
みなさんこんにちは!埼玉県にある「ミニバン専門店ラインアップ」代表の菊池です。
80系のノアとヴォクシーでは、7人乗り仕様と8人乗り仕様が存在します。
当店にご来店いただくノア・ヴォクシーをご検討中のお客様の中で、「7人乗りと8人乗りのどちらがいいんですか?」というご質問をよくいただきます。
結論、使用用途やご家族の人数によって使い勝手は大きく変わってきます。
では、7人乗りと8人乗りではどのような点が異なるのでしょうか?
本記事では、80系のノアとヴォクシーの7人乗りと8人乗りを徹底比較していきます。
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はじめに|「7人乗りと8人乗り、どっちが正解?」と迷っているあなたへ


ミニバンを探している人の中で、7人乗りと8人乗りでどちらが正解か悩んでいる人が多いことでしょう。
ここでは、7人乗りと8人乗りがどのように違うのかについて解説します。
まずは知っておきたい!基本の違い
7人乗りと8人乗りの大きな違いは、キャプテンシートかベンチシートかの違いとなります。
7人乗りの場合、2列目がキャプテンシート仕様となります。


キャプテンシートとは、2列目の座席として独立した一人掛けのシートのことを指し、左右にアームレストがついているのが特徴であり快適性やゆとりを重視している設計です。
シート間にセンターテーブルが用意されており、ドリンクやスマートフォンなども置くことができるので便利です。
また、隣のシートとの隙間が多くよりゆったりした座り心地を実現できます。
ウォークスルーのスペースも確保されている点も魅力です。
一方、ベンチシートとは長椅子のように左右の座席が一体となったシートのことです。


ホールド感がないものの、座る位置をある程度自由に調整できリラックスした姿勢で座ることができます。
また、それぞれの席で背もたれについては角度を調整できます。
80型のノアとヴォクシーは、2列目が7人乗りは「キャプテンシート」仕様、8人乗りは「ベンチシート」仕様を採用しています。
7人乗り(キャプテンシート)の特徴とメリット


7人乗りで採用されている、キャプテンシートの特徴とメリットには、以下の点が挙げられます。
各特徴について、詳しく解説します。
ゆったり座れる2列目の快適性
キャプテンシートの場合、ゆったり座れる2列目の快適性が魅力です。
ベンチシートと違い、2列目は2人掛けとなるので広々とした仕様となっています。
アームレスト付きで独立感あり、隣に人が乗っていても気になりにくいメリットがあります。
センターテーブル付きで利便性も高いので、スマートフォンを置いていくことも可能です。
以上のように、長時間のドライブでも気にならずに乗り続けることができるのがキャプテンシートの特徴となります。
シートアレンジの自由度が高い
キャプテンシートの特徴として、シートアレンジの自由度が高い点も挙げられます。
センターテーブルを折り畳むだけでウォークスルー可能であり、3列目へもアクセスしやすいのがメリットです。
また、左右スライドやロングスライドで空間の調整が自在できます。
より密着して会話したい場合などでは、隣のシートと密着させて使用することもできます。
車中泊や長距離ドライブにも最適
キャプテンシートの場合、車中泊や長距離ドライブにも最適である特徴もあります。
座席を最大まで後方に下げてフラットに近い状態にできるので、まるでベッドに寝ているかのような状態で休むことができます。
20系のノアとヴォクシーの場合、フラットにする際に跳ね上げた3列目のシートが緩衝しやすいデメリットがありました。
80型では、完全リクライニングできるようになったのは大きな進歩です。
特に、カップルや4人家族におすすめのシートです。
荷物を積むにも便利な使い勝手
キャプテンシートの場合、荷物を搭載するのに便利な使い勝手であるメリットがあります。
80型のノアとヴォクシーの場合、3列目は跳ね上げ式のシートとなっていて、跳ね上げても出っ張りにくい特徴があります。
これにより、中央を空けスキー板や自転車などの長物も積載可能です。
また、片側だけ荷物スペースとして使う使い方もできるメリットもあります。
8人乗り(ベンチシート)の特徴とメリット


8人乗りで採用されている、ベンチシートのメリットや特徴として以下の点が挙げられます。
各特徴やメリットと、デメリットについてもみていきましょう。
最大8人まで乗れる圧倒的な積載力
ベンチシートの場合、最大8人まで乗車できる圧倒的な搭載力が魅力です。
2列目に、大人3人がゆったり座れる仕様となっています。
イメージとしては、左右がキャプテンシート風で、真ん中が若干手狭となっている形となっています。
2家族での旅行など、大人数の移動に最適です。
チャイルドシートや育児にも◎
フラットシートの場合、チャイルドシートを取り付けやすいメリットがあります。
まだ小さい子どもがいる家庭の場合、チャイルドシートが必須です。
そこで、ベンチシートであればチャイルドシートを設置しやすいく移動する際のセッティングなどで時間を短縮できます。
また、フラットな座面であるため子どもを寝かせておむつ交換などをしやすく、育児を行う上でもベンチシートは便利です。
真ん中のテーブルで利便性をプラス
80型のノアとヴォクシーの場合、ベンチシートでも真ん中のテーブルが大きく利便性が高い特徴があります。
3人掛けの場合、真ん中のシートが背もたれになっている箇所を、2人掛けにした場合はセンターテーブルとして使用できます。
ドリンクホルダーや小物入れもあり、手軽にものを載せられるので便利です。
キャプテンシート風に演出ができる点が、80型のノアとヴォクシーのベンチシートの魅力です。
デメリットも理解しておこう
80型のノアとヴォクシーのベンチシートには、デメリットも存在します。
最も大きなデメリットが、ウォークスルー不可である点です。
左側のシート1席分か、右側のシート2席分を前に倒さないと3列目に移動できません。
頻繁に乗降するする場合、手間がかかるのは事実です。
さらに、チャイルドシート装着時は前に倒せないのでチャイルドシートの設置場所を良く考えて対応する必要があります。
実際どうなの?乗り心地・使い勝手の比較


80型のノアとヴォクシーで、7人乗りか8人乗りかを選択する場合、乗り心地や使い勝手が気になることでしょう。
ここでは、キャプテンシートとベンチシートので乗り心地などを比較します。
キャプテンシートの快適性
キャプテンシートの場合、乗降性や座り心地は抜群です。
ミニバンの弱点となる、居住性の低さを解消できる点は魅力です。
ロングスライドにより、大人も余裕の空間を構築できます。
しかし、中央席がないので乗車人数としては見劣りしてしまいます。
ベンチシートの機能性
ベンチシートの最大の魅力は、乗車定員が多い点です。
80型のノアとヴォクシーの場合、3人が横並びでも乗れる安心感があります。
テーブル活用やフルシート仕様により、実用性の高さが魅力です。
こんな人におすすめ!タイプ別の選び方


ここでは、7人乗りと8人乗りそれぞれに向いている人の特徴を紹介します。
車に対するニーズを明確にして、自分に合ったタイプを選びましょう。
7人乗り(キャプテンシート)が向いている人
7人乗りの場合、4人家族で夫婦と子供の家族構成のファミリー向きのレイアウトです。
大人数で移動するわけではなく、休日などで買い物に出かける際に利用する車として最適です。
また、快適性が高いので車中泊や長距離旅行向きであり、趣味で荷物を載せたい人にも向いています。
さらに、3列目へのアクセスを重視したい人にとっても、7人乗りが向いています。
8人乗り(ベンチシート)が向いている人
8人乗りの場合、5人以上の家族構成の場合に最適です。
また、お友達家族と一緒に出かけたい人の場合、7人では心許ないため8人乗りを選択すると良いでしょう。
さらに、赤ちゃん連れでおむつ交換スペースも重視したい人もベンチシート仕様が役立ちます。
購入時のチェックポイント


80型ノアやヴォクシーの場合、購入時にチェックしておきたいポイントがあります。
ここでは、購入する際にチェックすべきポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
流通量・中古車相場は?
80型ノアやヴォクシーの場合、グレード内容によるものの、大まかな傾向として流通量としては7人乗りの方が多いです。
7人乗りの方が流通台数が多く、探しやすい傾向にあります。
中古車相場を見ると、ミニバンの一般的な傾向として7人乗りの方が高い場合が多いもの、80型ノアやヴォクシーは価格差は大きくないが、8人乗りは希少性が高く下がりにくい傾向があります。
実車で試してみるのがベスト
80型ノアやヴォクシーの中古車を購入する場合、実際に試乗などを行って試してみるのがおすすめです。
特に、シートに座ってスライドや荷室の使い勝手などをしっかりとチェックしましょう。
また、チャイルドシートやベビーカーを載せる想定で確認すると、購入した後に失敗したと感じてしまうことを防止できるのでおすすめです。
まとめ|家族構成と用途に合わせて選ぼう
80型ノアやヴォクシーの7人乗りと8人乗りにはどちらにも長所があり、使い方次第で満足度は大きく変わります。
そこで、家族構成と用途に合わせて最適なシートを選択するのがおすすめです。
購入する前に、試乗してシートの座り心地や操作性などを実感するのが一番確実です。
ラインアップでは、80型ノアやヴォクシーの試乗も可能ですので、購入を検討されている方はぜひご利用ください。






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