52型エルグランドのよくある故障とは?修理の事例や注意ポイントを徹底解説

52型エルグランドのよくある故障とは?修理の事例や注意ポイントを徹底解説

みなさんこんにちは!埼玉県にある「ミニバン専門店ラインアップ」代表の菊池です。

ビッグサイズのミニバンのなかでも、高い人気を誇っている車種としてE52型エルグランドが人気です。

ライバルとなるヴェルファイアアルファードと比較して車高が若干低い「低重心設計」で、無骨なデザインが好評を博しています。

マイナーチェンジを繰り返してはいるものの、12年以上も現行モデルを維持しており中古車市場でも人気の高いミニバンです

しかし、そんなE52エルグランドのなかでも、よくある故障や弱点となる部分もあり、購入時や乗っていく上で注意するポイントが存在します。

この記事では、E52型エルグランドのよくある故障の事例や、中古車を購入する際の注意ポイントを紹介します。

これからE52型エルグランドの購入を検討している方や、現在乗られている方までぜひ当記事をお役立てください。

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E52型エルグランドを購入前に知っておくべき弱点や故障箇所

E52型エルグランドにおいて、購入する前に把握しておくべき弱点や故障箇所があります。

主なポイントとしては、以下のような点が挙げられます。

E52型エルグランドにおける弱点や故障箇所

各ポイントの詳細について、解説します。

ブレーキの不具合

E52型エルグランドにおいて、最も重大な不具合として、ブレーキの不具合が挙げられます。

具体的には、ABSアクチュエータの不具合となり、指定されている種類以外などで性質が不安定なブレーキ液への耐性が不足して、バルブ表面の亜鉛メッキにゲル状物質が生成されてしまうのです。

これにより、バルブの摺動性が悪化する場合があり、バルブが正常に閉じない場合は液圧が低下してブレーキペダル操作時にペダルストロークが深くなってしまいます。

上記によって、ブレーキの利きが悪くなり制動距離が長くなる不具合が発生する可能性があるのです。

対象となる車種はムラーノとエルグランドとなり、エルグランドのなかでも以下の車種が対象となります。

スクロールできます
メーカー名型 式通称名リコール対象車の車台番号の範囲
及び製作期間
リコール対象車
の台数
日産DBA-TE52エルグランドTE52-000022~TE52-077735
平成22年6月29日~平成27年2月25日
43,439
日産DBA-TNE52エルグランドTNE52-000009~TNE52-041756
平成22年7月23日~平成27年2月25日
9,649
日産DBA-PE52エルグランドPE52-000010~PE52-052618
平成22年6月28日~平成27年7月23日
12,083
日産DBA-PNE52エルグランドPNE52-000016~PNE52-041027
平成22年6月29日~平成27年2月25日
6,697

リコール対象車種において、ABSアクチュエータを内部洗浄した後に作動確認を実施、引掛りがある場合は対策品に交換する措置が取られています。

また、全車両において亜鉛メッキの腐食抑制効果があるブレーキ液に交換すると同時に、ブレーキ液の種類を刻印したリザーバーキャップへの交換、ブレーキ液の種類を記載した取扱説明書に変更されています。

上記リコールは、令和元年5月23日に申し入れられたばかりであり、2023年現在でも修理対応してもらうことが可能です。

実は、これ以外にもブレーキマスターシリンダーのピストン部のシール形状の不備によって、ブレーキペダルを踏むとシールがめくれてしまう不具合が発生する場合があります。

シール部がめくれてしまうと、ブレーキ液が漏れてしまい警告灯が点灯、そしてブレーキ制動力が低下してしまうリスクがあります。

対象車種は、2014年10月1日から2017年2月15日に製作された車両が対象です。

ブレーキパッド自体の交換は1箇所15,000円程度ですが、ブレーキシステム自体の交換となる場合はより高い費用を負担しなければなりません。

ブレーキの不具合については、リコール対象車種であるか、リコールにより修理済みか、そして試乗してブレーキの効き具合をチェックすることが重要です。

ミッションの不具合で加速しない

E52型エルグランドでは、トランスミッションの故障に起因する変速不良や変速時のショックなどの不具合が発生する場合があります。

ミッションの故障により、加速時のギア制御がうまくできなくなり、変速時にショックが発生することで乗り心地の悪化を招きます。

エルグランドではCVTを搭載していますが、クラッチ板の損傷によりCVT内部に汚れが発生して、動作不良を招く場合が多いです。

また、CVTの制御コンピュータのプログラム誤動作によってもミッション異常を誘発してしまいます。

単純に、プログラムの誤操作だけであれば書き換え処置により数千円程度で修理可能です。

一方で、CVT自体が故障してしまっている場合、ユニットの交換が必要になる場合があり、50万円程度の費用がかかってしまいます。

ミッションの不具合については、購入する際に試乗してスムーズにチェンジするか、ショックが発生しないかなどを確認してください。                                                              

パワステのオイル漏れ

E52型エルグランドは大型ミニバンであるが故に、重量がある車両となります。

ただし、パワステのおかげもあって軽いハンドリングで運転できる点が魅力的です。

一方で、E52型エルグランドではパワステの動作不良を引き起こすケースが稀にあり、ハンドルが突然のように重くなる症状が見られます。

また、カーブを走行中にパワステが利かなくなったり、ひどい場合はまっすぐ走行している際にハンドルが左に取られて操作できなくなるなどの異常も発生しがちです。

ハンドル操作は安全運転をする上で非常に重要な要素であり、パワステの不具合を抱えたままの運転は危険です。

パワステの不具合を招く要因として、ギアボックスの故障かオイル漏れが考えられます。

オイル漏れであれば修理費用は5,000円弱ですが、ギアボックスの交換を伴う場合は10万円程度かかる場合もあります。

パワステの不具合については、「ハンドルを切った際に異音がしないかどうか?」「試乗してカーブなどで問題なくパワステが利いているか?」をよくチェックしてください。

アイドリングが不安定・振動

E52型エルグランドでは、アイドリング時の不具合も頻発しています。

アイドリング時に動作が不安定になったり、振動が大きくなったりする傾向があります。

ほかにも、セルスターターによってエンジンを駆動させようとしても、エンジンがかからず始動できないトラブルも発生しがちです。

アイドリングの不具合については、O2センサーの不具合、触媒の不具合、スロットルボディーの汚れに起因することが多いです。

もし、O2センサーの交換だけであれば2万円程度で対応できますが、触媒の修理は6万円程度もかかってしまいます。

スロットルボディーの汚れは、10万キロ前後走った車であれば清掃が必要なケースもあり、1万円前後の工賃となります。

不具合を見抜くためには、エンジンの始動や、試乗してアイドリング状態で動作確認をしっかりとおこなってください。

エアコンの故障

快適にドライブを楽しむためには、エアコンは欠かせないものです。

ただし、E52型エルグランドではエアコンの故障事例があります。

右リアタイヤ後方のエアコン管の腐食によるガス漏れが発生し、エアコン本来の性能を発揮できない不具合が稀に発生します。

特に、下回りが錆びているような腐食車において、同様の異常が発生するケースが多いです。

配管の腐食によるエアコンの故障の場合、配管の交換作業が必要となり10万円程度の費用がかかります。

中古車を購入する際には、特に足回りにおいて錆が発生していないか、きちんとエアコンは効いているかどうかをよくチェックしましょう。                     

パワースライドドアの不具合

52型エルグランドは大型ミニバンであるため、スライドドアも相当な重量があります。

子どもがスライドさせて開閉するのには若干力が要るので、開け閉めに苦労するケースもあるのです。

そこで、パワースライドドアに対応しており簡単に開閉できる仕組みが採用されています。

非常に便利な仕組みである反面、52型エルグランドではパワースライドドアにおける不具合も散見されています。

ドアノブを引いても開かない、スライドドアの開閉がそもそもできない、途中で止まる、異音がするなどの不具合が発生する可能性があり、手動で開閉しなければなりません。

実は、パワースライドドアは見た目以上に精密な部品で構成されており、以外と故障しやすい部位です。

また、モーターなどの部品は経年劣化するため、長年使用していると故障する可能性があります。

特に多いのは、ボタンを押したりドアノブをしっかり引けば開くものの、ドアノブを一瞬引いただけでは開かない不具合です。

これは、ゴム部品であるドアモールの摩耗によって、ドアノブを引いた時の初動が弱くなり機械側が感知しないことが原因で発生します。

建てつけ調整だけで直りますが、エルグランドE52型ではこの症状が発生することが多いです。

他にはリリースアクチュエータの故障であれば5万円程度で修理できますが、モーターの交換が必要な場合は10万円程度かかってしまいます。

パワースライドドアの故障がないかについては、実際に動作させてみて異常がないかをよく確認してください。

ダッシュボードのヒビ割れ

エルグランドでは、ダッシュボードのヒビ割れ事例も聞かれます。

多くが、助手席側ダッシュボードのエアバッグ部分からクラックが入るケースや、カバートリムの亀裂などが多いです。

ダッシュボードが簡単に割れてしまう場合もあり、見た目だけでなく危険性を伴う場合もあります。

なお、不具合事例が多いもののリコールの対象とはなっておらず、経年劣化と判断されるケースが多いです。

中古車を購入する際には、ダッシュボードのヒビがどのような状態なのかをよく確認してください。

状態の良い52型エルグランドの選び方

中古車で52型エルグランドを探す場合、先に紹介したような不具合を抱えた車両である可能性があります。

そこで、少しでも状態のよい52型エルグランドを探す場合、購入時に以下のような観点で探すとよいでしょう

各選び方について、詳しく解説します。

専門店で購入

自動車を購入する場合、正規ディーラー以外にもさまざまな販売店が存在します。

そのなかで、ミニバンを専門的に取り扱っている販売店も多いです。

ミニバン専門店の場合、一般的な販売店と異なりさまざまなノウハウを持ち合わせています。

より上質な車両を仕入れるため、厳しいチェックをおこなって厳選した車両のみを仕入れている場合が多いです。

また、専門知識に長けていることから、「先に紹介したような不具合が発生していないかどうか」を確認した車両の取り扱いや、「不具合に対する効果的な対処方法」を熟知している可能性が高いです。

他にも、同車種同士で比較ができるため、より希望に合った1台を見つけることが出来ます。

よって、ミニバン専門店で取り扱っている52型エルグランドを購入すれば、良いコンディションの車両を入手できる可能性が高まります。

専門店の重要性や、通常の販売店との違いについては下記の記事を参考にしてください。

試乗をする

中古車を購入する際、外観上の傷やへこみの有無はしっかり確認するケースが多いですが、実際に試乗して状態を確認することは少ないです。

しかし、中古車購入において試乗の重要性はかなり高いです。

現状販売だけでなく、最低限の車検整備のみをして納車するような販売店だと、故障個所を抱えたまま納車される場合があります。

また、しっかり整備する販売店でも、「車検整備以外の部分でどこまでを修理するのか?」は販売店ごとに違ってくるので、その確認を踏まえて試乗や現車チェックで気になるところは聞いておくべきです。

よって、しっかりと試乗した上で不具合の発生有無をよく確認してください

また、走行時のチェックだけでなく停車した状態での異音の有無や、パワースライドドアの動作などもよく確認しましょう。

試乗の重要性やチェックポイントについては下記の記事で詳しく解説しています。

鑑定書付きの車を買う

鑑定書

中古車の場合、販売店によってコンディションの評価方法が異なる問題点があります。

例えば、「状態がよい」となっている車両があった場合、「よい」の基準が明確になっていないため、外観上に傷へこみがいくつかみられる車両、修復歴に該当しないダメージがある車両、内外装は綺麗でも下回りにサビ腐食がある車両などでも、「よい状態」として販売されている場合があります。

その場合、品質基準が販売店独自の基準であるのが問題です。

よって、実際に自分の目で判断して確認したいところですが、素人が見ても良し悪しを見抜けません。

また、遠方の店舗で購入する際には実際に車両をチェックできない場合があり、提供された情報でのみ判断を強いられます。

そこで、第三者機関が客観的に中古車の状態を鑑定し、その結果となる鑑定書が付いた中古車を購入することをおすすめします。

鑑定書は、主にJAAAやJAAI、AISといった査定協会が発行しており、より正確な車両のコンディションをチェックしたい場合に最適な方法です。

鑑定書付きの中古車を選ぶことで、修復歴の有無や事故歴だけでなく、走行距離の改ざんがないこと、内外装の綺麗さに対する評価、機関面の不具合がないかどうか、下回りのサビ腐食の状態、その他気になる部分まで、評価が入りますので、販売店ごとの差がない中立な立場で評価された中古車を選ぶことが出来ます。

しっかりとした修理保証付きのお店を選ぶ

中古車を購入する場合、修理保証が備わっていないとデメリットが多くあります。

そのため、もし購入してすぐ故障してしまった場合でも、修理費を負担しなければなりません。

中古車購入時には、手厚い修理保証が付帯している販売店で購入するのを強くおすすめします。

修理保証とは、特定の故障や一定額までの故障に対して無料修理の対応をしてもらうことが可能な保証です。

購入したエルグランドに修理保証がついていると、万が一購入後に故障した場合でも保証してもらえるので安心ですよね。

中古車保証については下記の記事で詳しく解説しています。

52型エルグランドのよくある質問

ここでは、52型エルグランドでよくある質問について解説します。

しっかりと内容を把握して、52型エルグランドを選ぶ際の参考としてください。

何万キロ乗れる?20万キロは?

エルグランドに限らず、一概に走行距離だけで自動車のコンディションを図ることはできません。どのような走行をおこなっているのか、そしてメンテナンスを適切に実施しているのかなどによって、自動車の寿命は異なります。しっかりメンテナンスされているエルグランドであれば、20万キロ以上走行していても十分乗り続けることが可能です。

52型エルグランドってどんな車なの?

ラグジュアリー感の強い内外装で、ファミリー層にとても人気のミニバンです。52型エルグランドの13個の魅力を下記の記事で解説しています。

52型エルグランドをお探しの方は無料相談をお試しください

52型エルグランドは、ロングセラーモデルとして人気が高い車種です。

個体数も多く存在しますが、しっかりと車両の状態を見極めて購入する必要があります。

ミニバン専門店であるラインアップでは、52型エルグランドも豊富に扱っている車種の1台となっていますので、購入を検討されている方はお気軽に無料相談をご利用ください。

車両の確認はもちろん、試乗やご希望のグレードやお色などをお探しすることも可能です。

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