ちょっと心配・・私のミニバン、マフラーから水が出てるけど大丈夫なの?

  
 
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みなさんこんにちは。

埼玉県入間郡三芳町にあるミニバン専門店、㈱ラインアップ代表の野瀬です。

寒い時期や湿気の多い時期になると、車のマフラーから水が垂れていることがあります。

自分1人だけが乗る車なら気づかないこともあるかもしれませんが、ミニバンとなると同乗する子供が気づいて「マフラーから水が出てるよ!」と言われてしまうことも。

そんな時、「こういう理由なんだよ」と説明できたら、親としてちょっとかっこいいかも?

ママー!車からお水がもれてる!!


今日も4歳の娘を愛車で幼稚園に送り迎えするママのHさん(仮名・41歳)。

いつもの年より寒さの続いたある日、娘を迎えにいった帰りに寄ったスーパーで、それは起きました。

下の息子はまだ6ヶ月の赤ちゃんなので目が離せず、車のエンジンをかけたらまずは息子をチャイルドシートに乗せたりしなければなりません。

だからでしょうか、娘からの一言があるまで、それに気づきませんでした。

「ママー!車からお水がもれてる!」

Hさんの愛車は平成20年式のセレナ・ハイウェイスターで、5年前に中古で買ってそろそろ走行距離は9万kmに達します。

Hさん世代の感覚だと、車にとって走行距離は10万kmがひとつの目安であり、それに近づいたHさんのセレナはそろそろ不具合が出てきたのかも…と、一抹の不安を感じながら娘が指差す方に向かうと…。

ポタッ、ポタッ…。

マフラーから水が垂れていて、駐車場の路面に水たまりを作っています。

マフラー 水 アイシス

それも、水たまりの大きさからすると、エンジンをかけた直後ならもっと水が出ていたのでは?

気になってダンナさんに相談しますが、そもそも電車通勤でサンデードライバーのダンナさん、普段からそれほど車に興味があるわけでも無いので、「わかんないなー」と生返事。

そこでHさん、ダンナじゃラチがあかないとばかり、セレナを買った中古車店にまたとびこむことにしました。

クルマのマフラーには、水がたまるもの


店員「ああHさん、毎度どーも!そろそろ買い替えですか?」

Hさん「違うのよー、意外と気に入ってるんだから、まだ乗りたいの!それでちょっと相談なんだけど、故障じゃないかって心配になって。」

店員「はあ、走ってきたの見ると特になんてこたー無かったみたいですが。」

ここでHさん、先日スーパーであった出来事をカクカクシカジカ、と説明します。

店員「あーなるほど。うんうん、確かにマフラーからそんな水出てたら、心配ですよねー。」

Hさん「そーなのよ。別に最近大きな水たまり走ったわけでも無いし。こないだ結構雪降ったから、その時にマフラーに雪でも入ったのかしらって。」

店員「いやー!福井の大雪でマフラーが雪で詰まって逆流して…なんて話ありましたよね。」

Hさん「そうそう、だから、水なんて詰まったらウチも同じようなことが…」

店員「そこは心配ないです!車のマフラーって、そもそも水がたまるもんですから!

ん?マフラーに水がたまるのは当たり前?どういうことでしょうか?

マフラー 水 溜まる

思い出してみよう、寒い日の窓ガラスに水がつきませんか?

店員「こういう冬の寒い日とか、窓ガラスにも水とかつくじゃないですか。」

Hさん「”結露”よね。アレってほっとくと水アカになるし、タレた水で周りが傷んだりするから、ウチもホームセンターで対策してるのよ。」

店員「車のマフラーも同じです!熱い排気ガスが流れてますし、エンジンの熱も伝わってますから、走り終わった後はカンカンに熱くなってるのが、冬なんかだと急に冷やされるんですよね。」

キューっと体をしぼって寒そうなポーズをする店員、なかなか芸が細かいのは気のせいでしょうか。

Hさん「ああ、確かに”結露”も冬限定ね。」

店員「冬はそうなりやすいんです。で、マフラーの中は冷えて結露するんですよ。

Hさん「それで、中に水が残るのね?」

店員「その通り!それが結構な量になるんで、エンジンかけると排気ガスに押されて水が出てくるわけです。

Hさん「なるほど~!それじゃ特に故障とかじゃないのね?」

とりあえず修理などでお金がかかるわけじゃないことがわかり、まずはホッとするHさんでした。

故障では無いけど、使い方によってはサビの元になるので注意!


店員「もちろんです!それに、20年くらい前からだんだん車の排ガスってクリーンになってて、ススなんかの代わりに水蒸気が増えたってのもありますね。ただ…」

と、ここで店員、ウーンと首をひねり、付け加えます。

店員「マフラーの中にずっと水が残ってて、それが乾燥もせずどこにもいかないって、どうなると思います?」

Hさん「カビ?」

店員「惜しい!車だとサビですわ。そのまんまの状態がずっと続くと、サビの温床になったりはします。まあ毎日ある程度の距離走ってれば、その都度乾くんでそんな問題じゃないんですけど。

Hさん「ウチは毎日乗ってるから大丈夫そうね?」

店員「まあ、コンビニ行くのに5分とかチョコっとだけ乗りました、なんて使い方だけ繰り返してると、かえって乾く暇も無くマフラーの水も増えがちなんで、かえってヤバイんですけどね。」

ここで店員が話したのは、エンジンを積んだ車であればなるべく避けたい「シビアコンディション」のことで、暖気運転もロクに済まないまま車を止めてエンジンを止めてしまうこと。

マフラーの中にたまった水だけでなく、エンジンオイルなど車のアチコチにとって厳しい使い方なのです。

Hさん「ウチだと毎日の送り迎えで5分とは言わないけど、短距離だから心配かな…」

店員「まあ、その時は月イチでもいいんで、とにかく長い距離走ればいいんですよ。たまにはご家族でドライブしながら旅行なんて、どーです?」

真夏にはエアコンの水も


Hさん「ウチのダンナ、普段運転しないからって車に無関心だから、そういう話しながら出かけてみるのもいいかも!」

店員「まーダンナさんにもよく話しといてください。」

Hさん「ところで、ついでなんだけど、真夏にもエアコンかけてると車の下に水出てくるけど、アレ何?

と、Hさんが話したのは、真夏の駐車場などでよく見かける「車の下の水」。

店員「あーアレも結局マフラーの話と同じですわ。Hさん、自分ちのエアコンの室外機って見たこと無いです?」

Hさん「あるのは知ってるけど、普段わざわざ見たりしないかも。」

店員「あーそりゃいけませんな…たまには掃除しないと効率が…いやそんなことより、家のエアコンでも実は”ドレンホース”ってとこから水出てるんですよ。エアコンから冷風出すため空気を冷やすと、水蒸気が残って結露がたまっちゃうんで、それを抜くと。」

Hさん「あ、車のマフラーと同じ!」

店員「そうそう!車のエアコンにもドレンホースがついてるんで、同じように空気冷やす時に出た水抜いてるんです。

Hさん「そうなんだー。でもなんか、夏に会った友達の車からはなんか甘い香りする緑色の水出てたけど、エアコンで空気冷やすと香りや色もつくの?

店員「あちゃー!それはラジエターの冷却水で全然別です!それマジでヤバイですから、そんなの出たらすぐウチに持ってきてください!

まとめ:車から出る水は、無味無臭なら「車の汗」と思いましょう

マフラーから水 オデッセイ

今回はHさんと中古車店員のやり取りで全て解決しちゃいましたね。

マフラーから出るにせよ、真夏に車の下にいつの間にかたまっているにせよ、車から出る水は、それが無味無臭である限り「車やその中の機械と、周りの空気との温度差で生じる水」ですから、故障ではありません。

真夏にコップへ冷たい飲み物を注ぐと、冷やされた周りの空気でコップの表面に水が出てきて、「コップが汗かいてる」なんて言います。

車でも基本的に同じことなんで、「車が汗かいてる」と思えばOKです。

マフラーからの水を子供に説明する時は、汗が穴から垂れてくるのもおかしい話なんで、「寒いから車もオシッコしちゃうのよ」と説明するのもアリかも?

小学校高学年とかになったら水蒸気の説明をしてもいいかもしれません。

なお、色が付いていたり、無味無臭以外の液体がタレてきたら、それはエンジンの冷却水やオイルなど別なものがもれている証拠ですから、すぐに買ったお店や整備工場で点検を!

今回の記事はいかがでしたでしょうか?

この記事があなたの車選びに少しでもお役に立てばうれしいです。


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野瀬貴士

代表取締役プロフィール
大学卒業後、大手中古車ディーラー勤務を経て30歳でミニバン専門店㈱ラインアップを設立。現在44歳。2児の父。この業界の裏も表も知り尽くしているプロならではの視点から、悪徳中古車屋の巧妙な罠に引っ掛かってほしくないという強い想いのもと、ユーザーに正しい情報を発信し、賢い中古車選びが出来るよう情熱を持って記事を書いています。このたび、中古車選びの本を出版することになりました。『ネットに騙されない本当の中古車選び』ぜひご購読頂きお役立て頂ければ幸いです。
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