不正行為 発覚

中古車に対する不信感は払しょくされたと言うが・・現実はどうなのか?

みなさんこんにちは。

埼玉県入間郡三芳町にある、コミコミ80万円以下のミニバン中古車専門店、㈱ラインアップ代表の野瀬です。

つい先日、実際に当店であった話です。

新規でご来店いただいた50代のご夫婦と当店の営業マンが商談ルームで会話しているのが聞こえてきました。

どうやらそのお客さんはグーネットやカーセンサーネット、ヤフーオークションなどで最安値の中古車をひたすら探してちょくちょく色んなお店に見に行ったりしてるけど、どうも車がいまいちだったり、店員の態度が悪かったり、お店が普通の一軒家の自宅みたいなところだったり、結局いいのが見つからない。といったことを話されていました。

そこで営業マンが、安ければ安いほどいいですよね。当店で買うにしても他店さんで買うにしても中古車を買うときにはこういうところに注意してくださいね。といったことを雑談の中でお客さんに話していたんです。

営業マン:「だいぶ減ってきてはいますけど、未だに事故隠しや走行距離改ざんもありますので、安さだけを求めてしまうとそういった不正のある粗悪な中古車になりかねないので注意してくださいね

でも、それを聞いてるお客さんの反応が「あ、そう」みたいなそっけない返答でした。

続けてお客さんが話されたのは「事故隠しとかメーター改ざんが横行していたのは昔の話で、そんなの今はもう完全に無いと思っているから。」

そうなんです、このお客さんと同じように、中古車業界では事故隠しや走行距離改ざんというのは過去のもので、現代においては完全に無くなったと思ってるユーザーがとても多いのだろうなと感じました。

もし、そういった不正が一切ないのであれば、新車と同じ感覚で、出来るだけ安く買いたいと思うのは当然ですよね。

グーネットやカーセンサーネットの大手ポータルサイト側も、「近年、中古車のネガティブなイメージは払しょくされた」と主張しており、あたかも掲載された中古車には一切不正車はないかのような印象を与えています。

そこで今回は、中古車に対する不信感は払しょくされたと言うが・・現実はどうなのか?と題して、業界歴20年の筆者が思うところをお伝えしたいと思います。

 

14万キロ→6万8千キロ、走行距離改ざんして中古車販売

神川新聞 走行距離改ざん記事

平成29年1月21日 神川新聞 走行距離改ざん記事

逮捕容疑は共謀して昨年9月8日から同9日までの間、同店で販売する中古車軽自動車の走行距離計を約14万キロから約6万8千キロに改ざんして展示。同日にうその説明をして、横浜市都筑区の自営業の男性(59)に購入代金約42万9千円を支払わせた、としている。

引用:http://www.kanaloco.jp/article/226168

平成29年1月21日付け神奈川新聞掲載の記事になります。

要約すると、オークション会場で仕入れた14万キロの軽自動車を6万8千キロまでメーター改ざんして、お店で販売したとのこと。

お客さんには「この走行距離でこの値段はお買得」などと売り込んでいたという。

以前に、走行距離改ざんの手口や対策方法を詳しく書いていますので、こちらの記事も参考にしてください

参考:「中古車の走行距離」信じて良いのか?改ざんの手口と対策方法とは。

事故歴隠してカーセンサーに16台掲載

平成30年1月12日 修復歴の有

平成30年1月12日 自動車公正取引協議会の記事

平成30年1月12日付けで公表された自動車公正取引協議会の記事になります。

要約すると、栃木県の中古車販売店が修復歴がある車両にもかかわらず、修復歴「なし」とカーセンサーに16台の中古車を掲載していたというもの。

比較的高年式の中古車だと、修復歴「あり」と「なし」では仕入れ値もかなり大きく変わってくるので、カーセンサー掲載車のなかでも、「おッ!これ無事故車なのに他よりだいぶ安い!」となるはずで、価格に飛びつき騙されてしまったユーザーが残念でなりません。

しかも、驚くべきことに、この中古車販売店は2018年8月現在も通常通りカーセンサーに中古車を掲載しています。

 

不正が発覚した中古車は氷山の一角

次は鹿児島県と広島県の中古車販売店の不正が発覚した記事です。

平成29年4月19日付け、自動車公正取引協議会の記事となります。

要約すると、鹿児島県の中古車販売店で24台の中古車を修復歴が有りにもかかわらず、「なし」とカーセンサーに掲載。

広島県の中古車販売店で14台の中古車を修復歴が有りにもかかわらず、「なし」とグーネットに掲載。

平成29年3月31日 修復歴 事

平成29年4月19日 自動車公正取引協議会の記事

次は長野県の中古車販売店の不正が発覚したものです。

平成29年11月14日付けの自動車公正取引協議会の記事です。

長野県の中古車販売店が、走行距離計(メーター)が交換されているにもかかわらず、交換後の実際より少ない走行距離の中古車2台をグーネットに掲載。

さらに、修復歴がある車両であるにもかかわらず、修復歴「なし」とグーネットに2台掲載。

平成29年11月14日 走行距離改ざん 事故隠し

平成29年11月14日 自動車公正取引協議会の記事

2015年の静岡新聞にもメーター改ざんした業者が逮捕された記事があり、詳しく解説した過去ブログ記事がありますので、参考にしてください。

参考:【安い車には訳がある】メーター改ざん3000個以上か 自動車販売業の男逮捕

今紹介したのは、不正(メーター改ざん・事故隠し)が発覚したものですが、不正車に知らずに乗り続けているユーザーも大勢いるでしょう。

また、販売店とユーザーで内々に示談しているケースもあるでしょう。

そう考えると、こういった不正発覚は氷山の一角であると言えます。

国内最大手のカーセンサー・グーネットに掲載されているからといって不正ゼロではない現実

走行距離改ざん、事故隠しの実例をいくつかご紹介しましたが、平成29年から平成30年に発覚した不正であり直近のものです。

そもそも、どうしてこのような不正が発覚するのかというと、一般ユーザーが不正を知らずに中古車を購入し、何かしらの理由で購入後すぐ売却することになり、買取店などの査定時に「走行距離改ざん」「修復歴あり」が発覚するケースが多いと聞きます。

逆に考えると、不正車を騙されて買わされ、知らずにずっと乗り続けているユーザーも大勢いることになります。

酷い話ですが・・

「カーセンサーに掲載してるんだから不正なんかあるはずない!」と思っている方も多くいると思いますが現実は違います。

不正事例をみて分かるとおり、国内最大手であるカーセンサー・グーネットに掲載されている車でも、不正(走行距離改ざん・事故隠し)が横行している現実があります。

なぜならば、カーセンサー・グーネット側が40万台以上の掲載された中古車を一台一台、不正がないかチェックしているわけではないからなんです。

要は、その中古車の走行距離が実走行であるかどうかや、修復歴があるかないか、これらは中古車販売店の自己申告であり、基本的にはそのままサイトに掲載されていまう仕組みとなっています。

また、カーセンサー・グーネットは営利目的の民間企業であり、中古車の掲載台数(掲載料金)を出来る限り多く確保する必要があります。

そしてカーセンサー・グーネットのサイトのアクセス数を最大化することで、これだけのアクセスがあるのだから掲載しませんかと中古車販売店に営業をかける。

こういったサイクルがあります。

おかしな話ですが、カーセンサーに不正車を掲載して自動車公正取引協議会から処分を受けた中古車販売店が、その後現在もカーセンサーに掲載している事実があるのも営利企業ならではなのでしょう。

あ、言い忘れていましたが、ヤフーオークションなどに激安で掲載されている中古車は論外です。(走行改ざん・事故隠し なんでもありです)

 

まとめ

ここまで色々と書きましたが、賛否両論あるでしょう。

ですが、今一度思い返してもらいたいのですが、

  • カーセンサーやグーネットが公言している、「中古車に対するネガティブなイメージは払しょくされた」
  • 当店に来店されたお客さんが言った「事故隠しやメーター改ざんなんて、そんなもの無いと思ってるから」

あなたは、本当にそう思いますか?

安いものには必ず理由があります。

中古車というのは、目で見ても判断しづらいもの、どこまでも分からないことが多いもの。

それを逆手にとり、素人には気付かれないとばかりに、不正を行い、相場よりも激安価格でカーセンサー・グーネットで釣る、悪徳販売店もあるのだということを知ってもらいたい、激安価格に釣られて騙され、苦い思いをしてもらいたくないといった思いがあります。

安心・安全で間違いない中古車選びとは、

  • 信頼できる販売店から購入すること
  • 第三者機関による鑑定書によって不正がないことを証明してもらえること

どんなお店なら信頼できるのか?を見極める方法を書いた、中古車屋の良し悪しを見極める方法+チェックシート付 こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

中古車選びの第一歩はここからスタートしましょう!

 

今回の記事はいかがでしたでしょうか?

この記事があなたの車選びに少しでもお役に立てば嬉しく思います。

 

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野瀬貴士

代表取締役プロフィール
大学卒業後、大手中古車ディーラー勤務を経て30歳でミニバン専門店㈱ラインアップを設立。現在43歳。2児の父。この業界の裏も表も知り尽くしているプロならではの視点から、悪徳中古車屋の巧妙な罠に引っ掛かってほしくないという強い想いのもと、ユーザーに正しい情報を発信し、賢い中古車選びが出来るよう情熱を持って記事を書いています。
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