GP3型フリードハイブリッドの6人(キャプテン)と7人(ベンチ)どっちを選ぶ?

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みなさんこんにちは!埼玉県にある「ミニバン専門店ラインアップ」代表の菊池です。

手頃なサイズ感とミニバン特有の乗車人数の多さが魅力的なGP3型フリードハイブリッドでは、6人(キャプテン)と7人(ベンチ)仕様が存在します。

利用するシーンなどを考えて、最適な方を選択したいものですが、具体的にどのようなポイントで選定すれば良いか悩むものです。

そこで、本記事ではGP3型フリードハイブリッドの6人(キャプテン)と7人(ベンチ)のどちらを選ぶと良いのかについて解説します。

自分に合った車選びをおこなう上で、役に立つ情報を照会するのでぜひ参考にしてください。

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フリードハイブリッドの2列目シートと定員数について

GP3型フリードハイブリッドについて、基本仕様をまとめると以下のようになります。

項目内容
型式DAA-GP3
販売期間2011年10月〜2016年9月
ボディタイプ5ドア・ミニバン
サイズクラス5ナンバー(全幅1,695mm)

そして、定員別の仕様は以下のとおりです。

乗車定員1列目2列目3列目シートタイプ特徴
7人乗り2名3名2名ベンチシート2列目がベンチシートで最大3名乗車可能
6人乗り2名2名2名キャプテンシート2列目が左右独立シート(アームレスト付)

さらに、7人乗りと6人乗りの特徴をまとめると、次のようになります。

■7人乗りモデル(ベンチシート)

項目詳細
メリット• 最大7名乗車可能
• 2列目中央にアームレスト
• 横に3名座れる
デメリット• 3列目へのアクセス時は2列目を折りたたむ必要あり
• 2列目のアームレストは中央のみ
3列目アクセス2列目シートを前倒し・跳ね上げて通路確保

■6人乗りモデル(キャプテンシート)

項目詳細
メリット• 2列目シート間からウォークスルー可能
• 各席にアームレスト装備
• プライベート感が高い
• 3列目アクセスが容易
デメリット• 最大乗車人数が6名まで
• 2列目で3名乗車不可
3列目アクセス2列目シート間を通ってアクセス可能

なお、本記事ではどちらもGP3 前期ハイブリッド Lパッケージで比較は2列目ベンチ(7人)と2列目キャプテン(6人)で比較していきます。

参考に、初期型に8人、別系統でFREED/FREED spike(5人)もありますが、本記事は6/7人に限定して紹介します。

シートアレンジと3列目へのアクセス

ミニバンを選ぶ際には、シートアレンジとともに3列目にアクセスする際の利便性をしっかりと確認したいものです。

ここでは、各仕様におけるシートアレンジと3列目へのアクセスについて解説します。

7人(ベンチ)の特徴

7人(ベンチ)の特徴として、ベンチシート大人3人座れるように、ヘッドレストをしっかり3人分ついている点があります。

そして、アームレストも付いているため、2列目シートに大人2人乗っても全然ゆとりはあり真ん中乗っても広さを感じられます。

ホンダ車で良く見られる、6対4分割タンブルシート仕様となっているため、中央の席に乗ってもある程度お尻がふっくらしているように作られている点は魅力です。

ベンチシートタイプのミニバン野中では、結構乗り心地のいいシートと言えます。

7人(ベンチ)のデメリットとしては、3列目の行き来が少し行いにくい点が挙げられます。

普通の前後スライドの場合、開き度合いが若干少なく小さな子どもであれば行き来できるものの、大人が行き来する場合は跳ね上げなければなりません。

逆位言えば、跳ね上げすれば普通に行き来はでき、両側のシートを前方跳ね上げできるのでどちらかを常に跳ね上げっぱなしにすれば6人乗車を確保しつつ容易に移動可能です。

3列目へのアクセスとしては、前方に1回跳ね上げなければならず、すこし手間がかかるのは事実です。

しかし、スペースで比較すると広めである特徴があります。

また、跳ね上げる操作もレバーひとつでただそれを毎回やるっていうのが手間であるデメリットがあります。

もし、同じパターンで使い続ける場合は問題にならないものの、毎回跳ね上げ操作を行ったりチャイルドシートを装着していたりすると、気軽に行えません。

片側にチャイルドシートを付けて、よく跳ね上げる方にはチャイルドシートを付けないなどの工夫が必要となります。

6人(キャプテン)の特徴

6人(キャプテン)の場合、アームレストが付いているため大人が2人乗ってもしっかりグッとホールド性のあるシートで使い勝手が良いモデルです。

前後スライド幅で言えば、ベンチシートタイプとキャプテンシートタイプはほぼ同じです。

よって、行き来は大人の場合は少し狭差を感じるものの、子供であればスムーズに移動できます。

また、キャプテンシートであるため普通に違う方向からも行き来でき、真ん中を通って後ろに行く使い方も可能です。

逆に、ベンチシートタイプで行える前方の跳ね上げのシートアレンジはキャプテンシートではできません

アームレストがあることで、まるで映画館の椅子のように長時間座っていても疲れにくい特徴があります。

3列目へのアクセスは、普通に行き来はできベンチシートの跳ね上げと比較すると若干の手狭感があります。

特に、アームレスト両方跳ね上げている場合は狭さを感じがちでり、アームレストを下ろすことで尻が通る幅を確保できる窮屈ではありません。

3列目の居住性(共通)

3列目については、足元が狭さを感じがちです。

これは、フリード自体がコンパクトサイズのミニバンに位置づけられることで、どうしても3列目のサイズが狭くなっているためです。

2列目を少し前にずれてもらわなと、長時間のドライブでは疲労感を感じることでしょう。

しかし、座ってるだけであればシートに厚味があり普通に乗り心地は良いです。

一方、厚みのあるシートであることが、跳ね上げた時に厚みを感じやすいデメリットとなります。

また、小物ポケットがありISOFIXは2列目のみとなり、3列目にはありません。

キャプテンシートとベンチシートでのシートアレンジ活用方法

シートアレンジとして、片側跳ね上げパターンがあります。

6人乗車プラス跳ね上げモードの場合、シートのレバーが後ろにあり、レバーを前に押すと折り畳むことが可能です。

次に、たたんだ状態で持ち上げて持ち上げたところを天井のフックに引っかけることで、跳ね上がるり6人プラス片側跳ね上げモードとなります。

6人乗車荷物の中を積みたい場合、片側だけ跳ね上げると良いでしょう。

5人乗車プラス跳ね上げレイアウトでは、後ろは荷室として使用できるものの、シートが分厚いため重量がある点には注意が必要です。

しかし、跳ね上げられないことはないため、しっかり跳ね上げた後はしっかり固定すればハイブリッドバッテリーを搭載しているためガソリン仕様車よりも床の高さは若干高くはなっているものの、大きなデメリットにはなりません

ちょっと下にも積むぐらいなら、特に問題にならないでしょう。

大型のミニバンと比べると狭さを感じるものの、いざという時には活用できます。

ほかにも、チャイルドシートを積む場所や何人分積むかによっても、レイアウトを考慮しなければなりません。

例えば、2人分装着する場合はベンチにしている場合は後ろは固定するなどの工夫が必要となります。

最大荷室容量と“積み方”ノウハウ

6人(キャプテン)と7人(ベンチ)では、最大荷室容量が異なります。

ここでは、最大荷室容量と積み方のノウハウを紹介します。

奥行きの目安

キャプテン(6人)の場合、後席を前へ出した奥行きは約117cmです。

しかし、中央に空いたウォークスルーのスペースがあるため長尺の荷物を積んでも運転席側まで突っ切ることができ、260cm程度の長さを確保できます。

ベンチシートタイプの場合、両側跳ね上げのレイアウトで137.5cm程度の奥行きとなるものの、ベンチシートの場合は運転席側までは突っ切れません。

6人乗りレイアウトの場合は運転席側まで一直線のスペースがあるもの、実際には細くて長いものを積む以外はベンチシートタイプの方が様々な活用が可能です。

荷物を積むことに主眼を置く場合、ベンチシートの方が有利と言えるでしょう。

開口部サイズ・床

間口で言えば、ラゲッジスペースの高さは約106cm、開口部は約117cm程度です。

ハイブリッドはバッテリー搭載により床がやや高いものの、実用上は大差はありません。

自転車×4人で移動するなら

GP3型フリードハイブリッドのベンチシートでは、4人乗車プラスラゲッジスペースのレイアウトも可能です。

6対4分割タンブルシートとなっており、広い方のシートを残してシートを前に出せば自転車などを積むスペースを確保できます。

また、自転車を1台搭載しても、その他の荷物で4人乗車っていう使い方も可能です。

普通に後ろのシートは通常の位置に置いた状態として、4人乗車プラスラゲッジスペースモードにすることもできますが、自転車を搭載する際には工夫しなければなりません。

逆に、6対4分割タンブルシートの6の方のシートを跳ね上げて3人乗りプラスラゲッジモードにすれば、自転車を余裕で搭載できます。

自転車であれば、大人用と子供用2台分入るぐらいのスペースはあり、さらに荷物を搭載するスペースを確保できます。

しかし、キャプテンシートで同様のレイアウトにすると、前方スライドとなり狭い感じを受けるため、ラゲッジモードの広さとか使い勝手で言えばベンチの方が使いやすいです。

できないこと&注意点

GP3型フリードハイブリッドの6人(キャプテン)と7人(ベンチ)では、実現できないことも存在します。

ここでは、できないことと注意点、運用上のコツについて詳しく解説します。

フルフラットは不可

ミニバンにおいて、ニーズが高いシートアレンジとしてフルフラットシートアレンジがあるものの、フリードの場合は完全フルフラットは実現できません。

1列目と2列目でフルフラットにしようとした場合、緩衝する場所があります。

同様に、2列目と3列目でフルフラットにしようとしても、緩衝する箇所が発生します。

さらに、6人乗りでも同様で完全なベッド状のフルフラットは実現できません。

どうしても就寝するためのレイアウトとしたい場合、背もたれ倒しの簡易法しか自治源できない点に注意しましょう。

運用上のコツ

日常的に利用する際のコツとして、ベンチシート仕様の場合は跳ね上げは毎回レバー操作が必要となり、重さがあるため基本的にレイアウトは固定した方が良いでしょう。

また、チャイルドシートは跳ね上げ側に置かない運用が無難です。

キャプテンシートの場合、アームレストの両側下ろすと通過幅が狭くなるため、跳ね上げて通路を確保しましょう。

キャプテン(6人)が向く人

キャプテンシートは、3列目行き来よく使いたい使い方をする方におすすめです。

また、チャイルドシート積みながら利用したい場合、折りたたむよりもスライドしたり、何もしなくても後ろ行き来できたりするキャプテンシートタイプの方が使い勝手がよいです。

キャプテンシートの場合、運転席まで使える260cmの荷室を確保できるため、釣竿・スキー板などの長物を搭載したい場合におすすめです。

ベンチ(7人)が向く人

ベンチシートの場合、シートレイアウトのバリエーションが多いため荷物優先で片側だけ大開口を確保したい方におすすめです。

特に、自転車を搭載して移動したい場合に最適と言えます。

またベンチシートの場合は3列目はほぼ使わず、5人までの乗車が基本となり2列目を広々使いたい人にも向いています。

購入前のチェックリスト

GP3型フリードハイブリッドを購入する場合、事前にチェックしておきたいポイントがあります。

ここでは、具体的なチェックポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

その場で試すべきこと

実車を確認したり試乗したりする場合、自分の自転車やベビーカーを持参して積み試しすると良いでしょう。

また、小さな子どもがいる家庭の場合はチャイルドシートを実装して、3列目アクセス手順を確認してください。

数値では把握しにくい、2列目スライド量やアームレスト干渉、跳ね上げの重さを体感すると選んで失敗することを防止できます。

さらに、寝転びポジション(背もたれ倒し)での快適度もチェックしたいポイントです。

まとめ

GP3型フリードハイブリッドの6人(キャプテン)と7人(ベンチ)は、単純に乗車人数が違うだけでなく実際の使い勝手が大きく異なります。

自分にとって最適な車を選ぶ場合、どのようなシーンで使用するのかを明確にする必要があります。

その上で、本記事で紹介した内容を参考に最適なGP3型フリードハイブリッドを選びましょう。

ラインアップでは、ミニバン専門店ならではの目線で中古車選びができるように各社豊富に取り揃っております。

お客様からいただくご相談の中には、中古車の選び方だけでなく、車ごとのメリット、デメリットを比較して総合的に車を選びたいというお客様が数多くいらっしゃいます。

その中で無料相談といった形で、お客様ごとに合った車選びができるようにサポートさせていただいておりますので、ぜひお気軽にご利用ください。

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