乗用車とミニバンの良いとこ取り高級ミニバン「オデッセイ」とファミリー向けオシャレな実用的ミニバン「ステップワゴン」を先駆けて造ったホンダ
1990年代終わり頃、ホンダはそれまで無かったステーションワゴンでもないワンボックスカーでもない、その中間のようなクルマ「オデッセイ」を発表し、その後すぐにそれまでの商業バンのようなワンボックスカーとは違いデザインはオシャレで室内空間はワンボックスカー並に広い「ステップワゴン」をリリースしました。
時代がそれを待っていたかのように両車は瞬く間に人気車種となりました。
予算100万以下で買えるホンダにはどんなミニバンがあるのだろう?
そんなふうにふと思った方も多いのではないでしょうか?そんなホンダのミニバンですが、現在中古車でも新車でも検討中の方、一概に中古車と言っても値段はピンからキリまであります。1万円で買えるような殆ど解体車寸前のようなクルマから1回目の車検前に前オーナーが手放したような300万円オーバーの高級ミニバンまで様々です。
オデッセイとひとくちに言っても4~5年ごとにモデルチェンジを行っていますので、50万円で買えるモデルもあれば中古と言えども250万円するモデルもありますので、どれを選んでよいのか迷ってしまう…といった声も聞きますし、あまり予算をかけられない子育て世代のパパママさんはなおさら迷ってしまうのではないでしょうか?
そんな方々のために、今回は諸経費含め予算100万円以下で買えるようなホンダのミニバンだけをピックアップしてまとめたいと思います。
RB1型オデッセイ
先代より室内容積は減少させずにミニバンとは思えない低車高!
2003年10月~2008年9月生産時期
新車時価格: 226万円~323万円
中古車相場: 1千円~228万円
エンジン K24A型:2.4L 直4 DOHC i-VTEC
駆動方式 FF / 4WD
変速機 CVT / 5速AT
全長 4,765mm
全幅 1,800mm
全高 1,550-1,570mm
ホイールベース 2,830mm
車両重量 1,610-1,760kg
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RB3型オデッセイ
先代よりも走行性能に関して多くの車評論家・ユーザーから賞賛!
生産時期2008年10月~2013年10月
新車時価格: 239万円~435万円
中古車相場: 39万円~343万円
エンジン K24A型:2.4L 直4 DOHC i-VTEC
駆動方式 FF / 4WD
変速機 CVT / 5速AT
全長 4,800mm
全幅 1,800mm
全高 1,545-1,565mm
ホイールベース 2,830mm
車両重量 1,600-1,690kg
7速マニュアルモード付CVT、そしてRB3型の上位グレードにはフェラーリのようなパドルシフトまで装備
ミニバンとは思えない程屋根が低くステーションワゴンなのでは?とまで言われた「オデッセイ」です。しかしそれでありながら室内は底床の恩恵により一般的なステーションワゴンではありえない広さとなっております。
広さだけでなくオデッセイのメリットは他のミニバンに比べ遥かに低い車高が生み出す運動性能と言えるでしょう。
シビックRやインテグラRなどホンダスポーツカーに乗っていた方々が乗り換えで選ばれる事が多かったようです。
クチコミサイトにも「加速が良い」「コーナリングが良い」「それでいて音が静か」「変速ショックが殆どない」などの声が多くありました。
車高が低い事でのメリットはまだあります。普通のミニバンでは入庫不可能な機械式立体駐車場に入れるのです。これは都心で暮らしている方には大きなメリットではないでしょうか。
上記で「室内はステーションワゴンと比べればありえない広さ」と書きましたが当然ステップワゴンやエリシオンのような屋根が高いクルマと比べれば狭くなり、3列目シートは頭が当たるなど窮屈だという意見もありました。
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とは言え、家族で4名~5名で使用するケースであれば2列目までに乗車し、3列目シートは床下格納し広い荷室としてゆったりと乗ることもありではないでしょうか。
RF1型ステップワゴン(2代目)
遊んで食べて泊まれる!荷物もたくさん!先代よりさらにファミリーアウトドアを追求!
生産時期2001年4月~2005年4月
新車時価格: 198万円~275万円
中古車相場: 1円~159万円
エンジン K20A型:2.0L 直4 DOHC i-VTEC
K24A型:2.4L 直4 DOHC i-VTEC
駆動方式 FF/4WD
変速機 5速/4速AT
全長 標準:4,670mm スパーダ:4,680mm
全幅 標準:1,695mm スパーダ:1,725mm
全高 FF:1,845mm 4WD:1,860mm
ホイールベース 2,805mm
車両重量 1,490 – 1,620kg
RG1型ステップワゴン(3代目)
ミニバンでありながらスポーティーさを加味

http://www.favcars.com/honda-stepwgn-rg-2005-07-images-57466/
生産時期2005年5月~2009年9月
新車時価格: 200万円~341万円
中古車相場: 5万円~181万円
エンジン K20A型:2.0L 直4 DOHC i-VTEC
K24A型:2.4L 直4 DOHC i-VTEC
駆動方式 FF/4WD
変速機 CVT/5速/4速AT
全長 標準:4,640mm スパーダ:4,660mm
全幅 1,695mm
全高 FF:1,770mm 4WD:1,785mm
ホイールベース 2,855mm
車両重量 1,500 – 1,670kg
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RK型ステップワゴン(4代目)
「家族が楽しく、楽に移動できる車」を追求!
生産時期2009年10月~2015年3月
新車時価格: 209万円~385万円
中古車相場: 58万円~299万円
エンジン R20A型:2.0L 直4 SOHC i-VTEC
駆動方式 FF/4WD
変速機 CVT/5速AT
全長 4,690mm
全幅 1,695mm
全高 FF:1,815mm 4WD:1,830mm
ホイールベース 2,855mm
車両重量 1,580 – 1,730kg
室内の広さと狭い道の走破性を両立したギリギリ5ナンバー枠サイズのミニバン
売れ筋のステップワゴンは2代目から4代目まで3世代ピックアップしましたが、2016年11月現在どれも中古車市場車両本体価格80万円以内で売られております。
屋根が高いこのタイプのミニバンを検討中の方はホンダ以外ならノア、ヴォクシー、セレナも検討されているのではないでしょうか?
ライバル車と比べた場合、ステップワゴンはエンジンの加速がとても良い、でも燃費も良い。といった評判が多く聞かれます。
どの車種も基本的には5ナンバー枠にギリギリ入る大きさに留めており室内の広さと狭い道での走りやすさを両立させていると思います。
その中でも切れ長つり目のRG1型3代目ステップワゴンは先代よりも外観はダウンサイジングをしながらもスペースの無駄を省き室内容積を同じに留めた、新車当時あまり人気は出なかったぶん、中古車相場が安めなこともあり中古車市場で売れ筋のミニバンと言えます。
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「小さくないと怖くて運転できない」と仰る奥様と「広くないとダメだ」と仰る旦那様の両立を図れる1台かもしれません。
エリシオン
ホンダハイエンド最上級ミニバン!
生産時期2004年5月~2012年6月
新車時価格: 273万円~461万円
中古車相場: 5万円~279万円
エンジン K24A型:2.4L DOHC i-VTEC
J30A型:3L SOHC i-VTEC
J35A型:3.5L SOHC VTEC
駆動方式 FF/4WD
変速機 5速AT
全長 4,840 – 4,920mm
全幅 1,830 – 1,845mm
全高 1,790 – 1,810mm
ホイールベース 2,900mm
車両重量 1,800 – 2,020kg
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エリシオンプレステージ
さらに高級なエリシオン!
生産時期2007年1月~2013年10月
新車時価格: 273万円~461万円
中古車相場: 5万円~279万円
エンジン K24A型:2.4L DOHC i-VTEC
J30A型:3L SOHC i-VTEC
J35A型:3.5L SOHC VTEC
駆動方式 FF/4WD
変速機 5速AT
全長 4,840 – 4,920mm
全幅 1,830 – 1,845mm
全高 1,790 – 1,810mm
ホイールベース 2,900mm
車両重量 1,800 – 2,020kg
圧倒的な静粛性と座り心地を重視した快適性を追求
徹底的に考え抜かれた流線形のボディデザインやエンジンマウントや防音材の配置などにより、走行時の空気抵抗が削減しただけでなく風切り音やエンジン音を可能な限り抑えたことで他車とくらべ圧倒的な静粛性を実現しました。
当時主流であった3列目跳ね上げや格納といった荷室スペースの確保という面を犠牲にしてまで座りやすいシート形状にこだわり、8名フル乗車したときでも座り心地が良く疲れにくい快適性をとことん追求しています。同時にサスペンション(足回り)も高級セダンのような段差で突き上げるといったことが皆無の滑らかな乗り心地の仕様となっております。
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エリシオンの3.0lモデルとマイナーチェンジ後の3.5lに搭載されたエンジンはV型6気筒エンジンと言いまして、エンジンにはガソリンを爆発させる燃焼室があるのですが、その燃焼室(気筒)がまっすぐ並んだ形を直列型と言い、4個並んだものを直列4気筒エンジン、6個並んだものを直列6気筒エンジン、3個ずつを前から見てVの字に左右に並べたものをV型6気筒エンジンと言います。
エリシオンのエンジンは発進時や急な上り坂などパワーを必要とする場面では6気筒フルに稼働するのですが、例えば高速巡航中などの余りパワーを必要としない場面では片側半分の3気筒を休止させて3気筒だけで走るという画期的な流石エンジンメーカーと言える偉業の元、開発された新システムエンジンを搭載しています。
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GB3・GP3型フリード
This is サイコーにちょうどいいHonda!
生産時期2008年5月~2016年8月
新車時価格: 164万円~249万円
中古車相場: 27万円~224万円
エンジン L15A型:1.5L 直4 SOHC i-VTEC
駆動方式 FF / 4WD
変速機 FF:CVT 4WD:5速AT
全長 4,215mm
全幅 1,695mm
全高 FF:1,715mm 4WD:1,745mm
ホイールベース 2,740mm
サイコーにちょうどいいミニバン
ホンダにはかつてトヨタで言うところのシエンタ、日産で言うところのラフェスタに相当する「モビリオ」という車種がありました。
しかしモビリオはCVT(ミッション)の故障、プラグトップコイルの故障、EGRバルブの消耗、ミッションマウントエンジンマウントの破損、発進時強めに車体がブルブルする現象、ドアバイザーがはがれる、エアコンから冷風が出ない、など壊れる箇所が多数あり、多くのユーザーを困惑させました。ここではお薦めミニバンを紹介しておりますので今回は外しました。
現在それに相当するフリードはモビリオから機関面の改善強化を行い、とても良くできているクルマで人気も高いので小型のミニバンならフリードがお薦めだと思います。
運転が苦手な奥さまや車庫スペースに制限がある方、4名~5名までで移動することが多いご家族にはキャッチコピーのように「サイコーにちょうどいいミニバン」と言えるでしょう。
反面、全長を短くしたぶん3列目シートは狭く、足元が窮屈だったり天井に頭がついてしまう、3列目までフル乗車した際の荷室スペースが狭すぎるといったデメリットもあります。
まとめ
床が低いホンダのミニバンは「走行安定感」「乗り降りのし易さ」「室内広さ」という3つの大メリットがある
一昔前のワンボックスカーは殆どがエンジンが運転席の下辺りにありそれをプロペラシャフトという車体の前から後ろまであるシャフトを介して後ろのタイヤに動力を伝えておりました。
そのプロペラシャフトが車体の真ん中にあるためどうしても床の位置が高くその分容積が小さくなっていたのです。
今回ご紹介したホンダのミニバンは全車種「底床低重心」を実現しており、床が低いことはさまざまなメリットがあります。
まずは走行性能は車体の重心が低ければ低いほど安定感があがります。特にコーナリング時(カーブを曲がる時)車体の傾きが少なくなります。
また、床が低いという事は乗り降りする時、足を高く上げる必要がなくなるという事です。
最近の路線バスが乗客の乗降中エアサスペンションなどをコントロールする事で車体を下げて乗り降りをしやすくしている光景をご覧になることも多いと思います。ホンダミニバンは初めから低い訳なのです。
そしてさらに室内の容積が当然大きくなりますね。
ご家族で使用するのであれば、小さなお子さんの事を考慮して「スライドドア」の方が便利だったり、そうするとオデッセイは無しかなぁ…などバランスをとる必要が出てくると思います。
車選びは楽しいですが、自分たちのライフスタイルに合ったピッタリの一台を選ぶのは家族の希望をバランスを取りながら進めなければならず、実際に現車を見比べながら最終的には試乗も行い妥協せずに選ぶのが最適と言えます。
今回の記事が、あなたの車選びに役立てばばうれしいです。
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。