【プロが解説】50型エスティマは頑丈?故障しやすい?購入前に注意するべきポイントを徹底解説

大型ミニバンの代名詞となっていた車種として、エスティマがあります。・

特に、オデッセイとの間で激しいシェア争いを繰り広げられていたこともあり、多くのファンを生み出した車種として人気でした。

エスティマのなかでも人気の高い50型エスティマは、今でも中古車市場で人気となっていますが、購入する際には注意すべきポイントがあります。

この記事では、50型エスティマの中古車を購入する前に注意すべきポイントを、徹底解説します。

50型エスティマについての詳しい記事は下記を参考にしてください。

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50型エスティマを購入前に知っておくべき弱点や故障箇所

50型エスティマを購入する前に、どのような弱点や故障しやすい箇所があるのかを把握しておくことが重要です。

特に、以下の弱点や故障が懸念されています。

各注意点の詳細について、解説します。

エンジンのオイル消費

50エスティマのオイル消費確認

エスティマ50系は、全モデルとなる30系よりエンジンが各段に進化しています。

新搭載となるV6型3.5Lエンジンは、6速スーパーECTとの組合せでレスポンスの良さを実感できます。

また、吸排気系の改善に着手した2.4Lエンジンは2AZエンジンとも呼ばれており、スーパーSVT-iとの組合せでスムーズかつパワフルな走りが魅力的です。

ただし、2AZエンジンにおいてブレーキを踏まずにエンジンブレーキで減速する運転をした場合、エンジンオイルが負圧により燃焼室まで吸い上げられて、オイルが燃焼して減ってしまうトラブルが発生します。

本事象に対して、トヨタはリコールを出しており以下の型式がリコール対象となっています。

型 式対象車の含まれる車台番号製作期間
DBA-ACR50WACR50-0001004~ACR50-0162345平成17年12月~平成25年 4月
DBA-ACR50WACR50-7000101~ACR50-7118217平成17年12月~平成25年 4月
DBA-ACR55WACR55-0001003~ACR55-0033119平成17年12月~平成25年 4月
DBA-ACR55WACR55-7000101~ACR55-7024253平成17年12月~平成25年 4月

また、エスティマハイブリッドについても、以下の型式が対象となります。

型 式対象車の含まれる車台番号製作期間
DAA-AHR20WAHR20-7000101~AHR20-7082797平成18年 5月~平成26年10月
DAA-AHR20WAHR20-0001001~AHR20-0001904平成26年 6月~平成26年10月

リコール車については、主に以下のような修理対応が取られています。

  • エンジンECU制御ソフトの書き換え
  • ピストン交換
  • ピストンリング交換
  • オイルノズル交換

なお、上記は無料での修理対応となりますが、リコール期間は新車を登録した日から9年以内とされているため、登録時期によってはすでにリコール修理期間を外れているケースもあるのです。

もし、無料修理対象ではなく業者などに修理依頼する場合、中古品のエンジンやリビルト品のエンジンへの載せ替えが伴う場合、修理代が30万円から50万円かかります。

もし、中古車を購入する場合は、対策済エンジンであるかを確認すること、及びオイルゲージチェックを欠かさず実施してください。

また、保証付きの中古車を購入することを検討しましょう。

エンジンオイル消費については別記事でもまとめています。

オルタネーターの故障

50エスティマオルタネーター

50型エスティマでは、オルタネーターの故障事例も多くみられます。

オルタネーターは、自動車で使用する電気を発生させるための部品の1つです。

オルタネーターではエンジンの回転をオルタネーターに伝達して、電気を発生させています。

通常、家庭などでは電気を使用する際には外部から電気の供給を受けるのが一般的ですが、オルタネーターがエンジンの回転を利用して半永久的に発電して、直流電流に変換してバッテリーに電気を供給して蓄電しているのです。

そして、自動車の起動時やカーナビなどの電源として使用されています。

オルタネーターは、エンジンの回転を活かして発電しているだけでなく、エンジンを動作させるための電力を供給する役割も果たしています。

よって、オルタネーターが故障するとエンジンも動作しなくなるのです。

また、完全に故障していない場合でも放電され電装系が使えなくなるケースがあります。

オルタネーターの交換時期は、走行距離で10万km から15万km程度となっていますが、エスティマの場合はそれより前に故障する場合もあるのです。

オルタネーターが故障した場合、新品または中古品に交換することになり、10万円程度の費用がかかります。

エスティマの中古車を購入する際には、エンジン始動時に異音がないか、バッテリーの警告灯は点灯していないかなどをよく確認してください。

また、保証付きのエスティマを購入するのも有効的です。

パワースライドドアの故障

50エスティマパワースライドドア

50型エスティマでは、パワースライドドアを採用しています。

パワースライドドアはミニバンにとってはあると便利な機能ですが、50型エスティマでは完全に閉まらず途中で戻ってしまう故障が発生しがちです。

これは、エスティマだけでなくヴェルファイアやアルファードでも発生することが多いです。

主な原因としては、グリース切れによって挟み込み防止センサーが動作してしまうためであり、ドアを閉じようとしても途中で止まり、逆に開けたら途中で戻るケースもあります。

ほかにも、ドアのレールに汚れやゴミの詰まりなどでも開閉がうまくいかないケースがあり、最悪の場合はモーター自体の故障で一切駆動しなくなります。

単に汚れ程度であれば数万円程度で修理できますが、モーターの交換を伴う場合は15万程度の費用がかかってしまうのです。

中古車を購入する際には、左右のドアの開閉チェックを念入りに行なってください。

また、動作時に異音がしないこともよく確認しましょう。

ヘッドライトの水漏れ

50エスティマのヘッドライト水漏れ

自動車の顔と呼べる存在のフロントにおいて、印象に残る箇所としてヘッドライトがあります。

ヘッドライトによって、夜間など周囲が暗い箇所を走行する際に周囲を照らして安全に走行できます。

ただし、ヘッドライトに曇りがあったり、ランプが切れてしまうとヘッドライト本来の目的である周囲を照らすことができなくなるのです。

また、曇りがあると見た目がよくないというデメリットがあります。

実は、前期型のエスティマではヘッドライトに水が浸入して曇りを引き起こしたり、最悪の場合はランプが故障したりするなどのリスクがあります。

ヘッドライトの構造上の問題で、ライト合わせ面の防水処理が不適切であると言われており、雨が侵入して水漏れが発生する場合もあるので注意が必要です。

もし、ヘッドライトが故障した場合はユニット単位での交換が必要になる場合が多く、8万円程度の費用がかかります。

エスティマの中古車を購入する際には、ヘッドライト内部に水滴が発生していないかどうかをよくチェックしましょう。

エアコンの故障

50エスティマエアコン

快適なドライブを楽しむためには、エアコンがしっかり効くかが重要となります。

50型エスティマでは、意外とエアコンの故障発生事例も多いのです。

50系エスティマの前期から中期のモデルは、すでに10年近く経過した車両となるため、経年劣化が原因となるコンプレッサーの焼付きが発生しがちです。

また、コンプレッサーから異音が発生して、いつ故障してもおかしくない状況の車両も多く見られます。

なお、コンプレッサーが原因でエアコンが故障している場合でも、コンプレッサーに関連した部品とセットで修理や交換しなければならず、またガス代もかかり20万程度の修理費用がかかるケースもあるのです。

中古のエスティマを購入する場合、エアコンが適切に動作しているかをチェックしてください。

また、動作時に異音や異臭が発生していないかの確認も有効的です。

ハイブリッド車の駆動用バッテリーの不具合

エスティマハイブリッドならではの故障として、駆動用バッテリーの不具合も懸念されます。

駆動用バッテリーは、一般的には10万Kmが寿命とされており、もし故障すると以下のような症状が発生します。

  • 警告灯が点灯する
  • 燃費が悪化する
  • 加速が悪くなる
  • 上り坂で減速してしまう

完全停止するケースは少ないものの、エスティマを快適に走行できなくなるため早急に修理対応が必要です。

駆動用バッテリーを交換する場合、20万円前後の費用が発生します。

中古車を購入する際には、警告灯が点灯していないか、バッテリーチェックをおこない問題ないかを確認しましょう。

もし、エスティマを購入した後に故障した場合、購入先によって保証対応してもらえるかどうかは異なります。

CVTの異音

50型エスティマでは、CVTの異音に関するトラブルも多く見られます。

CVTで異音が発生するようになると、発進時や停車前の低速時にうなり音が聞こえたり、場合によっては走行が不可能になったりするケースがあります。

また、スチームベルトの断線よって走行できなくなる事例も多いです。

ほかにも、オイルパンに摩耗した金属粉が蓄積され、ギア内部に金属粉が紛れ込み故障する場合もあります。

CVTを修理する場合、40万円程度と非常に高い費用がかかるため注意が必要です。

中古車を購入する場合は、異音の有無や走行時に違和感がないかを確認してください。

50型エスティマを購入して後悔しないためには

中古車と言えども、50型エスティマは人気が高く高価な価格で販売されています。

よって、購入して後悔するようなことは避けたいものです。

そこで、50型エスティマを購入して後悔しないために以下のような方法を検討してください

各方法について、詳しく解説します。

専門店で購入

エスティマをはじめとして、ミニバンは日本では完全にジャンルとして確立されており、高い人気を誇ります。

そこで、ミニバンを専門的に取り扱う自動車販売店も多く存在します。

ミニバン専門店の場合、50型エスティマに対する知識が豊富なスタッフが多く在籍しています。

よって、ここまで紹介したような50型エスティマの不具合をしっかりとチェックして、優良な車両のみを取り扱っている可能性が高いです。

また、単純に車両の取扱数が多いため、多くの選択肢の中から最適なエスティマを選択できるメリットもあります。

専門店での購入がおすすめな理由は下記の記事で詳しく解説しています。

自動車鑑定証付きのエスティマを購入

中古車販売店では、自社の基準で車両のコンディションを評価する場合が多いです。

例えば、外観状態が「良い」と評価する基準は、その販売店によって尺度が異なります。

良いコンディションの車両の購入を検討しているなかで、実際に購入してみたら思わぬところに不具合があって失敗してしまうケースも多いです。

そこで、客観的に評価した結果により判断することが重要となり、特に日本自動車鑑定協会が定める自動車鑑定書により判断するのがおすすめです。

自動車鑑定書では、大きく外装、内装、修理歴の各項目について評価基準を設けて、評価した結果を示しています。

よって、自動車鑑定証をチェックして高い評価を受けているエスティマであれば、購入時点で故障を抱えているなどのリスクを大幅に低減可能です。

修理保証が手厚な販売店を選ぶ

中古車の場合、新車と違って補償がどうしても少なくいざ故障してしまうと修理費の負担などが必要となります。

ただし、中古車販売店によっては修理保証が付いている場合があります。

修理保証とは、特定の故障や一定額までの故障に対して無料で対応してもらえる保証です。

購入したエスティマに修理保証を付けておけば、もし故障したとしてもお得に修理できるので、なるべく修理保証の内容が手厚い販売店で購入するとよいでしょう。

50型エスティマについてよくある質問

ここでは、50型エスティマに対する、よくある質問を紹介します。

走行距離の限界は?20万キロまで大丈夫?

走行距離の限界については、適切にメンテナンスされていた車両であるか、走行内容がどのようになっていたかによて異なり、一概に言えません。適切な状態の中後者を購入して、定期メンテナンスをすれば20万Km程度であれば問題なく走行でき、更に保証付きなら万が一でも安心です。                                 

エスティマは故障しやすいの?

前期型の場合、ライトの水漏れやオイル消費があるため、購入時には注意が必要です。もし、予算に余裕がある場合は中期以降のモデルを狙って購入することをおすすめします。 

ラインアップなら全車鑑定書付&全国保証対応で販売

状態のよいエスティマをお探しの際、販売店選びは重要なポイントです。

ラインアップはミニバン専門店ですので、豊富にエスティマを扱っているため、多くの選択肢からご希望の中古車を探すことが可能です。

また、仕入れも慎重におこない、全車鑑定書付きで全国どこでも修理保証がついているため、もし故障したとしても安心です。

上質なエスティマを安心して購入したい場合、ラインナップまでお気軽にご相談ください。

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