ミニバン 安全性

【パパママ必見】軽自動車VSミニバン 安全性比較

  
 
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みなさんこんにちは。埼玉県入間郡三芳町にある、ミニバンだけを扱う格安中古車専門店、㈱ラインアップ代表の野瀬です。著書『ネットに騙されない本当の中古車選び』

先日高速道路を走行中にとても大きな事故を目撃しました。

反対車線は通行止めになり、パトカー数台とともに事故現場には、商用バンがグチャグチャに変形し無残な姿に変り果て背筋がゾッとしたのを覚えています。

その傍らにはトラックが停車していました。

後にニュースで詳細を知ったのですが、エンジントラブルで停車していたトラックに商用バンが追突してしまったとのことでした。おそらく時速100kmくらいで追突したのでしょう。商用バンに乗車されていた2人の方が亡くなってしまったとのことです。心よりお悔み申し上げます。

車は移動手段としてとても便利な乗り物であるけれども、同時に命を常に危険にさらしており、なにより安全性が大切なのではないかと改めて思い知らされました。

自分1人だけで運転している時もあれば、友人知人、家族を乗せていることもある。

大切な人を交通事故で失うことは耐え難い悲しみであり、出来る限りそういったリスクを減らしながら現実の交通社会の中で生活してゆかなければならないと思うんです。

交通ルールを守り、危機管理を徹底していても、現実にはもらい事故など避けようのない事故に巻き込まれることもあります。そこで今回は車自体の安全性について記事を書こうと思います。

私ごとですが、仕事柄、地方のオークション会場(車の市場のような場所)に出向くことが週に何度かあり、高速道度に乗る機会が普通の方と比べると多いんです。

高速道路を使う機会が多いということは、万が一事故がおきた場合に街中と比べて速度が出ているぶん、大きな事故に即繋がってしまうリスクを抱えています。

なので、ここ10年間は移動時は出来るだけ大きめの普通乗用車を使うようにしています。

いざという時に出来るだけ頑丈な車であれば、事故死する確率も下がると信じているからです。

ただ、ここ数年急激に軽自動車が増えいて、街中でも高速道路でもとても多くの軽自動車を見ます。

軽自動車を販売する各メーカーのCMや広告を見ると「安全性能5つ☆」「最高ランクの安全性」などをうたい、普通乗用車と同等かそれ以上位の安全性があるかのように思ってしまいます。

本当にそうなら良いのですが…

そこで、今回は軽自動車の対局にある乗用車であるミニバン。この2つを比較し、『軽自動車VSミニバン 安全性比較』について詳しく説明したいと思います。

とくに、小さなお子さんのいるパパママにぜひとも読んで頂きたいと思っています。

文字を読むのは苦手という方のために、動画でも詳しく解説していますので、ぜひご視聴ください。

乗車中の死亡事故率はどっちが高い?


ITARDA(交通事故総合分析センター)のリポート

平成25年に自動車乗車中の負傷者数は、軽自動車は約17万人、乗用車は約44万人となります。

次に自動車乗車中の死者数は、軽乗用428人、乗用車955人となっており、この結果から分かる事は、

  • 軽乗用を乗車中に負傷した場合0.26%の確率で死亡事故が起きている。
  • 乗用車を乗車中に負傷した場合0.22%の確率で死亡事故が起きている。

この結果から分かる通り、軽自動車の方が乗車中の死亡事故率が高いデータとなっています。

「誤差の範囲内?それほど変わらない?」そういった声も聞こえてきそうですね。

さらに、「単独事故」と「相互事故」での死亡率を掘り下げて見てみます。

単独事故というのはガードレールや壁などに単独で衝突してしまったケースで、相互事故というのは相手側の車と衝突してしまったケースになります。

  • 単独事故での死亡率…軽自動車4.47%、乗用車4.51%
  • 相互事故での死亡率…軽自動車0.22%、乗用車0.19%

データから分かる事は、単独事故での死亡率は乗用車の方が高く、相互事故での死亡率は軽自動車の方が高い。

単独事故での死亡率が軽自動車の方が低いのは通勤や街乗り使用が多く、あまりスピードが出ていない状況での事故が多いと推測できます。

一方、相互事故での死亡率が軽自動車の方が高いのは、「相手自動車との衝突には弱い」これに尽きます。

軽自動車正面追突事故

「でも、軽でも安全基準は普通車並みにクリアしているのだから普通車並みに安全なんじゃないの?」確かにCM等ではそう言ってるように聞こえますよね…

 

軽もミニバンも衝突安全基準は同じだと言っているが本当なのか?


軽自動車の営業マンは口を揃えてこう言います。

「国の安全基準を全てクリアしているので安全性もバッチリです!」

JNCAP(自動車事故対策機構)が評価をし、そのデータをもとに各ディーラーがCMやカタログに安全性能を謳っているのですが、

前面フルラップ衝突試験

前面フルラップ衝突試験

 

  1. フルラップ前面衝突試験…時速55kmでコンクリート製の壁に衝突させ、乗員保護性能の度合いを評価
  2. オフセット前面衝突試験…時速64kmで運転席側だけを前面衝突させ、乗員保護性能の度合いを評価
  3. 側面衝突試験…側面から質量950kgの台車を時速55kmで衝突させ、乗員保護性能の度合いを評価
  4. 後面衝突頚部保護性能試験…後面衝突を再現出来る試験機を用い同一質量の自動車が停車中の自動車に時速32kmで衝突した際の頚部保護性能の度合いを評価

これら4つの総合得点を点数化して公表しています。

例えば、トヨタヴォクシーの評価は、「5星、182.3点」こうなります。

一方、軽のホンダNワゴンの評価は「5星、178.8点」こうなっています。ほぼ同じような評価ですね。

「やっぱり軽も普通車と同じ安全性能だから安心だね!」そう思いますよね。

ですが、この試験自体にからくりがあるんです。

残念ですが…

<4.後面衝突頚部保護性能試験…後面衝突を再現出来る試験機を用い同一質量の自動車が停車中の自動車に時速32kmで衝突した際の頚部保護性能の度合いを評価>

この4の後面衝突試験ですが、「同一質量の自動車」ってありますよね?ここがおかしいと思いませんか?

軽自動車の重量は約900kg、これを軽自動車の後面衝突試験時には衝突させ、衝撃を測定する訳です。

一方、ミニバンのアルファードの重量は約2,000kg、同じくこれをアルファードの後面衝突時には衝突させ衝撃を測定する方法になっています。

軽い車には軽い車を、重い車には重い車を衝突させる。

要は、テストする車と同じ車重の車を追突させて「車内の衝撃も同じくらいでした」こういってるんです。

「あれ?それっておかしくない?」って普通思いませんか?

さらにもう一つ、この後面衝突試験だけ、実車を使わず、疑似的な装置で行っているんです。

後面衝突頚部保護性能試験

後面衝突頚部保護性能試験

 

だから、実際に実車を衝突させてはおらず、実車の潰れ具合などの写真ももちろん無い。

しかも、運転席と助手席のテストしかしない。後面衝突の試験にもかかわらず、なぜだか後席乗車員の試験は行っていないんです…

車重1tと車重2tじゃ倍も重さが違いますよね。質量が2倍になれば衝突エネルギーも比例して2倍大きくなります。

軽自動車のタントに2tあるアルファードが時速32kmで後面衝突するのと、その逆でアルファードに軽自動車のタントが後面衝突するのでは衝撃は2倍違うんです。

普通の感覚で考えても分かりますよね。

軽自動車であるタントと普通車のアルファード、どちらが丈夫なのか。軽自動車のNボックスとベンツのセダン、万が一大きな事故が起きた時にどちらが安全なのか。

安全性能が同じな訳がないじゃないですか。

こんな試験データを見るまでもないと思います。

 

後面衝突が特に危険な理由


JNCAP(自動車事故対策機構)も言っているとおり、「自動車の衝突事故における乗員傷害のうち、後面からの衝突が乗車中の事故形態の中で最も多く…」とあります。

特に小さなお子さんを乗せる場合、軽自動車だと後ろのシートにチャイルドシートを固定し乗せることが多いと思います。

タントチャイルドシート

軽自動車 後席チャイルドシート装着

 

最大の問題は、軽自動車のリアシートはすぐ後ろがリアガラスになっており万が一後ろから衝突された場合に直で衝撃を受けてしまうという事なんです。逃げ場がほとんどない。

一方でミニバンの場合、3列シートのうち2列目シートにチャイルドシートを固定し子供を乗せるケースが多いので、万が一後ろから衝突された場合でも、3列目シート、荷室、とスペースがかなりあることで直に衝撃を受けずに済みます。

ミニバン チャイルドシート

ミニバン 2列目シート チャイルドシート装着

 

この差はとても大きく、軽自動車であったがゆえに死亡事故になってしまった。普通車、ミニバンなら助かったのに…これは本当に残念だと思うんですね。

後面衝突試験の矛盾にもあるように、軽自動車に大きなミニバンやトラックが追突してきたらひとたまりもない。グシャっと潰れておしまい。普通に考えれば分かると思うんです。

軽自動車と乗用車(ミニバン)の衝突時の安全性が同じはずはなく、相互事故(車対車)のケースでは当たり前ですが、より軽く小さい物体の方が損傷は大きくなります。

 

自分自身と大切な家族を守るために


どれだけ交通ルールを守っていても不慮の事故が起きてしまうことがあります。

いざ事故にあってしまったときに、最後にものを言うのが『車自体の安全性(強度)』であり、出来る限り安全性(強度)の高い車に乗ることで、死を避けられたであろうケースも多々出てくるのではないでしょうか?

誤解を恐れずに言うと、事故が起こる前からリスクの大きさは決まっているとも言えます。

軽自動車を選ぶユーザーの大半は「燃費が良いから」「税金が安いから」これが主な理由です。

維持費も車選びをする上で大切な要素ですが、なによりも優先すべきなのは「安全性」なのは間違いありません。

軽自動車追突事故

軽自動車 追突事故

 

自分自身と家族の命を預ける車ですから、「安全性」を最優先に考えるべきなのではないでしょうか。

「大きなミニバンは運転出来ないから仕方なく軽自動車に乗っているんだけど」こういった方もいるでしょう。

ですが、軽自動車レベルの車幅間隔しか持っていない未熟なドライバーが沢山走っていることじたい非常に怖いことだと言わざるおえません。

少しでも大きな車に乗れるよう練習すれば良いのではないでしょうか。

軽自動車の各メーカーは必至で安全性を謳っていますが、公平で客観的なデータとは言い難く、もっと言うならそもそも安全基準データ自体が正しいのかどうかも疑ってかかるべきではないでしょうか。

先日、三菱自動車の燃費改ざん問題が露呈しました。超大手である自動車メーカーが偽装していたわけです。

それでも、あなたは、軽自動車を扱う各自動車メーカーの言う、衝突安全基準データーを全て信用出来ますか?

これだけ事故リスクの高い軽自動車に未来のある小さな子供を乗せて欲しくはないと心から願います。

 

今回の記事が、あなたの車選びに役立てばばうれしいです。

適正価格 中古車

中古車って、よくよく考えると、車の「」「状態」「価格内容」がわかりにくいものです。ところが、買う立場からすると、何十万円も払って何年も使うので、「安心して買いたい」という想いがありますよね。

そんな方に

「品質を下げてでも、安く売るお店ではない。」
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と思っていただきたいと、考えています。

そのようなわかりづらい中古車の購入にあたって、なぜ「適正価格」という考え方を知っていただきたいのか、をお伝えしたいと思います。

なぜ、格安でもなく、割高でもなく、「適正価格」なのか?
そして、なぜ、わたしが「適正価格」という考え方にたどり着いたのか?

これから「安心して中古車を買いたい」と思っている方へ、わたしからの「想い」が伝わるとうれしいです。

>>適正価格の続きを読む

 
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野瀬貴士

代表取締役プロフィール
大学卒業後、大手中古車ディーラー勤務を経て30歳でミニバン専門店㈱ラインアップを設立。現在44歳。2児の父。この業界の裏も表も知り尽くしているプロならではの視点から、悪徳中古車屋の巧妙な罠に引っ掛かってほしくないという強い想いのもと、ユーザーに正しい情報を発信し、賢い中古車選びが出来るよう情熱を持って記事を書いています。このたび、中古車選びの本を出版することになりました。『ネットに騙されない本当の中古車選び』ぜひご購読頂きお役立て頂ければ幸いです。
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