰るまではもちこたえてくれ!」とバクチに出ることで、大抵そういう時は一番止まってはいけないところで、車が動かなくなるものです。

関連記事▶私のミニバン、メーターパネルに警告灯が点灯!絶対覚えておきたい警告灯の種類と意味。

②オイルやブレーキ、タイヤなど、交換しなければいけない消耗品

 

自動車にとって重要なのは「走る」「曲がる」「止まる」

そのためにはエンジンが問題無く動くようエンジンオイルを定期的に交換し、ハンドルを切って曲がったりブレーキを踏めば止まるよう、ブレーキパッドやタイヤが減っていれば交換。

何のことは無い、エンジンオイル以外は自転車と同じです!

その点検はある程度自分でできますが、重要な部分だけに交換作業はプロに任せるべき。

③とにかく何かがおかしい

 

警告灯がついているわけでも無く、消耗品もちゃんと交換しているのに、何かがおかしい…普通はありえないことですが、「機械だからそういうことも起こる」と思っておいた方が、慌てなくていいんです。

特に低年式の中古車を購入した場合は、長年の蓄積が不具合という形で表に現れる場合も。

代表的なケースとしては「変な音がする」「今までしなかった振動がする」「アクセル踏んでるのに加速しない」「エアコンつけても暖房や冷房にならない」ということですが、素人にはこの手のトラブルシューティングは無理。

たとえネットで「ここを点検したり、ここをこうした方がいいよ」と言われても、何もできないか、最悪壊してしまいますから、そこはプロに任せましょう。

ただ、「異音」だけはプロでも原因がわからなかったり、持ち込んだ時に限って症状が出ないことも多いのですが、こればかりは「そういうもんだ」と思うしかありません。

皆さんも体調が悪いと思って病院に行った時、医者の前に行ったら何となくケロっとして「あれ?」と思ったこと、無いですか?実は車にもよくあります。

自分でもできる部分は意外に多い


次に自分でもできるメンテナンス方法ですが、これが意外とあります。

①走ることへの影響がすぐ出ない、消耗品の交換

 

先ほどプロに任せた方がいいと紹介したのは「走りに重大な影響が出る消耗品」ですが、それ以外の消耗品も結構あります。

代表的なのが、ワイパーゴムウォッシャー液

どちらも雨が降っている時にうまく作動しなかったりウォッシャー液が切れていると困りますが、交換品はカー用品店で売っていますし、商品のそばにある「適合表」を見れば、何を買えばいいかもすぐわかります(わからなければ店員に聞けばいいんです)。

ワイパーゴムの交換も、ついているものを外して同じようにつけるだけ。

ウォッシャー液の補充に至っては、タンクのフタ(場所がわからない場合は説明書を見よう!)を外して注ぐだけ!セルフのガソリンスタンドで給油するより簡単!

ウォッシャー液 補充

ウィンドウォッシャー液のマークが付いている

同じようにラジエター液の補充も簡単にできます。

ラジエタークーラント補充

ラジエタークーラントはピンクか緑など色が付いていることが多い

なお、この時よくありがちなトラブルとして、ォッシャー液とラジエター液のタンクを間違えて、逆に入れてしまうケース。

あれ?どっちだっけ?と思った時はカンでやらずに説明書を見ましょう。

日常的なメンテナンスは説明書を見れば大抵どうにかなりますし、説明書に書いてある範囲ならユーザーがある程度できる、ということです。

そういう意味では、中古車を購入したらまず説明書を見て、自分が点検できそうな、して良さそうな場所と、そのメンテナンス方法を確認するのがオススメ!

②タイヤの空気圧調整

 

交換そのものはプロに任せるのが無難なタイヤの空気圧点検と調整ですが、これもユーザーが簡単にできることのひとつです。

店員が作業してくれるフルサービスのガソリンスタンドなら、大抵は無料で点検と調整をしてくれますが、セルフスタンドにも自分で空気圧をチェックしたり調整する道具があります。

使い方がわからない時はインターホンで店員さんを呼んで聞いてもOKです。

なお、運転席のドアを開けると、閉めている時には見えないボディ側に空気圧の表が書いてあります。

自分の車が履いているタイヤのサイズ(タイヤの脇に215/45R17などと書いてあります)とそれに適した空気圧を確認し、それに合わせて調整しましょう。

中古車では納車時に調整してあるはずですが、念のため自分でも確認しておいた方が、後々トラブルになりません。

③タイヤの残り溝チェック

 

これもタイヤですが、どこまで減ったら交換した方がいいかの「目安」は意外と簡単に確認できます。

タイヤの溝の中には「スリップサイン」という突起があり、これが溝の奥にあるなら大丈夫ですが、タイヤがすり減って溝が浅くなり、スリップサインがタイヤ表面まで出て来そう、あるいはもう出てきているなら交換時期。

タイヤ残り溝の点検

内側の溝がほぼ無いので要交換のタイヤ

もしスリップサインがどこだかわからない時には、10円玉などを溝に差し込んだところで指先などで印をつけるように抑え、何mm差し込めたか測ってもOKです。

タイヤの使用限度は残り溝1.6mmですが、一般的には3.2mmでも雨の日ブレーキで止まる距離が25%ほど伸びると言われており、実際には3mmを切ったら交換と思えばいいでしょう。

中古車はタイヤも新品では無いことが多く、購入段階で残り溝を確認しておいた方がいいくらいです。

なお、ガソリンスタンドなどで「タイヤが減っているから交換しましょう」と言われたら、店員と一緒に残り溝が何mmあるか確認してみてください。

3mmを大きく超えている場合はまだ余裕がありますので、その場ですぐに交換しなくても「ありがとう」と一言言ってその場を去ってから、次のタイヤをどうするか考えても遅くはありません。

④洗車

 

洗車がメンテナンスなの?と思うかもしれませんが、これも塗装を守り、車の見栄えを維持するための大事なメンテナンスです。

洗車 メンテナンス

洗車も大切なメンテナンスの一環

走っているうちに空気中を舞う微細な鉄粉が塗装の膜に食い込んできますし、最悪の場合、深く食い込んだ鉄粉によってボディにまで錆が及ぶことも。

それを防ぐため、カー用品店では鉄粉を取るための洗車用品も売っていますし、塗装の上に膜を張って日焼けや鉄粉から塗装を守るコーティング剤も売っています。

しっかり洗車してコーティング剤を塗りこみ、いつでも車が色あせないように維持しましょう!

なお、中古車でも販売店でコーティングサービスを行っている場合もありますから、その場合は販売店に価格などを確認し、自分でやった方がいいかお店に任せた方がいいか、どちらが良いか考えるのも大事です。

他にもまだある!初心者や女性でも簡単にできる簡単なメンテナンス方法


交換作業そのものはプロに任せた方がいいものの、日常点検で異常を発見するための簡単なメンテナンス方法はまだまだあります。

①ライト類の点検

 

これは単純で、少し暗くなった時にでも全てのライト類を点灯し、車の周りを一回りしてみれば良いのです。

ライト点検

ライトの点灯をチェック

ブレーキランプだけはブレーキペダルを踏まなければいけませんが、これも車の後方に明かりを反射しやすい壁などがあれば、そこにテールを向けてブレーキを踏み、左右ともブレーキランプが点灯しているかわかるはず。

②ファンベルトの摩耗など異音確認

 

本来なら、エンジンを切ったままボンネットを開けてファンベルトを指で押し、その張りを確認しますが、2000年代以降の車はエンジンカバーなどで確認しにくい車も多く、初心者や女性には少しハードルが高いかも?

ベルト点検

ベルトは位置が分かり難いので少し難易度高いかも

ハイエースや古いエスティマのように、ボンネットを開けてもエンジンが別なところにある車もありますし。

せめて触らなくても何か確認をと思えば、音楽やラジオを止める無音状態を作ることで、時々はエンジン音をBGMに車を走らせ、早めに異音を感知しましょう。

信号で停車した時など、ファンベルトが鳴く音など聞こえてくるかもしれませんし、走っている時にはタイヤの回転に合わせた異音が聞こえて来るかもしれません。

ポイントは、それで聞こえた異音がどのような環境で再現できるかも把握しておくこと。

「時々鳴るんですが、今は聞こえません」ではプロでもそこから何もできませんし、エンジンが暖まっている時か?始動したばかりで冷えている時か?止まっている時か走っている時か?真っすぐの時かハンドルを切った時か?くらいは確認しましょう。

③ウォッシャー液やラジエター液の点検

 

これは大抵の車でボンネットを開ければ確認できますが、ウォッシャー液のタンクとラジエター液(エンジンの冷却水)のタンクは半透明なので、中の液体がどのくらい入っているかは目で見えます。

ウォッシャー液は単純に減っていれば補充すればOK。

ラジエター液の場合はタンク(リザーバータンク)に「FULLとLOW」(車種メーカーにより違う場合あり)など目印の線がありますから、エンジンが冷えている状態で、その間に収まっていればOK。

ラジエタークーラント点検

ラジエタークーラント LOWとFULLの間かチェックしよう

「LOW」より少なければ、ラジエター液(クーラント)を足すのはもちろん、ラジエター液が漏れている可能性もあるので、プロへ点検を依頼するタイミング。

また、タンクのフタを開けて透明感が無く濁っている状態ならば劣化が激しいので、エンジンを冷却するラジエターの中でサビが発生する可能性が高くなります。

本当にサビが発生するとラジエター液が茶色く濁るので、そうなる前に交換を依頼するのが大事です。

なお、ラジエター液が漏れて少なくなっていたり、サビて詰まるとどうなるか。

当たり前ですがエンジンを冷やせなくなるのでオーバーヒート、パワーダウンして最後は止まってしまい、最悪エンジンが壊れて買い替えです。

異常を見逃すと重大な結果を招く割には、点検そのものは簡単ですから、時々は確認しておきましょう。

関連記事▶【女性でも5分で簡単にできる】中古車チェック方法

まとめ・中古ミニバンだからこそ日常的なメンテナンスをオススメしたい意味

ミニバン メンテナンス

ここまで説明した「初心者や女性でも簡単にできるメンテナンス方法」ですが、自動車であればどんな車でも重要なものの、ミニバンでこそより重要と言える理由があります。

ミニバンは多人数乗車で快適装備も充実しているため、それ以外の乗用車より重く、車体や足回り、エンジン、タイヤと全てにおいて負担が大きい乗り物。

それゆえ、たとえばタイヤひとつとってもミニバンは摩耗しやすく、摩耗しているとわかってから危険な状態になるまでが早く進行します。

それでいて大事な家族を乗せての移動、それも長距離移動が多いので、そうしたお出かけの前に、出先でトラブルを起こさないか確認しておく重要性が非常に大きいのです。

さらに大事なこと!トラブルを起こした際に「一番運転手に遠慮しない」家族からのキツイ視線や激しいクレームにさらされますので、家庭の雰囲気悪化に直結することも?

確かに車はちゃんと走って目的地について当たり前。

だからといって「ちゃんとメンテナンスしてて良かったね?パパすごーい!」などとほめられはしません。

なのにトラブルが起きればブーイングの嵐にさらされるのですからヒドイ話ですが、そもそも「メンテナンスしておくのが当たり前でありドライバーの義務」ですから、仕方ないんです。

その「当たり前な義務」を果たさぬばかりに、車だけでなく家庭内トラブルまで起こしがちなのがミニバンという乗り物ですから、特に安価でお買い得な低年式の中古車を購入した場合は、日常点検を大事にして、最低限のメンテナンス方法や知識を身につけておきましょう。

 

今回の記事はいかがでしたでしょうか?

この記事があなたの車選びに少しでもお役に立てば嬉しく思います。

 

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野瀬貴士

代表取締役プロフィール
大学卒業後、大手中古車ディーラー勤務を経て30歳でミニバン専門店㈱ラインアップを設立。現在43歳。2児の父。この業界の裏も表も知り尽くしているプロならではの視点から、悪徳中古車屋の巧妙な罠に引っ掛かってほしくないという強い想いのもと、ユーザーに正しい情報を発信し、賢い中古車選びが出来るよう情熱を持って記事を書いています。
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