アイシスは低燃費?ライバル他車と色々比べた結果・・・

アイシス 燃費

みなさんこんにちは。埼玉県入間郡三芳町にある、ミニバン中古車専門店、ラインアップ代表の菊池です。

小型ミニバンの代表格アイシス。

ミニバンを選びたいけど燃費が気になる。

とは言えシエンタ・フリードじゃ小さすぎる。

アイシス・・・・広い室内ながら程よくコンパクトなそのボディはきっとずば抜けた燃費性能を発揮するんじゃないか?

同じトヨタの2000ccでもノア・ヴォクシーは大きいからきっと燃費が悪いに違いない!だからアイシスを選ぶんだ!

そんな「燃費」と「室内の広さ」で葛藤を繰り広げているあなた!

今回は、アイシスの中古車として買い得感の強い2004年(H16年)式から2009年(H21年)9月式までの前期型と、マイナーチェンジ直後の後期型初期までのモデルに絞って詳しく燃費について解説します。

さらに、アイシスを他のライバル車と燃費比較をしますので、ぜひお役立てください。

 

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まずはアイシスの燃費!

アイシス前期
排気量 駆動 カタログ(km/l) 実質(km/l)
1800cc 2WD 14.4 12.3
4WD 設定無し
2000cc 2WD 14.4 12.4
2WD(プラタナ) 14.0 12.1
4WD 12.6 10.1

前期型プラタナだけ標準グレードより僅かに劣りますが、原因はプラタナ2000FFだけタイヤが僅かに太い為と考えられます。

(標準グレードが195/65R15に対してプラタナ2000FFは205/55R16)

(プラタナ4WDとプラタナ1800は195/65R15)

参考記事▶アイシス「プラタナ」と「標準グレード」の違いって?

参考記事▶【アイシスってどんな車?】スライドドア+ピラーレス/高い乗降性と使い勝手重視の5ナンバーサイズミニバン

アイシス後期
排気量 駆動 カタログ(km/l) 実質(km/l)
1800cc 2WD 16.4 12.9
4WD 13.6 10.7
2000cc 2WD 15.2 12.8
4WD 設定無し

後期型は新型エンジンが搭載され燃費とパワーが向上しました。

カタログ値は10・15モード燃費です。

実質燃費はレビューサイトに書き込まれている最新30件の平均を算出しました。

燃費性能「アイシスvsノア」


人気グレードのアイシスプラタナとノア70系の前期型「S」グレードとで比較します。

参考▶ノアの中古車をもっと詳しく知りたいママの為に分かり易くとことん解説

後期型はプラタナも標準グレードも燃費カタログ値は同じです。

ノア70系の後期型全グレードと前期型最上級グレード「Si」はその他のノア70系と比べやや高性能なエンジンを搭載しておりますが、2017年4月現在まだ値段が高いため、現在買い時の前期型のグレード「S」で比較します。

燃費性能「アイシスvsノア」
アイシス ノア
前期 後期
カタログ 14.0 15.2 13.4
実質 12.1 12.8 10.4

燃費性能を左右する要因「エンジン性能」「タイヤサイズ」「車重」を比較してみましょう。

アイシス ノア
前期 後期
エンジン 1AZ-FSE 3ZR-FAE 3ZR-FE
出力 155ps/19.6k 158ps/20.0k 140ps/19.4k
タイヤサイズ 205/55R16 205/55R16 205/60R16
車重 1470kg 1470kg 1580kg

(ノア後期型と前期型ZSはプラタナ後期型と同じエンジンが搭載されております。)

アイシス後期型とノアの燃費差は2.4km/lです。

仮にあなたが年間1万キロクルマを使用されるのなら、レギュラーガソリンの価格を126.7円とした場合、

アイシス:1万km÷12.8km×126.7円=98,984円/年間
ノア:1万km÷10.4km×126.7円=121,826円/年間
ノア(121,826円/年間)-アイシス(98,984円/年間)=22,842円

年間で22,842円、月間で1,904円の差となります。

さらに他の車種とも比べてみましょう!

燃費性能「アイシスvsシエンタ」

燃費性能「アイシスvsシエンタ」
アイシス シエンタ
前期 後期
カタログ 14.0 15.2 19.0
実質 12.1 12.8 13.9

室内は狭くなりますが軽量になる分燃費性能はあがります。

カタログ値は10・15モードという計測方法で、それはクルマが低燃費で走るためにもっとも最適な走り方で計測します。

シエンタほど小さなローパワーエンジンでは信号待ちからアクセルオンでスタートした時についエンジンを回しがちになってしまいます。

それが原因なのか、実質燃費のアイシスとの差は僅か1.1km/lでした。

燃費性能「アイシスvsアルファード」

燃費性能「アイシスvsアルファード」
アイシス アルファード
前期 後期
カタログ 14.0 15.2 9.7
実質 12.1 12.8 6.9

アルファードは室内は圧倒的に広くなりますが重くなる分燃費性能はさがります。

参考▶初代アルファード4WDの燃費はどれくらい?

アイシスのライバル車種と比較


アイシスのライバル車種と言えば、マツダプレマシー、ホンダストリームといったところでしょう。

世代を揃えて

  • アイシスプラタナ前期型(H16年~H21年9月)
  • プレマシー二代目前期型(H17年2月~H19年9月)
  • ストリーム初代最終型(H15年9月~H18年7月)

で比較します。

燃費性能「アイシスvsプレマシーvsストリーム」
アイシス プレマシー ストリーム
カタログ 14.0 14.0 15.0
実質 12.1 12.1 12.8

多少の差はありますがずば抜けたものはありません。

(因みにアイシス・プレマシーは後席ドアはスライドドアとなるが、ストリームは開き戸タイプとなる。)

 

燃費性能に大きく影響を与える4つの要因

アイシス エンジン

①「車重」

世間一般的にも、小さく軽量ならば省燃費となり、逆に大きく広く重いクルマなら燃費は悪くなるというイメージが定着していると思います。

だからこそ、今回のテーマであるアイシスの燃費について、「比較的軽量なアイシスはミニバンなのに燃費がとても良いかもしれない?!」と気になったのだと思います。

例えば、重たい荷物を持った状態やお子さんを抱っこして歩こうとしてもすぐに重さを感じ始め、疲れて歩く速度が遅くなるようなご経験お有りではないでしょうか?

目的地に付いた頃には、普通に歩くなら疲れもせず余裕なはずなのに、荷物が重たかったせいで凄まじい疲労感を感じ、体内のエネルギー・・・つまりクルマでいう所のガソリンを全部使ってしまったように思える事もあると思います。

つまり人もクルマも重ければ重いほどエネルギー・・・つまりガソリンを使う事になります。

少々余談ですが、室内を広く尚且つ軽量に設計できないのか?と思いますね。

それをするとなると、鉄板を薄くせざるを得なくなりボディ強度が下がります。

強度の無いボディは衝突事故を起こせば原型を留めないほど潰れ死亡事故になる可能性が高くなるばかりか、普段の走行時、エンジンの重さやパワーに耐えられずドンドンと車体が歪み故障の原因となります。

②「エンジンの特性」

スポーツカーは軽量ボディがほとんどですが、エンジン特性として燃費はあまり考慮しておらず、より多くの空気を吸ってより多くのガソリン噴射を行い、速く走るためだけに特化しているエンジンですので燃費は悪くなります。

逆にファミリカーとして使われるクルマのほとんどは燃費を考慮したエンジン特性になっており、パワーは下がる分、燃費は向上しております。

特に小型ミニバンはユーザーからの期待も「省燃費である事」が強いのでメーカーもそれに答えようと試行錯誤します。

アイシスはその代表格とも言える程、省燃費である事の使命を背負ったミニバンです。

③「駆動方式」

アイシスは2WDと4WDの設定があります。

4WDとは4つのタイヤ全てにエンジンから動力が伝わっていて、4輪全てが駆動するタイプです。

2WDは前か後ろどちらかだけが駆動しております。

アイシスの2WDは前のタイヤだけが駆動します。

このタイプは最も動力伝達にロスが少なく燃費が良くなります。

大昔の2WDの多くは後ろのタイヤが駆動しておりました。

車体前方にあるエンジンからプロペラシャフトという重く長いシャフトで車体後方にあるリアタイヤまで動力を伝えます。

この重く長いプロペラシャフトを回すだけでエネルギーロスが生じ燃費は悪くなります。

4WDも同様にプロペラシャフトを介して後ろのタイヤを駆動させます。

さらに余談ですが、アイシスのようなクルマの4WDはスポーツカーや大型4WDのプロペラシャフトほどの強度は必要ないので、その分可能な限り軽くしてパワーロスを少なくしてあります。

関連記事▶4WDって何?あと、FFとかFRとか?雪が多い地域に住んでいる私に必要?

④「タイヤの太さ」

タイヤが太ければ太いほど燃費は悪くなります。

空気が抜けかかった自転車のタイヤは潰れて接地面が増えた状態になり、それはタイヤが太くなったのと同じ状態であると言えます。

その状態で自転車を漕ぐととても疲れますね?

同様の事がクルマでも起こります。

太いタイヤほど、転がり抵抗が増えます。

上記表でアイシスとノアのタイヤサイズを比較しましたが、アイシス標準グレードはノアよりも1cm細いタイヤを使ってますが、プラタナは同じ太さです。

関連記事▶ミニバン向けのタイヤって良さそうだけど何がどう違うの?

アイシス・燃費と広さの相関図


上記で燃費に差がでる原因をいくつか検証しましたが、ミニバンは特に車体が大きい車種ですので「車重」が原因の主となります。

車体の大きさ・・・つまり「車内の広さ」と「燃費」は密接な因果関係にあると言えます。

燃費と広さの相関図
アイシス 燃費 相関図

燃費を向上させる方法


同じ車種でも燃費は乗り方やちょっとした一手間で変わります。

☑タイヤの空気圧

例えばタイヤの空気が抜けかかった自転車を漕ごうとしてなかなか前に進まず息が上がってしまったご経験がお有りの方は多いと思います。

クルマも同じでタイヤの空気がきちんと適量入っていないと、転がり抵抗が増え燃費が悪くなります。

通常ほとんどのクルマでドアを開けたところにタイヤ空気圧の既定値の記載があります。

タイヤ空気圧
アイシス タイヤ空気圧

燃費を向上させる為にこの数値にプラス1kgf/cm2多めに入れても良いと思います。

その結果、タイヤの転がり抵抗が減り、燃費が向上します。*あくまでも自己責任でお願いします。

☑あえてハイオクをいれてみる

クルマは古くなればなるほど燃焼効率が悪くなり燃費が悪化します。

エンジン内部にスラッジが付着し抵抗が増える事が原因の一つとしてあります。

ハイオクガソリンはレギュラーガソリンよりも高圧縮に耐えられるガソリンですが、同時に様々な添加剤やエンジン洗浄剤が添加されております。

その添加剤や洗浄剤が新車時の出力を回復させる効果を期待できます。

また少々専門用語が出ますが、クルマはノック(エンジン内部で爆発のタイミングがずれて車体が小刻みに揺れる現象)を回避するためにコンピューターが自動的に点火タイミングを遅らせます。

ハイオクを使う事でノックしにくくなるので、コンピューターが点火タイミングを正常なタイミングに戻す事ができ、結果新車時パワーの回復が期待できます。

その結果今までよりもパワーが向上しアクセルを深く踏まなくなるので燃費が向上することがあります。

ただ、どのくらい燃費が向上するか?などは中古車の個体差で変わります。

ハイオクとレギュラーの価格差はおよそ10円/lですが、結果プラスマイナス0であったとしても、エンジン内部の洗浄が出来るわけですから、お試しする価値はあると思います。

☑ガソリンメーカー、スタンドとの相性

最近ではレギュラーガソリンにも添加剤や洗浄剤を添加するメーカーもあります。

その効果なのかどうか、因果関係の追求まではできませんでしたが、筆者の体験談とレビューサイトの投稿などから、メーカーやスタンドとの相性がある可能性は否定出来ないように思えます。

例えば筆者の場合、エスティマ2.4でガソリンメーカーほぼ全メーカーを各メーカー数回に渡り燃費をチェックしてみた所もっとも相性が良かったのはESSOのガソリンで最も悪かったメーカーと比べ最大1.6km/lの差がありました。

クチコミサイト投稿者のレビューでは同じメーカーでもガソリンスタンドによって変わるとのお話もありました。

ご近所のガソリンスタンド数軒で給油してみて、その度に燃費をメモしておくと「アレ?ここのスタンドだけ妙に燃費が良いな?!」というスタンドが見つかるでしょう。

※2021年7月現在、ガソリンメーカーの差は少なくなってきています。

☑低燃費オイルはどう?

オイルは粘度が柔らかければ柔らかい程、エンジン内部の部品が動く際に抵抗が少なくなり、燃費は向上します。

下記はカー用品店やホームセンターで売っているクルマ用のエンジンオイル4リッター缶ですが、缶の真ん中に「0W-40」という表示があります。

オイル粘度表示
低燃費オイル

「0W-40」の左側の数値「0W」はどれだけ低い温度から性能を発揮するかを表しております。

「5W-40」や「10W-40」という表示もありますが、低ければ低いほど低温度に対応できます。

また、右側の数字はどれだけ高温度でも対応できるかを表しております。

低燃費オイルは「0W-20」がほとんどとなりますが、「5W-20」や「10W-30」よりも1000円~2000円程やや高価になります。

半年に1回オイル交換をするとして、オイルが高価になった分それを向上した燃費で相殺できるかと言えば少々疑問を感じます。

また、低燃費オイルは粘度が低いため、エンジンをガンガン回すような走り方や、油温が上昇しやすいような環境での使用は向いておりません。

油膜切れを起こしエンジン部品を傷める可能性があります。

右側の数字が高いオイルなら高温でも油膜切れを起こしませんが、写真のオイルのように「0W-40」のような対応範囲が広いオイルは高価です。

そんなリスクやコストパフォーマンスを考えると普通のオイルで充分かもしれません。

まとめ


アイシスはミニバンの中では燃費が良い方である事は間違いないが、ノアとの差は2.4km/lで年間1万キロ走行する人なら年間で22,842円、月間で1,904円の差。

大き過ぎると運転出来ない、車庫に入らない、これらの理由からアイシスを選ぶのは仕方ないと思いますが、燃費だけにこだわり過ぎるのではなく、アイシスで得られる省燃費と、同じ排気量だけど室内が広いノア・ヴォクシー・セレナ・ステップワゴンで得られる快適さを天秤に掛けた場合、小さなお子さんが居るなら後者を選ぶべきではないでしょうか。

今回の記事が、あなたの車選びに役立てばばうれしいです。
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。

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