中古車ミニバンを購入するなら試乗が大切!チェックしておくべきポイントを徹底解説

みなさんこんにちは。埼玉県入間郡三芳町にある「ミニバン専門店ラインアップ」代表の菊池です。

中古車ミニバンの購入を検討されているお客様から聞かれる質問で、「10万km走っている中古車だし、買った後にすぐに壊れたらどうしよう?」「ほかのお店も見てきたんですが、10万kmっていうのが引っかかってしまって決めきれないんです」と、中古車の購入後の修理代について聞かれることがあります。

お話を聞いていくと、他のお店では、「今の車の10万kmは大丈夫です」としか言われず、本当に信用して良いのか?という不安点が払しょくできないようでした。

実際に、車を購入してから、すぐに故障トラブルが発生して高い修理代を支払うケースは珍しくありません。

しかし、購入する前に不具合が確認できていたら、購入後の故障トラブルはかなり低くなります。さらに、手厚い保証を付けることで、より長く安心して乗ることができます。

中古車の保証については他の記事で解説しているので、今回はユーザーが不具合を確認するために必要な内容をお伝えします。

結論から申し上げますと、ユーザーが購入前に不具合を確認する方法は「試乗」することです。

「試乗するとき、どこをチェックしたらいいの?」

「試乗ができない場合はどうしたらいいの?」と悩む方もいるかもしれません。

本記事では試乗するときのチェックポイントや試乗できない場合のポイントを徹底解説しています。

特に中古車の購入が初めての方は試乗するべきです。

中古車の購入を検討されている方は是非参考にしてください。

目次

中古車ミニバンを購入するなら試乗が大切

中古車ミニバンを購入するなら試乗が大切

中古車を購入するのは新車とは違い、慎重に車を選択しなければなりません。

なぜなら、単純に、「価格・グレード・見た目」だけで判断して、「試乗なし保証なし」で購入してしまうと後悔する可能性が非常に高いからです。

例えば、中古車を購入後に運転してみたところ、エンジン・ミッション・ハンドル・サスペンション・電動装備品・オーディオ機器などの機関面での不具合が見つかることは珍しくありません。

「ミッションが滑ってしまう…」「なんかガラガラ音がするんだけど…」「サスペンションがショック抜けしている…」「アイドリングが不安定でエンストしそう…」「エアコンが効かない」「ミラーが動かない」「ナビが使えない」「こんな音って正常なの?」などなど、気になる故障が見つかることは珍しくありません。

動くだけ良いものの、エンジンやミッションといった主要機関面に重大な不具合を抱えている中古車もあり、納車されてから気づいたとしてもキャンセルはできません。

さらに、保証なし現状販売、または意味のない保証だけ付けたお店なら修理もしてくれず、「全額お客様で負担してください」と言われてしまいます

そうなると修理代はユーザーが負担しなければいけなくなり、もう一台、車が買えるくらいの修理代を請求されてしまいます。

購入後にそんな負担をすることになったら目も当てられません。

しかし、試乗することで、運転時の違和感や異音など、車の状態が確認できます。

また、運転席の視界や、家族が乗った時の反応、シートに座った乗り心地など、自分たち家族に合った車なのか判断もできるでしょう。

さらに、保証も付けて購入することで、故障発生時の大きな出費にも備えることができます。

これから一緒に過ごす時間の多くなる愛車なので、1台1台状態の異なる中古車購入時は、見た目や価格だけで判断せず、しっかりと車の状態を知っておくことが大切になります。

特に中古車の知識がない初心者こそ購入する前に試乗するべきです。

中古車販売店で試乗するのに知ってほしいことは以下の通り挙げられます。

  • 特に激安車を扱う店舗は試乗するべき
  • 試乗できないお店も多く、あえてギチギチに狭くして、その場でも動かせないように展示している
  • エンジンすらかけさせてくれないお店もある

それぞれについて詳しく解説していきます。

特に激安車を扱う店舗は試乗するべき

特に激安車を扱う店舗は試乗するべき

中古車販売店で特に危険なのが、一般的な相場よりも激安な価格で販売されている車です。

激安で販売されている車は「エンジンやミッションの不具合を抱えている」「エンジンルームの異音がある」「下回りのサビ腐食がある」「重度の修復歴や走行距離改ざん歴がある」「エアコンが効かない」「走行距離が長い」「年式が古い」「人気がない」「内外装がボロボロ」などさまざまな理由が挙げられます。

走行距離が長かったり、年式が古かったり、人気がないなどは、安くなるのは当然です。しかし、走行距離も短く人気もある車なのに、相場よりも異常に安い車はかなり怪しいので、絶対に試乗は欠かせません。

もちろん価格が安くて質の良い車もありますが、それは相場の範囲内(ボリュームゾーン)での話です。

相場よりも激安な価格で販売できる車は、機関面の不具合や、サビ腐食、水没車、重度の修復歴、内外装が汚い、状態の悪い過走行車、事故車を修理して販売しているなどの理由が必ず存在します。

この中でも最も多いのが、「機関面の不具合を抱えている車、下回りのサビ腐食がある車、内装が汚い臭い、外装の傷凹みが多くボロボロ」といった、いわゆる粗悪車です。

また、事故のレベルがひどい車は、重度の修復歴となるため仕入れ値が激安になりますし、なにかしらの理由で水没してしまった冠水車に関しても、廃車同然の車となるので注意が必要です。

そのため知識のないまま、価格だけで判断して購入するとメンテナンス不備などによる故障トラブルに見舞われる可能性が非常に高まります。

だからこそ、トラブルに遭わないためにも、試乗が大切なのです。

試乗すれば、エンジン音やブレーキの効き具合、変な振動が出ていないか、エアコンは効いているのか、など、車に詳しくないユーザーでも車の状態を確認できます

粗悪車の場合は、まっすぐ走らない、聞いたことのない異音がするなど、試乗してすぐに違和感に気が付く場合が多いです。

また、スタッフに安い理由を聞いたとしても曖昧な返答をしてくる販売店もあるかもしれません。悪質な販売店だと、粗悪車の状態を隠していたり、酷い事故車を簡単に修理したりと、狙って仕入れて激安な価格で大量に売りたいため、一台一台の状態は把握しておらず詳しい状態を教えられない可能性もあります。

そのためにも、試乗をして車の状態を自分自身で確認することが大切です。

激安な理由は、車に何かしらの問題があるため避けていただくことをオススメします。

試乗ができないお店も多い

試乗ができないお店も多い

中古車販売店の中には試乗ができないお店も多いです。

試乗ができない理由は次の通りに挙げられます。

  • 十分な整備がされていない車
  • 車検切れの車
  • 自動車保険に未加入の車

中古車販売店で試乗できない理由で一番多いのが「車検切れの車」です。

車検が切れている車が公道を走行することは、交通違反になります。しかし、「車検切れだから走れないんです」という言い訳をしているのが正直なところです。

といいますのも、もし公道を走れないのであれば、敷地内だけでも走らせてくれるのが親切ですよね。しかし、整備が行き届いていなかったり、試乗されると不都合なことがある中古車は、その場で少しだけでも動かすことさえ許してくれません。

整備がされていないと、試乗時に違和感を感じて購入しない可能性がありますし、整備不良で事故でも起きたら大変ですよね。そんな理由から、車検切れを上手く利用して試乗させないのです。

車検が切れていても、販売店が専用のコースなどを所有していれば試乗できるので、安心して購入したいのであれば試乗は必須です。

 

公道で試乗するには車検だけではなく、自賠責保険に加入が必要です。

未加入のまま公道で走行すると交通違反になります。

中古車の中には自賠責保険に加入している車もありますが、任意保険に加入している販売店は少ないです。万が一、試乗中に事故を起こした場合の損害賠償などのリスクが高いため、販売店は試乗を断ります。

しかし、販売店が任意保険に加入していることもあるので、公道での試乗ができる販売店もあります。

試乗の際には、「購入を検討しているので、試乗させてほしい」と、購入に前向きな姿勢を伝えることもポイントです。遠慮せずに確認してみましょう。

エンジンすらかけさせてくれないお店もある

エンジンすらかけさせてくれないお店もある

試乗云々の前に、エンジンすらかけさせてくれない販売店もあります。

エンジンを掛けさせてくれない表向きの理由で最も多いのは、「バッテリーが上がっているから」「バッテリーが上がらないように外してあるから」です。

車はこまめにエンジンをかけてあげないと調子が悪くなっていきます。

バッテリーが上がっているにせよ、外しているにせよ、こまめなエンジン始動はしていないということですので、整備が行き届いていないと考えるのが自然です。

また、エンジンをかけると異音がバレてしまうという本音もあります。

エンジンルーム内の異音、「ガラガラ音」「ウィーンといった唸り音」などは、エンジンをかけるだけでも出てくるものも多いので、エンジン始動すらさせてくれない販売店は隠したいものがあると考えた方が良いでしょう。

試乗する前に準備すること

試乗する前に準備すること

中古車ミニバンを購入するなら試乗が大切であることを説明してきました。

試乗すれば気付けたはずの不具合で、納車後に大きな出費をしないためにも、中古車購入時は試乗して車の状態を確認しましょう。

中古車販売店で試乗するまでに準備しておきたいのが下記2点です。

  • 店頭に事前の確認をする
  • 試乗するための持ち物

そもそも中古車販売店によっては試乗ができないかもしれないので、事前に試乗ができる販売店を把握し、試乗するために持っていくべき持ち物を知っておくとスムーズに試乗ができます。

店舗に事前の確認

試乗するには、事前に販売店に問い合わせをしてみましょう。

中古車販売店では試乗できるお店が少ないため、試乗ができるかどうかの確認が必要です。

試乗したいと思い、急に販売店に出向いてもすぐには対応できない可能性があります。スタッフのスケジュールもありますし、試乗したい車が在庫切れの場合もあります。

販売店によっては、試乗用のテストコースを所有していますが、予約が空いておらずスタッフが用意できない可能性もあります。

試乗するために必要な書類や持ち物があるかもしれないので、スムーズに試乗までするためにも、事前に販売店に問い合わせをしておきましょう。

持っていくべき持ち物

販売店で試乗の予約が完了したら、持ち物を準備しましょう。持っていくべき持ち物は次の通りです。

  • 運転免許証
  • 任意保険の証書(※販売店によって異なります)
  • 運転しやすい服装

当たり前のことですが、試乗をするためには運転免許証は必要です。

万が一、運転免許証を忘れた場合、運転はできません。

スタッフに事情を説明すれば、運転はスタッフが行い、助手席に座りながら車の状態を確認できます。

運転免許証の他にも持っていくべき物が、※任意保険の証書です。

試乗中に万が一のトラブルに備えて、自分が加入している任意保険の証書が必要になる場合があります。※任意保険に関しては、中古車販売店ごとに対応が違いますので事前に確認するようにしましょう。

ヒールやサンダルは運転時に操作しにくいため、運転しやすい履物と服装を選ぶことがおすすめ。また、運転時に眼鏡やコンタクトを着用している方は忘れずに持参しましょう。

なるべく、普段運転する時のスタイルを再現できるようにすることで、実際に購入した後の乗り味に近付けられます。

試乗の際にチェックしておくべき7つのポイント

試乗の際にチェックしておくべきポイント

ここからは、販売店で試乗する際にチェックしておくべきポイントを解説します。

  • アクセルを踏んで加速する時の状態は?
  • ブレーキの効き具合は?
  • 段差で足回りから異音がしないか?
  • ハンドルのズレはないか?
  • ナビは正常に動くか?
  • エアコンは効くか?
  • 乗り心地は良いか?

それぞれについて詳しく説明していきます。
試乗を検討されている方は、車の状態を把握するのにチェックすべきポイントなので参考にしてください。

アクセルを踏んで加速する時の状態は?

アクセルを踏んで加速する時の状態は?

まずは、エンジンとミッションを確認するために、アクセルを踏んで加速する時の状態を確認しましょう。

アクセルを踏んだ時、軽快に踏み込めてスムーズに加速していけば問題ありませんが、

  • エンジンの回転が重くてもっさりしている
  • エンジン回転は上がるけど加速しない(ミッションが滑っている)
  • 加速時にガタガタと振動する
  • エンジンやミッションから異音がする

このような状態の中古車は、エンジンやミッションに大きなトラブルを抱えているので避けましょう。

注意点としては、ミッショントラブルは、短くても1km程度は走行しないと症状がでないことが多いので、試乗だけでは分からないことがあります。

しかし、ミッショントラブルを抱えている中古車は、シフトを入れた時のタイムラグが他の車に比べて長かったり、発進時のアクセルのレスポンスがワンテンポ遅かったりと、小さな不具合も発症していることが多いので見分けることは可能です。

エンジンやミッションは、修理代が30~50万円前後と非常に高額な出費になるため、念入りにチェックしましょう。

ブレーキの効き具合は?

ブレーキの効き具合は?

次に、減速する際のブレーキの踏み心地を確認してみましょう。

ブレーキペダルを踏んだ時に、思った場所に止まるためにも、「すぐにブレーキがしっかり効くか」が重要です。

ブレーキが効きにくい場合は、ブレーキパッドがズルズルにすり減っていたり、ブレーキフルードが漏れていたりと、重大な欠陥を抱えている場合があるので注意してください。

ブレーキの効きが弱いと、重大な事故に繋がる可能性があります。

アクセルもブレーキも運転手や同乗者の安全にかかわる問題のため、試乗する際は入念にチェックしてください。

段差で足回りから異音がしないか?

段差で足回りから異音がしないか?

段差や凹凸のある道を走行した時に、サスペンションまわりから「コトコト」という異音がしないかもチェックしましょう。

高速道路などの、よく整備された道路では出ない音でも、少し段差がある道路を走ると、コトコトと異音が発生する中古車は珍しくありません。

原因は様々ですが、

  • サスペンションまわりの劣化
  • エンジンやミッションのマウント劣化
  • ステアリング関係の部品の劣化

が原因でコトコトという異音が発生していることが多いです。

足回りの異音は、場所によっては非常に危険なサインですので、異音がある車は避けて頂くか、納車までに修理してもらえるのかを確認しましょう。

ハンドルのズレはないか?

ハンドルのズレはないか?

安定して走行するにはハンドルの状態が重要です。

最近の車は、一定の速度で走るクルーズコントロールや、車線をキープするアシストが備わっていたりするので、走行中にハンドルがぶれていると最悪の場合、事故に繋がる可能性があります。

  • 直線の道路を走った時にハンドルが真っ直ぐか?
  • 加速や減速の際にハンドルがぶれていないか?

確認してください。

万が一、ハンドルセンターがズレている場合、タイヤの偏摩耗やアライメントが狂っていたり、足回りの部品が故障していたりする可能性があります。

一定のスピードで走行中に軽くハンドルを離した時、左右にふらついたり、ブルブルと振動が起きるようであれば、問題があるので気を付けましょう。

また、小さい車から大きい車に乗り換えると、内輪差と外輪差が変わってくるため運転しにくく感じます。そのため、カーブや交差点を曲がる時の感覚も覚えておきましょう。

ステアリングの故障は費用が高くことが多いため、正常に動くか確認が必要です。

ハンドルが重たく感じる場合は、パワーステアリングの異常も考えられますので注意してください。

ナビは正常に動くか?

ナビは正常に動くか?

試乗の際には走行面だけではなく、車内の電子機器が正常に作動するか確認が必要です。

10年落ちくらいの中古車は、ほとんどが古いタイプのナビが取り付けられているので、最新の道路情報を取り入れるためにはアップデートが必要になります。

少し話が逸れますが、最近のお客様は「Googleマップ」「Yahooマップ」などの、無料で最新の道路情報を使えるナビを使う方が多いです。

狭い道が得意で、最速で目的地にたどり着きたい方は、Googleマップ。ある程度走りやすい道路で、オービス取り締まり情報なども欲しい方は、Yahooマップ。

といった感じで使い分けると良いと思います。

ナビが正常に作動するか確認するには、さまざまな機能を触ってみましょう。

  • ナビの画面は乱れずに綺麗に映し出されるか?
  • 音を出してノイズは出ないか?
  • オーディオ機器は使えるか?
  • 自車位置は合っているか?
  • ディスプレイ開閉は正常か?
  • ディスクのイジェクトは正常か?
  • タッチパネルは正常か?

ナビがズレていたり、オーディオ機器が使えないとドライブも楽しめません。

試乗する時は、アクセルやブレーキなどの走行性能に意識が傾いてしまい、電子機器の確認を忘れがちになります。

中古車は必ずしも電子機器が正常に動くとは限りません。現状販売を良いことに、故障を隠して直さないまま納車する販売店もあります。

万が一、購入後に故障が発覚すると、もちろん修理費用が掛かります。そのため、試乗の際には必ずナビ動作を確認しましょう。

エアコンは効くか?

エアコンは効くか?

車内環境を快適に保つのに欠かせないのがエアコンです。

まずは、エアコンの温風と冷風の両方が稼働するか確認してください。

正常に稼働しない場合はコンプレッサーなどが故障している可能性があります。

風量だけではなく、温風と冷風の効き具合を確認することが大切です。

冷風が出ない場合は、コンプレッサーの故障や、エアコンガスが不足している可能性があります。

冷風は出るけど、温風が出ない場合はサーモスタットと呼ばれる部品が故障している可能性もあるので確認が必要です。

風量も効き具合も問題ないが、エアコンを稼働した時に、嫌なニオイがする場合があります。カビ臭くて、酸っぱさを感じさせるニオイが出ると運転しても不快感を感じるでしょう。

ニオイは車酔いの原因にもなるので、エアコン内部から発せられるニオイも確認が大切です。

また、稼働時のニオイだけではなく、異音がしないか確認をしましょう。もし、異音を感じた場合はコンプレッサーやアクチュエーターなど何かしら故障している可能性があります。

試乗するときは、エアコンの風量や効き具合だけではなく、臭いや異音も確認してください。

乗り心地は良いか?

乗り心地は良いか?

家族を乗せて走るミニバンですから、当然乗り心地が良くないといけません。

候補の車は色々とあると思いますが、乗り心地は実際に乗ってみないと感じることが出来ないので、試乗の際は1列目だけでなく2列目の乗り心地もしっかり確認しましょう。

走行面や機能面が正常に作動したとしても、運転しにくかったり、同乗する家族が快適に乗れなければ満足したドライブはできないでしょう。

また、内装が汚れていたり、ニオイがしたりすると不快感が一気に増します。

例えば、シートが劣化しているとクッション性が悪く、座り心地も良くないですし、不潔な車内は車酔いや衛生面で問題があります。

また、シートの位置やリクライニング角度が合っていないと、自分の体にもフィットしないでしょう。

乗り心地が悪いと、ドライバーも同乗者も長距離ドライブで疲れが出て、運転に支障が出てしまいます。

乗り心地は、運転席だけでなく、助手席や後部座席も同じです。

シートが破れたりしていると、クッション性が悪くなっているため、長時間座り続けると疲れてしまいます。

試乗する際には、運転席だけではなく、助手席や後部座席のシートも確認するようにしましょう。

その他にも、走行中の振動や、シートアレンジの動かしやすさなどの確認も必要です。

試乗する時間は長くないのでできる限り、注意深くチェックしてください。

試乗ができない場合の11個のチェックポイント

試乗ができない場合のチェックポイント

ここまで、試乗する際にチェックするポイントについて説明してきました。

試乗の際は、機関面の確認から車内の使い勝手まで、実際の使用状況をイメージしながら確認することが重要です。

ただ、販売店によっては試乗ができないケースもあります。大手販売店であれば試乗用テストコースを所有している場合もありますが、テストコースを所有している販売店は多くありません。

販売店で試乗ができない場合、車の状態を確認するチェックポイントは次の通りです。

  • 外装の傷へこみは?
  • タイヤの残り溝とひび割れは?
  • 下回りのサビや腐食は?
  • エンジンルームを開けて、オイルメンテナンスや油脂類の漏れ、サビなどはないか?
  • エンジンをかけて異音や白煙は出ないか?吹けあがりは正常か?
  • 静止状態でミッションをDやRに入れてタイムラグは大きくないか?
  • 車内のニオイや清潔度は?
  • エアコンが効くか?
  • ハンドルの異音が出ないか?
  • ナビ基本動作やフリップダウンの作動状況は?
  • パワースライドドア、電動格納ミラー、パワーウィンドウは正常か?

最低限、これらを一通り確認すれば、車の状態はだいたい分かります。

また、試乗する前にこれらの項目をチェックしておくことで、より一層車の状態を見極めることが出来ますので、ぜひやってみてください。

それぞれについて詳しく解説していきます。

外装の傷へこみ・タイヤの残り溝・下回りのサビ腐食は?

外装の傷へこみ・タイヤの残り溝・下回りのサビ腐食は?

まずは、外から見た状態を確認しましょう。

フロントガラスに500円玉サイズの飛び石によるヒビ割れがあったり、前後バンパーやスライドドアなど、ぶつけやすく傷や凹みが多い場所はよく見ておきましょう。

できれば綺麗な外装の方が望ましいですし、前のオーナーが雑な運転をする人だと、車の全面に無数のガリ傷があります。

線傷ならまだしも、ガリ傷が付くような運転は乱暴な人だと推測されるので、メンテナンスも雑な場合が多いです。

そして、タイヤの残り溝もチェックしましょう。

価格ばかりに目が行って、あまり意識しない人が多いですが、すり減ったタイヤを付けていると、車検は通りませんし、納車後にすぐにタイヤ交換をしなければいけなくなり、5~8万円の出費になってしまいます。

また、内外装ばかり気にして、下回りを確認しない人も多いですが、下回りのサビ腐食は走行に支障が出るトラブルが発生する可能性が非常に高いので、必ずチェックしてください。

ドライブシャフトなどが折れたり、サスペンションまわりが折れたり、マフラーに穴が開いたり、部品が脱落したりと、中古車で年数が経過するほど大きなリスクになるのが、下回りのサビ腐食です。

車の後ろから下回りを覗き込んでみて、「サスペンション付近の足回り、リアフロア表面、スペアタイヤ」などに赤茶色のサビが出ていないかチェックしましょう。

マフラーなどは多少のサビは出やすいのですが、サスペンションまわりやリアフロアなどが、全体的に赤茶色にサビている車は走行不能になる故障リスクが非常に高いです。

特に、アルファードやエルグランドなどの大型ミニバンや、雪国で使われることの多い4WD車などは、下回りのサビ腐食車両が非常に多いので気をつけてください。

エンジンルームを開けて、オイルメンテナンスや油脂類の漏れ、サビなどはないか?

エンジンルームを開けて、オイルメンテナンスや油脂類の漏れ、サビなどはないか?

エンジンをかける前に、エンジンルームを開けましょう。

ここでチェックしておきたいのが、オイルメンテナンスと油脂類の漏れ、エンジンルーム内のサビです。

オイルメンテナンスが行き届いていない中古車は、レベルゲージに真っ黒なドロドロしたオイルが付着したり、オイルがレベルゲージに全く付かないカラカラ状態だったりします。

そのような中古車だと、すでにエンジンの音が少しうるさかったり、後々のエンジントラブルが発生するリスクが高いです。

また、エンジンルーム内のサビが酷く進行している場合もあり、電装関係のトラブルが起きてしまう場合もあります。

エンジンをかけて異音や白煙は出ないか?吹けあがりは正常か?

エンジンをかけて異音や白煙は出ないか?吹けあがりは正常か?

試乗ができない販売店は、エンジンすらかけさせてくれないこともあるので、スタッフにエンジンをかけても良いか確認しましょう。

試乗ができなくても、エンジンだけでもかけることで見抜ける故障があります。

まず、エンジンに不具合がなければ、気持ちよくエンジンが掛かります。

問題があるエンジンだと、かかりが悪く「ドドド」と変な振動を起こしながら始動したり、アイドリングが不安定だったりします。

エンジンをかけて「ガチガチ」「ゴロゴロ」「ガラガラ」などと異音が発生した場合は、エンジン本体や関係する部品が故障しています。

また、不規則なアイドリング回転が発生しないかも確認しましょう。

時々、1回目にかけた時だけ調子が良いエンジンや、2回目からは調子が良くなるエンジンもあるので、最初にエンジンをかけた後、一度エンジンを切って再度エンジンをかけ直してください。

セルモーターの不具合も、1回かけただけでは出ないことが多いので、何度かエンジンをかけ直すことは重要です。

もし、不具合や異音が聞こえたら、故障している可能性があります。

その他にも、アクセルを踏んでオイルくさい白煙が出ないか?吹けあがりはスムーズか?確認してみましょう。

万が一、オイルのニオイがする青白い煙が出た場合は、エンジン内部でエンジンオイルが燃えている事が多いです。

水蒸気ではない、消えないタバコのような煙がマフラーから出ている場合は、トラブルが起きているサインです。

アイドリングが不安定だったり、吹けあがりが「ドドドドド」と鈍い場合は、イグニッションコイルなどが壊れている可能性もあります。

エンジン本体の故障だと、30万円~60万円以上はかかってしまうので、しっかりと確認しておきましょう。

静止状態でミッションをDやRに入れてタイムラグは大きくないか?

静止状態でミッションをDやRに入れてタイムラグは大きくないか?

静止状態でシフトレバーを操作した時に、ギアが入るまでにタイムラグがある車もあります。そういった車は、ミッショントラブルを抱えている可能性があるので注意しましょう。

また、シフトショックが大きい車もあります。

ミッション本体が故障している可能性や、ミッションマウントが劣化している場合がありますので、必ず確認しましょう。

「コツン」という硬いショックはミッションマウントの劣化、「ゴッツン」という鈍いショックはミッション本体の故障が考えられます。

ミッション本体の故障は25~50万円ほどになります。

車内のニオイや清潔度は?

車内のニオイや清潔度は?

車内の清潔感は、乗る人のことを考えると大切です。ニオイや汚れは、ルームクリーニングでも限界があるので、必ずチェックするようにしましょう。

車内のニオイは、ドアを開けた最初のニオイを嗅ぐことが重要です。

特に、夏場や雨上がりの蒸し暑い日などは、密閉された車内にクルマ本来のニオイが充満します。

そこで、ドアを開けた最初のニオイこそが、その車の最も強いニオイになるので、最初にドアを開けた時のニオイを嗅ぐことは忘れないでください。

車内の汚れについては、「シートのシミ・へたり・スレ・破れ、荷室の傷、天張りのヤニ汚れ」などをチェックしましょう。

シートのへたりや傷などは、リペアでも綺麗に直せないので、出来るだけ綺麗な状態が望ましいですね。

エアコンが効くか?

試乗のチェックポイントと重複するので、ここでは静止状態ならではの確認方法を紹介します。

必ずエンジンを稼働させた状態で、エアコンも確認しましょう。

ファンが回っていないと、静止状態でオーバーヒートのような症状が出て、だんだんとエアコンがぬるくなります。

エアコンガスが少ないと、運転席と助手席で出てくる温度が違ってきますし、後部座席のエアコンが効かない場合もあります。

エアコンの風量の切り替えを行い、直接吹き出し口に手をかざして風量が設定温度に応じて出るか確認しましょう。

ハンドルの異音が出ないか?

エンジンをかけて、ハンドルを左右にチョンチョンチョンと何度か切ってください。

この時に、「カタンカタン」と、中心位置にハンドルが戻った際に異音が発生することがあります。

ステアリング内部の部品の故障が考えられ、高ければ10万円前後の修理になる可能性もあるので確認しましょう。

ナビ基本動作やフリップダウンの作動状況は?

ナビ基本動作やフリップダウンの作動状況は?

ナビの基本動作(タッチパネル・開閉・オーディオ機器・GPS受信状況)は止まった状態でも確認できます。

メニューによって反応しない画面があったりすることも珍しくないので、色々と触れて正常に動作をしているのかを確認しましょう。

また、天井に「フリップダウンモニター」が付いている車は、しっかり映像が映っていることも確認しましょう。

パワースライドドア、電動格納ミラー、パワーウィンドウは正常か?

純正の電動装備品の動作確認も忘れてはいけません。

「パワースライドドア・電動格納ミラー・パワーウィンドウ」のモーターが故障していることも多いので、一つ一つ動作確認をしてください。

特に現状販売の中古車販売店では、壊れた状態で安く仕入れて、別料金で修理するかどうかをお客様に決めてもらったり、悪質な所だと故障を隠してとりあえず納車してしまったり、というトラブルがあるので必ず確認してください。

不具合はスタッフに確認しておくのが大切

不具合はスタッフに確認しておくのが大切

もし、試乗をしてみてエンジンの異音やハンドルが重いなど不具合を感じたらスタッフに相談してください。

良心的な中古車販売店では、1台1台車をチェックして、不具合箇所を確認してあります。

主要機関の故障であれば、整備してから展示していますが、タイヤローテーションなどの軽微な整備であれば、納車前整備で一緒に整備するので、「この部分が気になるんですが、別料金なのか?整備してから納車してくれるのか?教えてください」と聞いてみましょう。

不具合をスタッフに相談せずに購入すると、現状販売で納車されて、納車早々に高い修理代を支払わなければなりません。

試乗で不具合があれば、購入前に必ずスタッフに確認することが大切です。

不具合以外でも、気になることはたくさん質問しましょう。不安な点が残った状態で購入するのはオススメ出来ません。

販売店によっては外装だけなど、最低限の修理しかしていないところもあるでしょう。最低限の修理しかされていないと、納車後の初期不良などで故障が見つかり、販売店とのトラブルになることが多いです。

購入を検討する前に不具合を修理してくれるか確認しておくことで、納車後のトラブルを未然に防ぐことができます。

ラインアップは全車試乗可能です

ラインアップは全車試乗可能です

車の状態や故障個所を確認できるので、中古車を購入するなら試乗は必須です。車選びに失敗すると、納車してから数日後に故障トラブルで高い修理代を支払うケースがあります。

そのような苦い思いをしないためにも必ず試乗してください。

正直、中古車販売店で試乗できるお店は多くありませんが、当店ラインアップでは全車試乗ができます。

試乗したからといって購入する必要はありません。

試乗以外のご相談でも丁寧に対応させていただきます。

  • 我が家の使い方だと、どの車が最適なの?
  • 保証はしっかり対応してくれるの?
  • ローンが通るか不安なんだけど…

ラインアップではお客様に安心、安全、快適に乗っていただける車をサポートしていきます。

中古車を初めて買うけど、どうしたらいいの?

中古車のどこをチェックすればいいの?

ちょっとしたことでも、お気軽にご相談ください。

当店では無料相談も承っております。もちろん試乗もできますし、保証内容の詳しいご説明もさせて頂きますので、安心して乗れる質の良いミニバンをお探しの方はお気軽にお問い合わせください。

ラインアップ 無料相談

他にも、中古車を購入する時には、保証付きの中古車を選ぶことが大切とお伝えしてきましたが、「質の良い保証・意味のない保証」が混在しているので、ユーザーが使うときのことを考えたものかどうかを見極める必要があります。

そんな中古車業界で使われている保証についても、詳しく解説した記事がありますので、是非参考にしていただき車選びのお役に立てれば幸いです。

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