エリシオン vs RCオデッセイ徹底比較!ホンダ最上級ミニバン、今買うならどっち?

エリシオン vs RCオデッセイ徹底比較!ホンダ最上級ミニバン、今買うならどっち?

みなさんこんにちは!埼玉県にある「ミニバン専門店ラインアップ」代表の菊池です。

ホンダが生んだ2台の最上級ミニバンとして有名なのが、「エリシオン」と「オデッセイ(RC型)」です。

どちらもホンダのフラッグシップとして高い完成度を誇りますが、その性格はまったく異なります。

エリシオンは「乗る人全員を最上級のシートでもてなす」という思想で作られた正統派の高級ミニバンです。

一方のRCオデッセイは、「低く、広く、走りも良い」という離れ業を超低床プラットフォームで実現した現代的なミニバンとなっています。

中古車で上級ミニバンを探している人にとって、この2台は必ず比較候補に挙がるでしょう。

本記事では、ボディサイズ・内装・シート・安全装備・価格まで、あらゆる角度からプロが徹底比較していきます。

「どっちが自分に合うのか分からない」という人は、ぜひこの記事を判断材料にしてください。

▼動画でも解説してます▼

タップできる目次

ホンダが誇る新旧・最上級ミニバンの立ち位置

まずは両車の基本的なキャラクターと、現在の中古車市場における位置づけを整理しましょう。

同じ「ホンダのフラッグシップミニバン」でありながら、エリシオンとRCオデッセイでは設計思想も時代背景も大きく異なります。

乗り心地の王者「エリシオン(RR型)」

エリシオン

エリシオンは、2004年に誕生したホンダの最高級ミニバンです。

当時、トヨタ・アルファードや日産・エルグランドがリードしていたLクラスミニバン市場に、ホンダが「最上級の乗り心地」を武器に真っ向勝負を挑んだモデルでした。

販売期間2004年5月〜2013年10月
型式DBA-RR1(FF)/ DBA-RR2(4WD)
ボディサイズ全長4,845mm×全幅1,830mm×全高1,790mm(FF)
室内寸法室内長2,935mm×室内幅1,580mm×室内高1,265mm
車両重量1,820〜1,950kg(グレード・駆動方式による)
エンジン2.4L 直4 i-VTEC(160PS)/ 3.0L V6 i-VTEC(250PS)
上級モデルエリシオンプレステージ:3.5L V6(300PS)
トランスミッション5速AT
駆動方式FF / 4WD
乗車定員7人 or 8人
燃料タンク70L
使用燃料レギュラー(2.4L)/ ハイオク(3.0L・3.5L)
ナンバー区分3ナンバー

2.4L 直4 i-VTECと3.0L V6 i-VTECの2つのエンジンをラインアップし、さらに上級モデルの「エリシオンプレステージ」には3.5L V6が搭載されていました。

ミニバンとは思えないパワフルな走行性能と、全席に妥協のない極厚シートを組み合わせた「移動するリビング」として、多くのファンを獲得しています。

2013年に生産終了となった現在でも、エリシオンを指名買いするお客様は少なくありません。

それだけ代替の効かない「座り心地」と「走りの質」を持った、唯一無二のミニバンです。

現代的な低床ミニバン「オデッセイ(RC型)」

一方のオデッセイ(RC型)は、2013年に登場した5代目モデルです。

歴代オデッセイが大切にしてきた「スポーティーな走り」を受け継ぎつつ、オデッセイとしては初めて両側スライドドアを採用した画期的な世代となっています。

販売期間2013年11月〜2022年9月(2023年冬に改良復活)
型式DBA-RC1(FF)/ DBA-RC2(4WD)※後期は6BA
ボディサイズ全長4,855mm×全幅1,820mm×全高1,695mm(FF・アブソルート)
室内寸法室内長2,935mm×室内幅1,560mm×室内高1,325mm(FF)
車両重量1,750〜1,890kg(グレード・駆動方式による)
エンジン2.4L 直4 DOHC i-VTEC(175PS/直噴アブソルート190PS)
ハイブリッド2.0L i-VTEC+モーター(e:HEV・後期型)
トランスミッションCVT(ガソリン)/ 電気式(ハイブリッド)
駆動方式FF / 4WD
乗車定員7人 or 8人
燃料タンク55L(ガソリン)/ 40L(ハイブリッド)
使用燃料レギュラー
Honda SENSING2017年MC以降 全車標準装備
ステップ高約300mm(超低床設計)
ナンバー区分3ナンバー

実はこのRC型オデッセイは、エリシオンの後継としての役割も担っています。

エリシオンが生産終了した2013年に登場し、ホンダのフラッグシップミニバンのバトンを引き継いだのがこの車なのです。

LEDヘッドライトや先進安全装備「Honda SENSING」、プッシュスタート、マルチビューカメラなど、現代のドライバーが求める装備がしっかり搭載されている点は、新しい世代ならではの強みでしょう。

デザインも流線形でスタイリッシュな印象が強く、「古さを感じさせないミニバン」として中古市場でも安定した人気を誇っています。

ボディサイズと外観デザインの違い

エリシオンとRCオデッセイは、パッと見ても存在感がまったく異なります。

その印象の違いを生んでいる最大の要因が「車高」です。

ここでは数値を比較しながら、両車の外観と取り回しの特徴を見ていきましょう。

サイズ比較:長さ・幅はほぼ同じ、決定的な違いは「高さ」

項目エリシオン(RR型・FF)オデッセイ(RC型・FF)
全長4,845mm4,855mm
全幅1,830mm1,820mm
全高1,790mm1,695mm
室内高1,265mm1,325mm
室内長2,935mm2,935mm
室内幅1,580mm1,560mm
ステップ高約400mm約300mm

全長と全幅はわずか10〜15mm程度の差であり、ほぼ同じサイズ感と言えます。

駐車場での取り回しにおいて、両車に大きな違いはありません。

しかし、全高には約95mm(≒10cm)の決定的な差があります。

エリシオンが1,790mmと堂々たる背の高さを誇るのに対し、RCオデッセイは1,695mmとセダンに近い低さです。

この10cmの車高差が、外観の印象を大きく左右しています。エリシオンはどっしり構えた「押し出しの強い高級ミニバン」という存在感を放ちます。

対して、RCオデッセイは「シュッとしたスタイリッシュなミニバン」という趣です。

同じホンダのフラッグシップでも、まったく違うオーラを纏っているのが面白いところです。

床が10cm低いのに、室内高はオデッセイが上回る「逆転現象」の秘密

ここで注目したいポイントが、室内高の数値です。

全高がエリシオンより約10cm低いRCオデッセイが、室内高では逆に60mm(6cm)も上回っています。

この逆転現象に、驚く人は非常に多いのではないでしょうか。

普通に考えれば、車の背が高いほうが室内も高くなるはずですが、RCオデッセイはこの常識を覆しました。

その秘密が、ホンダが開発した「超低床プラットフォーム」にあります。

RCオデッセイは、排気系統や燃料タンクの形状を徹底的に薄型化・最適化し、床面そのものを地面に極限まで近づけています。

スライドドアのステップ高は、地上からわずか約300mm(30cm)です。

これは、エリシオンのステップ高(約400mm)より100mmも低い数値です。

つまり、RCオデッセイは「天井を高くした」のではなく、「床を極限まで下げた」ことで室内高を稼いでいます。

この設計思想の違いを表にまとめると、以下のようになります。

項目エリシオン(RR型)RCオデッセイ(RC型)
全高1,790mm1,695mm(−95mm)
ステップ高(床面の高さ)約400mm(高め)約300mm(超低床)
室内高1,265mm1,325mm(+60mm)
設計アプローチ天井を高くして室内空間を確保床を極限まで下げて室内空間を確保

全高が10cm低いのに室内はむしろ広い、床を下げることで重心も低くなり、走行安定性まで向上します。

RCオデッセイの超低床プラットフォームは、まさにホンダの技術力が詰まった傑作と言えるでしょう。

洗車やメンテナンス性の意外な盲点

外観に関してもう一つ、プロの視点からお伝えしたいことがあります。

それは、洗車やコーティングのしやすさです。

RCオデッセイは「ソリッドストリームライン」と呼ばれるデザインコンセプトを採用しており、ボディの彫りが深く、凹凸が多めに設計されています。

見た目の美しさは格別ですが、その分だけ洗車やコーティング作業に手間がかかるのも事実です。

対するエリシオンは、面の構成がシンプルで洗車がしやすいという声が現場では多く聞かれます。

日常的に手洗い洗車をする人にとっては、意外と見逃せないポイントかもしれません。

【内装・機能比較】運転席と便利装備

次に、運転席まわりの質感と装備の違いを見ていきます。

エリシオンとRCオデッセイは約10年の時代差があるため、インパネのデザイン思想や搭載装備にも大きな差が存在します。

エリシオン:豪華なセンターコンソールと「秘密の扉」

エリシオンのコックピットに座ってまず目を引くのは、まるで宇宙船を思わせるような包み込むデザインです。

ダッシュボードからセンターコンソールにかけてのラインが独特で、ホンダがこの車に込めた「特別感」がひしひしと伝わってきます。

特にユニークなのが、センターコンソール部分を前後に貫通させた「隠し収納」です。

フタを開けると奥行きのある収納スペースが現れ、ちょっとした秘密の扉のような遊び心を感じさせてくれます。

メーターには、上級グレードでは「スーパー立体自発光メーター」を採用しています。

文字盤が浮かび上がるように光る独特の視認性は、エリシオンならではの所有感を演出してくれるでしょう。

ただし、スマートキーやプッシュスタートは一部グレード限定であり、ナビ周りの操作系統も現代の基準では古さを感じる部分があるのは否めません。

オデッセイ:最新デバイスと安全装備「Honda SENSING」

RCオデッセイの室内に乗り込むと、エリシオンとの「時代の差」を明確に感じるはずです。

プッシュスタート、タッチパネル式のオートエアコン、マルチビューカメラシステムなど、2013年以降の車両に求められる現代装備が標準的に搭載されています。

操作の直感性やレスポンスの良さは、やはり新しい世代のほうが一枚上手です。

そして最大の違いが、先進安全装備の「Honda SENSING」です。

以下の安全機能がパッケージ化されており、エリシオンにはない大きなアドバンテージとなっています。

機能名略称できること
衝突軽減ブレーキCMBS前方の車両や歩行者を検知し、衝突の危険がある場合に自動でブレーキをかけます
車線維持支援システムLKAS車線を検知してステアリング操作をアシストし、車線からのはみ出しを防ぎます
アダプティブクルーズコントロールACC設定した速度を維持しつつ、前走車との車間距離を自動で調整します
誤発進抑制機能停車・低速時に前方の障害物を検知し、急発進を抑制します
先行車発進お知らせ機能信号待ちなどで前の車が発進したことをブザーと表示で知らせます
路外逸脱抑制機能車線をはみ出しそうになった際にステアリングを補正し、車線内に戻します
標識認識機能速度制限や一時停止などの道路標識をカメラで認識し、メーターに表示します

初期型のRCオデッセイには「シティブレーキアクティブシステム(低速自動ブレーキ)」が搭載されていましたが、2017年のマイナーチェンジ以降はHonda SENSINGが全車標準装備となりました。

中古で狙うなら、このマイナーチェンジ以降のモデルが安心感において一段上と言えるでしょう。


【後席・シートアレンジ】どっちが快適?

ミニバンの価値は後席で決まる、そう言っても過言ではありません。

エリシオンとRCオデッセイは、どちらも後席の快適性に並々ならぬこだわりを持っていますが、そのアプローチはまったく異なります。

ここでは、後席・シートアレンジに着目してどちらが快適であるかを比較します。

エリシオン:全席「ソファ級」の極厚シート

エリシオンの最大の武器は、1列目から3列目まで一切妥協のないシートクオリティにあります。

多くのミニバンでは3列目シートが「緊急用」「おまけ」と割り切られた薄いクッションになっていますが、エリシオンは違います。

3列目であっても座面のクッション厚が十分に確保されており、長時間座っていても疲れにくい設計です。

2列目シートには6:4分割チップアップ&スライド機構を備え、メーカーオプションでキャプテンシートも選択できます。

ベンチシート仕様は最大8人乗りで、大家族での移動にも対応可能です。

シートアレンジのバリエーション自体はRCオデッセイに比べると控えめですが、「多人数が全員快適に座れること」に特化した設計思想は、まさに「移動するリビング」という表現がぴったりでしょう。

6〜8人の大人数で長距離移動する機会が多いご家庭にとって、エリシオンの全席快適性は他に代えがたい魅力です。

オデッセイ:超低床設計と「魔法のシート」

RCオデッセイの後席は、超低床プラットフォームの恩恵を最大限に活かした設計です。

まず、スライドドアのステップ高が地上からわずか約300mmです。

これは一般的なミニバンと比較してもかなり低い数値で、小さなお子さんが自分で乗り降りでき、高齢のご家族も足を大きく上げずに乗車できます。

2列目には「プレミアムクレードルシート」(7人乗り仕様)が用意されており、その快適性は航空機のビジネスクラスにも例えられるほどです。

740mmのロングスライド、オットマン、シートバックと連動してクッション角度が変わる「中折れ機構」を搭載し、身体を包み込むようなリラックスポジションを実現しています。

さらにRCオデッセイの3列目は床下に完全格納できます。

3列目を収納すれば、広大でフラットな荷室空間が出現し、大きな荷物の積み込みも容易です。

この3列目の格納性能は、エリシオンにはない明確な強みと言えるでしょう。

ただし、3列目シート自体のクッション厚はエリシオンほど贅沢ではなく、あくまでも「4人までの贅沢移動+いざというときの3列目」という使い方が最適です。

多人数での長距離移動が前提なら、エリシオンに軍配が上がります。

プロが教える「こんな人にはこっちがおすすめ!」

ここまでの比較を踏まえ、それぞれの車がどんな人にフィットするのか、価格帯と維持費も含めて整理します。

プロ目線で、リアルな評価を紹介するのでぜひ参考にしてください。

コスパと多人数乗車重視なら「エリシオン」

項目内容
中古相場総額50万〜80万円前後
おすすめグレードG AERO / VG AERO(HDDナビパッケージ)
エンジン2.4L(レギュラー)or 3.0L V6(ハイオク)
向いている人6〜8人の大人数で移動することが多い大家族

エリシオンの最大の魅力は、圧倒的な中古価格の安さです。

ホンダのフラッグシップミニバンが50万〜80万円前後で手に入るのは、コストパフォーマンスとして非常に優れていると言えるでしょう。

1列目から3列目まで全員が快適に座れるシート品質は、同価格帯の他のミニバンでは味わえない水準です。

お子さんが多い大家族や、おじいちゃん・おばあちゃんも一緒に移動する3世代ファミリーには、エリシオンの方が満足度は高くなります。

ただし、注意点もあります。

最終型でも2013年式のため、年式なりの経年劣化や故障リスクへの備えは必要です。

特にパワースライドドアのモーター類やオルタネーター、エアコンコンプレッサーなど、走行距離10万km超の個体では交換が必要になるケースもあります。

保証付きの中古車を選ぶことが、エリシオンを安心して乗るための鉄則です。

安全装備と4人までの贅沢移動なら「RCオデッセイ」

項目内容
中古相場総額100万〜150万円以上
おすすめグレードアブソルート・EX(Honda SENSING搭載)
エンジン2.4L 直噴(レギュラー)
向いている人4人乗車で2列目を贅沢に使いたい人

RCオデッセイは、家族4人(大人2人+子供2人)で2列目のプレミアムクレードルシートを贅沢に使う、そんな「少人数でのラグジュアリーな移動」に最適な1台です。

Honda SENSINGによる先進安全装備、超低床による乗り降りのしやすさ、そして3列目を床下に格納できる荷室の使い勝手など、現代的な装備と機能性を重視するなら、RCオデッセイの満足度は非常に高いと言えます。

また、超低床ならではの低重心設計がもたらすキビキビとした走りは、「ミニバンでも運転を楽しみたい」というドライバーの心をつかみます。

カーブでのロールが少なく、セダンに近い感覚でハンドルを切れるのは、オデッセイ伝統の走行性能が健在な証拠です。

予算100万〜150万円台であれば、Honda SENSING搭載のマイナーチェンジ後モデルが射程に入ります。

安全性・走行性能・快適性のバランスを考えれば、長く安心して乗り続けるのに適した選択肢と言えるでしょう。


まとめ:実車で「乗り味」を体感するのが一番の近道

エリシオンとRCオデッセイ、どちらも「ホンダが本気で作った最上級ミニバン」であることに変わりはありません。

しかし、その魅力のベクトルはまったく異なります。

比較項目エリシオン(RR型)RCオデッセイ(RC型)
デザイン・質感伝統的な高級感超低床の現代設計
シートの魅力全席ソファ級の極厚シートHonda SENSINGの安心感
走行性能V6エンジンのゆとりある走り低重心のスポーティな走り
得意な使い方大人数での長距離移動4人乗車での贅沢移動
中古相場50万〜80万円前後100万〜150万円以上

一つ気を付けていただきたいのは、中古車市場におけるエリシオンの在庫数です。

生産終了から10年以上が経過し、状態の良いエリシオンの流通台数は年々減少しています。

もし気になるエリシオンを見つけたら、早めの検討をおすすめします。

とはいえ、スペックや価格だけで決めるのはもったいないのがこの2台です。

エリシオンの「シートに身を預けた瞬間の安心感」と、RCオデッセイの「低い目線からスッと加速する爽快感」、どちらが自分の感覚に合うかは実際に座って、走ってみないとわかりません。

ラインアップでは、エリシオン・RCオデッセイともに全車鑑定書付き・長期保証付きでご用意しております。

「実際に両方乗り比べてみたい」というご相談も大歓迎ですので、お気軽に在庫チェック・無料相談をご利用ください。

\当日結果がすぐにわかる/

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

タップできる目次