20型ヴェルファイアの欠点とは?購入前に注意するべき弱点や故障箇所をプロが解説

20型ヴェルファイアの欠点とは?購入前に注意するべき弱点や故障箇所をプロが解説

みなさんこんにちは!埼玉県にある「ミニバン専門店ラインアップ」代表の菊池です。

20型ヴェルファイアは、ミニバンの中でも高い人気を誇る車種です。

高級感のある見た目やファミリーカーとしての利便性の高さから、発売から8~9年ほどたった今でも色褪せません。

しかし、購入するにあたって故障や弱点が気になる人もいるのではないでしょうか。

そんな悩みを抱えている人のために、この記事では20型ヴェルファイアを購入する前に知っておきたい弱点や故障個所の事例をまとめました。

あわせて、おすすめの購入方法やよくある疑問についても解説しています。

20型ヴェルファイアの購入を考えている人は、ぜひ参考にしてください。

そもそも、ヴェルファイアってどんな車なのか特徴が知りたい方は下記の記事で詳しく解説しています。

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20型ヴェルファイアを購入前に知っておくべき弱点や故障箇所

20型ヴェルファイアの購入を検討しているなら、事前に弱点や故障箇所について知っておきましょう。

中古で購入する際は、これらの箇所が不調でないか確認するのも大切です。

それぞれどのような故障につながってしまうのか、詳しくみていきましょう。

2AZエンジンのオイル消費

20型ヴェルファイアは、2AZエンジンのオイルが消費されてしまうのが弱点です。

2.4リッターエンジン搭載の2AZエンジンに出されたリコールで、減速時にエンジンブレーキを多用することで発生します。

ブレーキを踏まずにエンジンブレーキで減速すると、エンジンオイルが負圧で燃焼室まで吸い上げられてオイルが燃焼するため注意しましょう。

修理については、新車登録から9年以内であれば費用が掛かりません。

購入時は対策済みのエンジンか、オイルゲージに問題ないかを確認しましょう。

そのうえで保証付きの車を購入すれば、何かトラブルが起きた際も安心です。

CVTの不具合で加速しない

20型ヴェルファイアの中には、CVTの不具合で加速しない・しづらいものがあります。

そこまで頻繁に故障するものではありませんが、不具合が発生していると、アクセルを踏んでも加速しません。

そのほか、振動や異音がひどくなってしまうのも症状としてあげられます。

修理する際は故障の度合いにもよりますが、工賃だけで5~10万円以上かかることが多いです。

そのほかにCVTの本体費用が掛かるため、総額で30万円~が相場となります。

CVTの不具合に遭遇しないためにも、購入前にしっかり試乗しておきましょう。

試乗時に音や加速不足を感じるなら、購入は見送ったほうが無難です。

また、保証付きの車を選んでおけば、万が一故障してしまっても対応してもらえます。

パールホワイトの外装色ハゲ

平成20年から平成27年に生産された20型ヴェルファイアの一部では、カラー番号070の「ホワイトパールクリスタルシャイン」の外装職に色ハゲが確認されています。

塗料の濃度が低かったりや膜厚が薄かったりする場合に発生し、日光や雨の影響で色ハゲが発生してしまうようです。

万が一色ハゲが発覚した場合、新車登録から10年以内であれば再塗装時の費用は掛かりません。

ただし、再塗装してもらえるのはボディのみで、パンパー・ドアミラーなどは対象外です。

20型ヴェルファイアを購入する際は、クリアハゲや塗装のひび割れなどがないことを確認しましょう。

パワースライドドアの故障

20型ヴェルファイアの一部車両では、パワースライドドアに関連する故障が確認されています。

ドアが開かない・閉まらないといった不具合はもちろん、動いている際に異音が発生することもあるようです。

パワースライドドアの故障は、ドアのレールに汚れやゴミが詰まっていたりグリースが切れてしまったりしていることが関係しています。

挟み込み防止センサーが動作してしまうため、開閉の途中でパワースライドドアに不具合が起こります。

パワースライドドアの故障時の修理代は、6万円前後が相場です。

購入前にスムーズに開閉するかの動作チェックをし、万が一に備えて保証付きの車を選びましょう。

オルタネーターの故障

オルタネーターとは、車のエンジンと連動して電力を生み出す機械です。

エアコンやカーステレオ、パワーウィンドウなどを動作させるのに利用され、オルタネーターがなければ電装系は一切動きません。

20型ヴェルファイアでは、オルタネーターが放電されてしまう故障が報告されています。

放電されてしまえば当然電装系は利用できず、車を動かすのに大きな支障が生まれてしまうでしょう。

修理代も高額で、5~10万円程度の費用が必要です。

購入前の確認でエンジン始動時の異音がないか、バッテリー警告灯が点灯していないかなどを確認すれば、ある程度の状態は把握できます。

また、仮に故障しても対応してもらえるように、保証付きの車を選ぶようにしましょう。

4WDのシステム故障

20型ヴェルファイアの一部で、4WDのシステム故障が発生することがあります。

仮に故障してしまった際は2WDでの走行となり、走行中の感覚がかなり変わってくるでしょう。

特に雪国の場合、滑りやすくなってしまう点にも注意が必要です。

システム故障が発生した際は、すぐにディーラーへ持ち込みましょう。

そのまま走行していると危険が伴いますし、仮に故障しても保証が付いていることがほとんどです。

なお、修理代の目安は30万円~となっています。

20型ヴェルファイアを購入するなら

20型のヴェルファイアを購入する方法として、以下の3つが代表的です。

各購入方法の特徴をチェックして、自分に合った方法を見つけてください。

専門店で購入

ミニバン専門店

しっかりとした知識を持ったスタッフに相談したい人は、専門店での購入がおすすめです。

全国各地にヴェルファイア専門店やミニバン専門店などがあり、比較したうえで購入を進められます。

特にヴェルファイアの取扱数が多ければ、車両ごとの違いなども解説してもらえるでしょう。

また、ヴェルファイアの弱い箇所を知っているため、注意して仕入れられるのもメリットです。

とにかく安心してヴェルファイアを購入したい人は、専門店での購入を進めましょう。

中古車を購入するなら専門店がおすすめな理由は下記の記事で詳しく解説しています。

鑑定書付きの車を購入

ヴェルファイアの状態をはっきりと知りたいなら、鑑定書付きの車を購入するのがおすすめです。

鑑定書付きであればプロの査定士がしっかりチェックしています。

また、第三者の目線からのチェックになるため、車両の状態に嘘偽りがありません。

販売店からの話だけで心配な人は、鑑定書の付いている車を選ぶようにしてみましょう。

保証付きの車を購入(補償範囲に注意)

保証付きの車を選ぶのも、20型ヴェルファイアを購入する際に大切なポイントです。

購入時に状態が良かったとしても、納車後に故障してしまう可能性は十分考えられます。

そのため、きちんと保証が付いている販売店を選ぶようにしましょう。

また、保証付きの場合はどこまで対応してもらえるかも確認しておくべきです。

保証が付いていても、修理範囲が狭かったり限定的だったりすると、恩恵を受けられません

中古車の保証については下記の関連記事でチェックできます。

20型ヴェルファイアについての質問

20型ヴェルファイアについての質問として、以下の2つを見ていきましょう。

ヴェルファイアの購入を考えているなら、あらかじめ解消しておきたい疑問ばかりです。

走行距離の限界はどれくらい?

一般的な走行距離の限界は10万キロが目安といわれていますが、きちんとメンテナンスすれば15万キロ、20万キロでも十分走行できます。

タクシーであれば、走行距離が20万キロ~30万キロになっていることは多いです。

走行距離ではなく、いかにメンテナンスできているか・負担を掛けていないかが重要なことを覚えておきましょう。

耐久性はどう?車の寿命はどれくらいなの?

車の耐久性は、基本的に低いものではありません。

ワイパーやウォッシャー液などの消耗品は、数万キロ単位や数か月単位での交換が必要です。

対してエンジンをはじめとする重要機関は、よほどのことがなければ故障しません。

加えて、車の動作に関わる部分は、保証期間が長く設定されています。

どうしても耐久性が気になるなら、鑑定書付きの車両を選ぶと安心です。

ラインアップなら全車鑑定書付&全国保証対応

今回は20型ヴェルファイアの欠点や故障事例、購入前の注意点を解説しました。

総合的に見て、20型ヴェルファイアは非常に人気の車種です。

しかしその反面、リコール対象の事例が起きていたり、さまざまな故障が発生したりしています。

そのため、車両選びは非常に重要なポイントです。

もし車両選びに悩んでいるのであれば、ぜひ一度弊社ラインアップにご相談ください。

埼玉のミニバン中古車専門店として、豊富にヴェルファイアを取り扱っています。

また、仕入れについても慎重に実施し、お渡しする車は全社鑑定書付きです。

全国どこでも修理保証を設けており、安心してご購入頂けるお手伝いをいたします。

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