みなさんこんにちは!埼玉県にある「ミニバン専門店ラインアップ」代表の菊池です。
中古車市場で人気が高まってきたアルファード・ヴェルファイア(20系)。流通台数も多く、総額150万円以下で十分に狙える大型高級ミニバンです。
そんなアルファード・ヴェルファイア(20系)には、さまざまなシートアレンジが用意されています。
2列目シートの種類や定員数によって利用できるシートアレンジは異なりますが、実際にどのようなシートアレンジがあるのかがわからない人も多いのではないでしょうか。
また、シートアレンジの種類がわかっても、どのシートアレンジができるグレードを選べばいいかで悩む人は多いです。
選び方を間違えてしまうと想定した車の使い方ができず、後悔してしまいます。
結論から述べさせてもらうと、アルファード・ヴェルファイア(20系)のシートアレンジは自分の目的や利用用途に合わせたものを基準に選ぶようにしましょう。
しかし、自分の目的がよく分からない状態の方も多いと思いますが大丈夫です。
今回の記事をご覧いただき、「こんな使い方してみたいなあ」「子供たちはこんな風に使いたいだろうなあ」「こんな風に荷物が積めるのか~」とイメージしてください。
今回はミニバン専門店で多数の車種を取り扱うラインアップ代表の私が、アルファード・ヴェルファイア(20系)のシートアレンジの種類や選び方について解説します。
アルファード・ヴェルファイア(20系)の2列目シートは3種類
アルファード・ヴェルファイア(20系)の2列目シートは、以下3種類が用意されています。
- リラックスキャプテンシート
- 6:4分割チップアップシート
- エグゼクティブパワーシート
それぞれどのようなアレンジか、詳しくみていきましょう。
リラックスキャプテンシート
リラックスキャプテンシートは、アルファード・ヴェルファイア(20系)の7人乗り2列目シートに標準搭載されています。
最大80cmの超ロングスライドが可能で、搭載できるセカンドシートの中ではスライド幅が最長です。
シートスライドは手動ですが、レバーの操作のみでシート移動できるためそこまで手間にはなりません。
シート間にはサイドテーブルが設置されており、2人分のカップホルダーとテーブルスペースが確保されています。
各シートには無段階調整の回転式アームレストが付属のほか、マニュアルオットマンが搭載されているのが特徴です。
- スーパーリラックスモード
- 2列目・3列目シートフルフラットモード
- 1列目・2列目シートフルフラットモード
- 4人乗車+荷室モード(ラゲージモード)
- 最大積載モード(最大ラゲージモード)
6:4分割チップアップシート
6:4分割チップアップシートは、8人乗りの2列目シートとして搭載されています。
6:4分割チップアップシート最大の特徴は、ワンタッチでシート座面が跳ね上がる点です。
チップアップ機構が搭載されており、このチップアップ機構と最大75cmのロングスライドを組み合わせれば、190cm~200cm程のラゲージスペースが確保できます。
フルフラット時はベンチシートのすき間がほとんどないため、車中泊や大きめの荷物を積載するときにも活躍するシートといえるでしょう。
- 2列目・3列目シートフルフラットモード
- 1列目・2列目シートフルフラットモード
- 5人乗車+荷室モード(ラゲージモード)
- 最大積載モード(最大ラゲージモード)
エグゼクティブパワーシート
エグゼクティブパワーシートは、本革シートやジャガード織物シートで作られている、高級感のある7人乗りの2列目シートです。
各シートがソファのように区切られているため、高級マッサージチェアのようにくつろげます。
シート調整は電動式パワーシートとなっており、パワーリクライニングやパワーオットマンが採用されているのも特徴といえるでしょう。
ロングスライドは最大500mmと短めですが、車内の高級感を重視する人におすすめの2列目シートです。
- 2列目・3列目シートフルフラットモード
- 1列目・2列目シートフルフラットモード
- 4人乗車+荷室モード(ラゲージモード)
- 最大積載モード(最大ラゲージモード)
アルファード・ヴェルファイア(20系)7人乗りのシートアレンジ
アルファード・ヴェルファイア(20系)の7人乗りシートアレンジは、以下の5つです。
- ラゲージモード(3列目左右跳ね上げ)
- フルフラットモード(2列目・3列目)
- フルフラットモード(1列目・2列目)
- スーパーリラックスモード(2列目横スライド+超ロングスライド)
- エグゼクティブモード(フットレスト+オットマン)
各シートアレンジの特徴について、詳しくみていきましょう。
※下記の動画でも7人乗りシートアレンジを解説しています↓
最大ラゲージモード(3列目シート左右跳ね上げ+2列目シート前方スライド)
最大ラゲージモード(3列目シート左右跳ね上げ+2列目シート前方スライド)は、3列目シートを跳ね上げ、2列目シートを前方スライドさせて、ラゲージスペースを確保するモードです。
このシートアレンジでは、「2列目背もたれまで170㎝、1列目センターコンソールまでは230㎝」のラゲージスペースが生まれるため、多くの荷物や自転車や大きめの棚などを積み込めます。
最大ラゲージモードは引っ越しで荷物を運ぶときや車で旅行に行く時など、多くの荷物を積む必要があるときに活躍するモードの一つです。
ラゲージモード(3列目シート左右跳ね上げ)
ラゲージモード(3列目シート左右跳ね上げ)は、2列目シートを最後方までスライドさせて、3列目シートを跳ね上げるシートアレンジです。
2列目シートの居住性は確保しつつ、荷物を積みたいときに便利です。
2列目シートを両窓側に固定したキャプテンシートの場合、背もたれまで122㎝のスペースが生まれます。大きいキャリーケースや、ちょっとした家具家電などはラクラク積めます。
フルフラットモード(2列目・3列目シート)
フルフラットモード(2列目・3列目シート)は、2列目と3列目シートをフラットな状態にするモードです。
横になるのに十分なスペースを確保できるため、車中泊をするときに活躍するモードといえるでしょう。
センターテーブルを出しても使えますし、センターテーブルを格納して2列目シートをくっつけても使えます。
スペースとしては、大人2人が広々と横になれるスペースを確保できます。
長距離ドライブなどでは、ゆっくり休める車内空間が大事になりますので、これくらいの広さがあれば快適ですね。
フルフラットモード(フロントシート・セカンドシート)
フルフラットモード(1列目・2列目シート)は、1列目と2列目をフラットシートにするモードです。
3列目以外はフラットな状態になり長い荷物も載せられます。
また、足を曲げれば各シートで一人一人が休憩できるほどのスペースにもなりますが、ゆったり使いたいのであれば大人2~4人程度が限度でしょう。
3列目も活用すれば最大で5人程度の居住空間は得られるため、フルフラットモード(1列目・2列目シート)は大人数で移動時に、車中泊が必要なときに活躍するモードです。
スーパーリラックスモード(横スライド+超ロングスライド)
スーパーリラックスモードは、リラックスキャプテンシートのみ可能なシートアレンジです。
2列目シートを限界まで後ろに下げることで1列目との間にスペースを確保し、オットマンを利用して存分に足を伸ばせます。
逆にいうと3列目シートのスペースはほとんどありません。
また、3列目シート左右跳ね上げにしていると、2列目シートの背もたれが干渉して最後方まで下げられません。3列目を荷室スペースとして使用したい場合、3列目シート背もたれを折りたたんだ状態にして、棚が上下2段あるような感じで使うことになります。
スーパーリラックスモード(横スライド+超ロングスライド)は1列目と2列目に乗車し、足元を広く取って快適に乗りたいときに活躍するモードです。
1列目シートを後ろまで下げた状態でも、103㎝ほどの足元スペースを確保できます。
エグゼクティブモード(フットレスト+オットマン)
エグゼクティブモード(フットレスト+オットマン)は2列目シートに搭載されているオットマンだけでなく、フットレストを引き出して利用するモードです。
こちらはエグゼクティブパワーシート搭載車にある機能で、フットレストに足を伸ばして座席に座っていられるため、足への疲労感を軽減できます。
1列目と2列目の距離を近めに保ちつつ、足を伸ばしたいときにエグゼクティブモード(フットレスト+オットマン)は活用できるでしょう。
まさにファーストクラスにいるような感覚です。
アルファード・ヴェルファイア(20系)8人乗りのシートアレンジ
アルファード・ヴェルファイア(20系)の8人乗りシートアレンジは、以下の4つです。
- ラゲージモード(3列目シート左右跳ね上げ)
- 最大ラゲージモード(2列目シートチップアップ+3列目シート左右跳ね上げ)
- フルフラットモード(2列目・3列目シート)
- フルフラットモード(1列目・2列目シート)
8人乗りシートでは、2列目シートの座面が跳ね上げられますので、より前方までスライドさせることが出来ます。
ここからは各シートの特徴について、詳しく解説していきます。
最大ラゲージモード(2列目シートチップアップ+3列目シート左右跳ね上げ)
ラゲージモードは、3列目シートを跳ね上げて2列目シートをチップアップすれば、200cm近くのラゲージスペースを確保できる最大ラゲージモード(2列目シートチップアップ+3列目シート左右跳ね上げ)となります。
最大ラゲージモード(2列目シートチップアップ+3列目シート左右跳ね上げ)のときに乗車できるのはドライバーと助手席の2席のみです。
乗車人数が限られてしまうのは、デメリットといえます。
しかしその分、一般的なクロスバイク程度であれば積載できるスペースを確保できるため、サイクリングをはじめとするアクティビティや引っ越しの場面で活用できるでしょう。
ライバル車のエルグランドや、ミドルサイズミニバンのセレナなどと比較しても、広いスペースを確保できます。
ラゲージモード(3列目シート左右跳ね上げ)
ラゲージモード(3列目シート左右跳ね上げ)は、3列目のシートを両側に跳ね上げることで荷室を作るモードです。
2列目シートは後方スライドして5人乗車が出来るため、居住性を確保しつつ荷物を積めます。荷室スペースは7人乗りキャプテンシート車とほぼ同等の120㎝です。
大型キャリーケースが2個程度は余裕で入るスペースであるため、車を利用した長期間の旅行の際にも活用できるでしょう。
また家具や家電を購入して、そのまま持ち帰りを考えているときにもラゲージモード(3列目シート左右跳ね上げ)は活躍します。
フルフラットモード(2列目・3列目シート)
フルフラットモード(2列目・3列目シート)は、2列目と3列目シートを倒してフラットな状態にするモードです。
7人乗りにも同様のモードがありますが、センターアームレストとセンターテーブルが収納できる分、より高い完成度でフルフラットになるため、快適でのびのびとした空間を確保できます。
フルフラットモード(2列目・3列目シート)であれば家族で移動するとき、両親が1列目、子供たちを2列目・3列目で休ませるといった使い方が可能です。
フルフラットモード(フロントシート・セカンドシート)
フルフラットモード(1列目・2列目シート)は、1列目と2列目のシート背もたれを倒した状態にするモードです。
3列目の座面までフラットに繋げられるので、全席で休めます。
車中泊の場面で活躍するモードといえるでしょう。
長時間体を休めたい場合にも、フルフラットモード(1列目・2列目シート)はクッション性に優れ、おおきな凹凸がない分、疲れを取りやすいのがメリットといえます。
7人乗りのメリット・デメリット
アルファード・ヴェルファイア(20系)の7人乗りを選ぶメリットとデメリットは、以下の通りです。
- 2列目の乗り心地が良い
- 3列目へのアクセスがしやすい
- 2列目がベンチシートではないため車中泊がしにくい
各メリットとデメリットについて、詳しくみていきましょう。
2列目の乗り心地が良い
7人乗りの場合、2列目のシートがそれぞれ独立したキャプテンシートとなっています。
キャプテンシートには「オットマン・ひじ掛け・センターテーブル」が取り付けられていることから、高いホールド性や快適性が得られるのが特徴です。
長距離移動の際、ただ車に乗っているだけでも疲労はたまってしまいます。
ホールド性と快適性のある座席でくつろげるのは、7人乗りならではのメリットです。
3列目へのアクセスがしやすい
7人乗りの場合、2列目の真ん中が空いている「ウォークスルー」のため、3列目へアクセスしやすいです。
3列目にアクセスがしやすければ、3列目に置いた荷物を取りに行く、3列目に座っている人と物の受け渡しをするなどがスムーズにできます。
車内移動時に障害が少ないのは、長距離ドライブや旅行時にストレスが少なくメリットとなるでしょう。
車中泊がしにくい
7人乗りシートの場合、車中泊がしにくいデメリットがあげられます。
2列目がベンチシートではないため、シートをフラットにしても中央部分のひじ掛けやセンターテーブルが邪魔になり、決して寝るのに適したシートとは言えません。
しかし、2人が寝る分には中央席の凹凸は全く問題ないのと、オットマンを使えば2列目シートだけでも十分に横になれるので、実際の使用方法を想像して選ぶことが大切です。
ベンチシートの8人乗りと比べると、フルフラットシート時には、疲労感や睡眠不足を感じやすいデメリットがあることは覚えておきましょう。
8人乗りのメリット・デメリット
アルファード・ヴェルファイア(20系)8人乗りのメリットとデメリットは以下の3つです。
- 最大乗車定員数が多い
- ラゲージモード時の荷室スペースが広い
- 3列目へアクセスしにくい
ここからはそれぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。
最大乗車定員数が多い
最大乗車定員数が多いのは、8人乗りならではのメリットです。
8人乗りの場合は1列目に2人、2列目に3人、3列目に3人が乗車できます。
家族だけではなく、友人や両親と出かけるときに車を出す機会が多いのであれば、8人乗りを選んでおくのがおすすめです。
ラゲージモード時の荷室スペースが広い
ラゲージモードの中でも最大ラゲージモードを使用すれば、7人乗りよりも広い荷室スペースを確保できます。
広い荷室が確保できれば、大きな荷物や多数の荷物を積み込めるため、旅行や引っ越しの場面で活躍するでしょう。
また、職人さんなどはこちらのシートアレンジが必須だという方が多いです。
趣味でサイクリングやスノーボードを楽しむ人も、必要なアイテムをラゲージスペースに積み込める点から8人乗りがおすすめです。
ただし、最大ラゲージモードの時は1列目以外には乗車できないため注意しましょう。
3列目へアクセスしにくい
8人乗りの場合、2列目シートがキャプテンシートではなくベンチシートとなっています。
そのため、7人乗りと比べると3列目へはアクセスしにくいです。
3列目に行くためには2列目の左右どちらかを倒して移動しなければならないため、定員いっぱい乗車している場合にはより不便さを感じます。
アルファード・ヴェルファイア(20系)のシートアレンジまとめ
今回はアルファード・ヴェルファイア(20系)のシートアレンジについて解説してきました。
アルファード・ヴェルファイア(20系)のシートアレンジは、大型高級ミニバンらしい広々空間とラグジュアリーな車内を生かしたシートアレンジが可能です。
- スーパーリラックスモード(7人乗り)
- セカンド・サードシートフルフラットモード(7.8人乗り)
- フロント・セカンドシートフルフラットモード(7.8人乗り)
- ラゲージモード(7.8人乗り)
- 最大ラゲージモード(7.8人乗り)※8人乗りの方が広い
- エグゼクティブモード(エグゼクティブパワーシート搭載車)
- キャプテンシート、ウォークスルー(7人乗り)
- ベンチシート(8人乗り)
あなたがやってみたいシートアレンジはありますでしょうか?
当店のお客様の場合、家族連れや職人さんが多いこともあり、【スーパーリラックスモード・ウォークスルー・ラゲージモード・最大ラゲージモード・2.3列目フルフラットシート】が特に人気です。
アルファード・ヴェルファイア20系は、ライバル車のエルグランドと比較しても車内空間が広いため、車中泊や荷物の積み込みまで幅広く対応できます。
150万円以下の国産ミニバンで広い車内空間を楽しみたい方は、アルファード・ヴェルファイア20系がオススメです。
なので家族で旅行に行ったり、買い物に使ったりととファミリカーとして様々な用途として使うのに最適なお車と言えます。
当店ラインアップでは、アルファード・ヴェルファイア共に多くの在庫車両を扱っていますので、実際にシートアレンジを確認していただいたり、気になるお車があれば試乗していただくことも可能です。
>>当店のアルファード・ヴェルファイアの在庫情報と画像はこちら
アルファード・ヴェルファイアの中古車購入を考えているみなさまへ
中古車業界はまだまだ、お客様の“知らない”を上手く利用しようとする販売店が沢山あります。
大手の販売店はマーケティングを駆使し、いかにお得に見せて売れるか?という見せ方なので、仕方がないのですが正しい情報を得るのは難しいです。
中古車であればメリットもデメリットも必ずあります。
ラインアップでは、お客様に中古車選びで後悔して欲しくないのでメリットデメリットを最大限お伝えしています。
どんな使い方ができるのかな?
保証とかちゃんとあるのかな?
ローンはどうなんだろう?
本当に表示価格で購入できるのかな?
など様々な不安はつきものです。
このような不安や疑問点は、無料の来店相談をしてくだされば、全て解消させていただきたいと考えています。
家族と外へ出かけたくなる。思い出を沢山作りたい。仕事用の車でも快適に使いたい。
そんなちょっとした喜びや幸せも提供できるのが嬉しいです。
もし、車の購入をご検討でしたら、お役に立ちたいと思っています。
今回の記事はいかがでしたでしょうか?
みなさんのカーライフのお役に立てれば嬉しいです。無料相談も受けていますので、お気軽にご相談ください。
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